今回はネットで流行ったネットミーム集まとめ、ということでこれから流行りそうなやつも含めて、昔流行ったやつや今現在使われているやつも紹介していきます。
このシリーズ38回目ということで、149番目から152番目までのネタ紹介です。
他記事でも述べていますが、今(2024年2月現在)でも使われているミームを中心に紹介しているので、過去に流行ったけど今は使われなくなったタイプのものは省いていますのでご了承ください。
ネットミームその149:何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!
「いかにも言ってそうなのに原作にない台詞」に与える『マリーアントワネットスラング賞』を創設したい。
過去受賞作
「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ」
「ふしだらな母と笑いなさい」
「シャミ子が悪いんだよ」
New「あんたはここでふゆと死ぬのよ」— かかし朝浩@自称漫画家 (@kakashiasa) September 25, 2020
元ネタは『ONE PIECE』に見せかけた、同じ週刊少年ジャンプで連載していた『ツギハギ漂流作家』です。
これは勘違いしている人が本当に多いのですが、『ONE PIECE』が元ネタではありません。
ルフィがいかにも言ってそうですが、ルフィの台詞ではないのです(似たようなことはいっているかもしれませんが・・・)。
漫画のシーンとしては、主人公の吉備真備が犬が嫌いか猫が嫌いかで本気で殺し合いをしている村人たちに向かって吐いた台詞となっています。
しかし、この台詞を使った主人公がどことなくルフィに似ていること、そして原作の知名度がなさ過ぎることと、さらにこの台詞を言ったコマが非常にルフィに似ていることが相まってTwitter(X)などでルフィの名言として広まってしまいました。
一部の人はわかっていて間違った情報拡散のためにやったらしいですが・・・。
さらにたちの悪いことに2014年3月19日にバンダイナムコゲームスより発売された『Jスターズビクトリーバーサス』でなぜかルフィの台詞として収録されています。
そしてギャラリーモードで聞けるという大珍事が発生しており、このタイミングでまたしてもブームとなり、しっかりとミーム化しました(アップデートで消したらしいが・・)。
2024年2月現在でもこの台詞がちらほら使われていますが、まるでONE PIECEの台詞のように使っている方が多数なので、元ネタについては間違えないようにしましょう。
ネットミームその150:こ、これは…青酸カリ!!
くん活の時の目がガチ。
「こ、これは…青酸カリ!」 pic.twitter.com/WMpbcRoGWd
— ☁️☁️てんてんの毎日☁☁️ (@Yeti_tenten) June 4, 2023
元ネタは『名探偵コナン』のコラ画像です。
漫画の中でコナンは青酸カリをなめていません(普通に危ないから絶対NG)。
これは本当に元ネタを知らずに間違って覚えている人がめちゃくちゃ多いので、コラ画像が元ネタというのは覚えておいた方がいいです。
元ネタとなったシーンは、コミックス7巻に登場する『ピアノソナタ『月光』殺人事件』で、そこで白い粉をなめて麻薬と判断するシーンがあります。
実際に、昔は軽くなめて粉の種類を簡単にチェックするという方法があったという情報もあり、特徴的な味がしないことで麻薬と判断できたという情報もありました。
あくまでも漫画の中でなめたのは白い粉であり『麻薬』です。
このシーンが抜き取られ、台詞の部分を『青酸カリ』にしたものが爆発的に広まって、古くからのインターネットミームになってしまいました。
ちなみに、アニメ版だとなめていません(コンプライアンス的にキツかったのかな?)。
2024年現在では使いどころが難しいため高頻度で既出するわけではないのですが、ちらほら出てくるのは間違いないので覚えておきましょう。
青酸カリというワードに過敏に反応する人は、コナンネタを知っている人と考えてOKです。
ネットミームその151:ほー いいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので
こういうのでいいんだよ、こういうので。
#現場猫 pic.twitter.com/aSxg6UYp17
— からあげのるつぼ (@karaage_rutsubo) November 9, 2023
元ネタは漫画の『孤独のグルメ』第12話です。
シーンとしては昼食で頼んだハンバーグ・ランチのメニューがご飯と汁物だったので、これを見た主人公の井之頭五郎は心の中で『ほー いいじゃないか。こういうのでいいんだよ。こういうので』と思ったという流れになります。
使い方もこのシーンとほとんど同じで、そう思った何かに遭遇したら文字や写真付きでアップするという形ですね。
ただし『ほー いいじゃないか』の部分は省いて、『こういうのでいいんだよ こういうので』で使っている人も多いです。
彼は食事に関してはしゃべらずに何かを思うことが多いので、その流れの一つと考えてください(ドラマを見たことがある人なら絶対わかりやすい)。
ただし、お店の中は険悪で店主の怒鳴りが続いた結果、五郎が店主に怒りを表し伝説の「モノを食べるときはね(以下略)独りで静かで豊かで……」といったシーンにつながります。
ファンなら一連の流れで覚えている人も多いでしょう。
その後店主と揉めてアームロックを披露することになり、『それ以上いけない』につながります。
今でも頻繁に使われるインターネットミームでもあるのですが、そもそも意識しなくても出てくる可能性の高い言葉なので、元ネタ関係なく使っている人もいる可能性の高い言葉です。
なので、誰彼かまわず『孤独のグルメ』ネタと突っ込まない方がいいでしょう。
ネットミームその152:現場猫
夜中科学電話相談 pic.twitter.com/tanTFmNuGK
— くまみね (@kumamine) August 25, 2016
元ネタは上記に載せたツイートです。
この画像にある猫がスタートと言われております。
最初は画像にあるように猫が受話器をとって対応するというシーンだったのですが、その後電話をかける猫の画像が投稿され、最初は“電話猫”と呼ばれるようになったのです。
その後、電話猫のコラ画像が大量発生するようになり、その結果危険物を取り扱う猫まで登場するようになり、最終的に“現場猫”が爆誕します。
スタートの”電話猫”から魔改造をネット民がし続けた結果誕生したのが“現場猫”なのです。
あくまでも現場で働く猫なので、指差呼称(ヨシ!)で事故や災害予防対策をしている姿も非常によく見ます。
ただし、これもブラックジョークで全くもって良くない状態のものに向かって『ヨシ!』しているシーンが大量にコラ画像で作られ、めちゃくちゃネタにされまくりました。
その結果、2018年頃からイラスト投稿が広がり、そこから投稿する人も増えて一気にインターネットミームになります。
ちなみに、インターネットミームになって知名度が爆上がりした結果、『ジェネリック現場猫(後発・逆輸入)』でショップアイテム化していたりします。
参考資料
まとめ
今回はネットミーム集ということで、今も使われている物やこれから流行りそうなやつまで含めていろいろとまとめました。
いろいろと驚くべき事が判明したかもしれない今回の内容でした。
特に『何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!』と『こ、これは…青酸カリ!!』はマジで間違えている人がいるので注意してください。
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