今回はシリーズものの28番目ということで、これからも使われるであろうネットミームを紹介していきましょう。
昔と比べると使われる頻度は少なくなったけど、それでも使っている人がいるというものも紹介しているので範囲はとてつもなく広いです。
正直、全てをカバーするのは不可能なレベルでものすごい数が存在しているので、その中からある程度由来や意味がはっきりしているものを選んでいきます。
また、今回はパート28なので109番目から112番目までのご紹介です。
ネットミームその109:美しい・・・これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう
美しい…これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう pic.twitter.com/xKDVY2AA56
— 球体X (@Kyutai_X) October 1, 2021
元ネタは海外でも圧倒的な大ヒットになって海外ミームを量産しまくっている『進撃の巨人』です。
こちらのアニメや漫画は人気がありますが、面白すぎるシーンがありすぎるのでいろいろとミームになっているシーンが多いのです。
この『美しい・・・これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう』は、進撃の巨人の登場人物『ダリス・ザックレー』の台詞であり、立場としては駐屯兵団・憲兵団・調査兵団の三兵団の全権を握る総統というとんでもない地位にいる人物になります。
初登場は第5巻19話のエレン・イェーガーの処遇を巡る審議所での兵法会議でそのときはまともな人物に見えたのですが、実はとんでもない人物であり生涯をかけてクーデターの機を狙って成功させてしまった人物でもあります。
そして王政に強い嫌悪を抱いているため、王政重鎮たちへドン引きするような拷問を笑顔で実行しており、その拷問を芸術作品に見立てて出たのが『美しい・・・これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう』になります。
はっきり言ってドン引き過ぎる台詞およびシーンなのですが、インパクトはものすごかったためにこのシーンを見た人はこの台詞を脳裏にたたきつけられることになりました。
その結果、本当に美しいと思ったものに対してこの言葉がついつい出てきてしまうようになる人や、美しいとは思えないとんでも作品にこの発言をする人が度々出てくるようになったのです。
2023年現在後者はあまり見かけないので、基本的に前者に対しての発信をSNSでする時に出てくる言葉となっています。
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ネットミームその110:ふーん、〇〇じゃん
自分の絵見返してふーんいいじゃんってなったので再掲していい? pic.twitter.com/KkTkQs3mdy
— 🧸 (@enskkt) August 27, 2023
元ネタは週刊少年ジャンプで連載していた『テニスの王子様』の主人公の越前リョーマと言いたいところですが、違います。
いかにも越前リョーマが言っていそうな台詞ですが、言ってそうということで広まったコラ画像が元ネタです。
ネット上で非常に多い使われ方は『ふーん、エッチじゃん』が圧倒的に多く、そこから改変ネタとして『ふーん、〇〇じゃん』が、Twitterを中心にあちこちで見られるようになりました。
使い勝手が良くて非常に多く使われるミームになっているので、うっかり『テニスの王子様』が元ネタと言ったりしない方がいいでしょう。
一部の人達に違うとツッコミを入れられる可能性があります。
ネットミームその111:どうする?処す?処す?
「どうする兄ちゃん処す?処す?」
街で見かけた“物騒な看板”が話題に 突然の殺伐とした2文字に「えぇ……」「笑った」https://t.co/yh2Y04XKH6 pic.twitter.com/JSHb3A6qrV
— ねとらぼ (@itm_nlab) May 1, 2023
元ネタは週刊少年ジャンプの中でもかなり異彩を放っていた漫画『磯部磯兵衛物語』です。
連載期間は2013年から2017年で全16巻の本作ですが、シュールコメディとしてなかなかに面白くいくつかのミームを今でも残しています。
元ネタは徳川将軍たちが江戸市民の生活を査察しに町に繰り出した時に、主人公が一切気がつかずにひれ伏さなかったので、長男のいえやすが『アイツ……頭高くない?』と発言し、次男ひでただが「どうする『兄ちゃん処す?処す?』と発言したシーンにあります。
なかなかにインパクトがあって面白いシーンだったのですが、『処す?処す?』の響きが気に入ったとかシーンが気に入ったという人がネット上で大量発生し、イラスト付きで大喜利が発生しSNS界隈で賑わったのです。
その名残が2023年でもしっかりと残っており頻繁にこの台詞が出てきたり、イラスト付きで出てくるようになっています。
TwitterやPixivあたりを覗いてみると関連イラストが大量に出てきますよ。
ネットミームその112:やりやがった!!マジかよあの野郎ッ やりやがったッ!!
やりやがった!!
マジかよあの野郎ッ
やりやがったッ!!#4コマ#ずんどこどっかんぼん pic.twitter.com/3EhvoGjBgG— ゴードン松坂コミティア146西1J10b (@period_apos) July 7, 2023
元ネタは週間ヤングジャンプで連載していた漫画の『ゴールデンカムイ』です。
人気作品だったのでアニメ化もしました。
2023年8月時点で2500万部を突破している超人気作品なのですが、ものすごくぶっ飛んでいる存在が登場しまくる作品でもあり、一部界隈ではミーム化するようなシーンおよび発言もたくさんあります。
この『やりやがった!!マジかよあの野郎ッ やりやがったッ!!』もその1つです。
この台詞が出てきたシーンはゴールデンカムイの中でもトップクラスの変人キャラクター『姉畑支遁』の行動によって発生します。
ゴールデンカムイ108話~113話に登場した脱獄囚の1人である姉畑支遁は動物学者を自称しており、パッと身はまともな学者風を装っていますが、動物への愛は性的な意味での愛であり手当たり次第に動物を襲っては殺すという救いようのない存在でもあります。
いわゆるガチ目のサイコパスであり最後はヒグマ相手に本懐を遂げ、その姿を見た人達が「やりやがった!!マジかよあの野郎ッ やりやがったッ!!」「姉畑支遁すげぇッ」と叫んだのが元ネタとなっています。
最後はクマのケツにしがみついたまま腹上死するというとんでもないキャラクターだったのですが、インパクトがありすぎたせいかこの台詞は2023年になってもあちこちで見かける台詞となってしまいました。
まとめ
今回はネットミーム集ということで、今も使われている物やこれから流行りそうなやつまで含めていろいろとまとめました。
元ネタを知ると、関連イラストを見ると余計に笑いたくなってしまうものばかりなので、こういうノリについて行きたいという方はミームをたくさん抱えている作品の原作を見ることをかなり推奨します。
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