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2025年3月現在ギターブームをデータで解説!アコギやエレキブームに迫る!

雑学
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2025年3月にNHKで『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』という番組でギターの特集がありました。

サブタイトルが『ブーム再燃中!ギターのお金の秘密』と、ギターがブームになっているとのことです。

このブームは本当に来ているのか、売上げなどを見てチェックしてみましょう。

また、日本国内のアコギで有名な企業やエレキについても触れていきます!

今ギターブームって本当?

まずはNHKで『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』という番組で、『ブーム再燃中!ギターのお金の秘密』という回があり、「ギターがブームになっているよ!」と強く強調されているのでそれが本当かどうかを見ていきましょう。

この番組紹介の見出しにはこんなことが書いてありました。

参考資料

有吉のお金発見 突撃!カネオくん

『ここ10年で売上2倍』とか『人気アーティストの影響でギターを始める女性が増加』など気になるワードがちりばめられていますね。

なので、ここではブームが本当に来ているのかを確認すべく、まずはギターそのものの売上がどうなっているのかを見てみましょう。

ギター売上推移

結論、ギター関連の売上げが近年爆増しているのは事実と言えます。

わかりやすいのが、様々な楽器を取り扱っている日本のメーカー『ヤマハ株式会社』の中期経営計画にあった資料です。

参考資料

新たなステージに立つヤマハのギターの挑戦

こちらはギター売上収益の推移グラフで、2014年から比較しているとものすっごく伸びていることが分かります。

文面を見ると『当社のギター事業は、2023年3月期までの10年間で売上収益が約3倍に成長しました。』なんて書かれ方をしているので、売上が非常に伸びているのは間違いないでしょう。

2倍を通り越して3倍なので、誇張ではありませんでした。

ただし、この売上げは世界を含めた売上なので、国内はどうなのかがこれだけでは見えてきません。

そこでもう一つ、別の資料として経済産業省による生産動態統計から朝日新聞がグラフ化したものがあるのですが、それでも伸びていることが見えてきます。

参考資料

朝日新聞(おうち時間にギターが人気、市場も復活の兆し

この記事そのものが2021年の物なので、2020年までのデータしかありませんが、明らかに2014年頃から右肩上がりに増えていることが分かりますよね?

ただ、2007年頃の30万本越えと比べると大分落ち着いているようにも見えるので、ここ20年と考えると最高の状態とは言えないかもしれません。

それでも、日本国内で伸びている業界とは言えそうです。

売れているのはエレキ?アコギ?

結論はアコギとエレキ両方売れてます。

NHKの番組情報を見た限りはアコギとエレキが売れているようです。

個人的に「エレキは分かるけどアコギってまじ???」って感じだったのです。

こちら、国内最大手の島村楽器による2022年度下半期に販売した楽器売れ筋ランキングです。

参考資料

楽器店市場/2022年度0.6%増の1939億円で2年連続拡大

エレキは73%増加というとんでもない事が起きてます。

アコギに関しては先ほどの朝日新聞の記事にて『楽器販売大手の山野楽器によると、同社が2020年度に販売したアコギの本数は前年度比190%にのぼり、楽器の中で最も伸びが大きかった。』という記載があったので、伸びているのは間違いないでしょう。

どの年代に売れている?

そんなギターの購入はどの世代が行っているのかを見ていきましょう!

結論は、世界で見たら若い人達にきちんと売れていると言うことが分かりました!

こちらは、『ギター業界の統計と2023年のトレンド』という記事内部で、購入割合の統計を出していたので、そちらを見てもらいたいです。

参考資料

ギター業界の統計と2023年のトレンド(2023 年のギター業界の統計と動向

こちらは世界の統計となりますが、個人的に「シルバー世代が買い直してるだけじゃね??」という疑問を砕く物となっていますね。

しっかりと、若い世代が手に取って購入しているようです。

なぜアコギとエレキが売れるようになった?

次はアコギとエレキが令和に入って売れるようになった理由をみてましょう。

若い人達に売れているってことはその人達に刺さる何かがあったということです。

理由①『ぼっち・ざ・ろっく!』の影響が特大

2022年度で爆発的に話題になったアニメと言えば、やはり『ぼっち・ざ・ろっく!』でしょうね。

これはガールズバンドを題材としたアニメ・マンガ作品なんですが、想像以上に影響力があったようで若い人達がギターを始めるための原因となっています。

これは音楽業界にとっても強い後押しとなっていますね。

この影響を受けた人はエレキギターに手を付けたというパターンが多かったようです。

理由②コロナの影響が逆にプラスに働いた

あの新型コロナは私たちの生活を一変させる非常に厄介な存在でした。

結果として、巣ごもり需要として満たせる物は爆伸びし、満たせない物は一気に衰退したのです。

その需要を満たせたものの1つがギターだったようです。

特に、そういった意味でやり始めた人達は電気を使わず比較的音が小さめのアコギが好評でした。

これも理由としてはわかりやすいですね。

理由③シルバー世代が再び手を取り始めたから

今現在シルバー世代、つまり令和に入って60代に突入している人達は1960~1970年代のフォークソングブームに直撃したことがある世代です。

そういった人達は「若い頃にはギターをしてたんだよ・・・」って感じの方が多くて、定年退職した後に時間が急激に増えて再びギターを手に取ったというパターンがかなり発生しています。

その人達が退職金でギターを新調したと考えれば、売上げが伸びるのも納得ですね。

また、そういった親や祖父がいるのなら、ギターが身近にあるという環境になるので、お子さんやお孫さんが手に取りやすくなるというのもプラスに働いていると思います。

国内のアコギとエレキを扱う企業について

次は国内で有名なアコギやエレキを扱う企業を紹介します

アコギの国内企業5選!

アコギの国内企業は色々とありますが、ここではその中から選りすぎるの5件を紹介します。

・YAMAHA:静岡県磐田市に本社を置く、言わずと知れた国内最大手の国産ブランド
・K.Yairi(ヤイリギター):岐阜県可児市の工房がある『手作り』と『メイドイン・ジャパン』にこだわっている企業
・Takamine(タカミネ):岐阜県中津川に本社を構えるメーカー。長渕剛や押尾コータローといったプロミュージシャン愛用のメーカー
・Headway(ヘッドウェイ):長野県松本市にあるメーカー。愛用している人も多いが少人数のメーカーなので数が少ないと嘆きの声も
・Morris:長野県松本市のギターメーカー。『新生Morris~大量生産から、半手工品へ~』のキャッチフレーズで質の良いギターを世に送り出している

このように、岐阜県と長野県に拠点を構えているところが多いことが分かります。

エレキの国内企業5選!

こちらも5つ紹介します!
・YAMAHA:静岡県磐田市に本社を置く、言わずと知れた国内最大手の国産ブランド。アコギもエレキも両方扱う
・Ibanez(アイバニーズ):愛知県名古屋市にあるロックに適したモデルが豊富と話題のメーカー
・TOKAI(トーカイ):他社メーカーモデルのOEM生産も担当している静岡県浜松市にあるメーカー。様々なタイプのギターを用意している
・Fujigen(フジゲン):1960年設立の日本の老舗ギターメーカーで長野県松本市に拠点を置く。各有名メーカーのOEM製造実績があり、質の高い国産ギターメーカーの1つ
・SELDER(セルダー):とにかく値段が安い入門用に適したギターを扱う愛知県名古屋市に拠点を追うメーカー

まとめ

今回はギターブームが再来しているという情報があったので、それは本当だったのかを探ってみました。

・ギターブームが来ているのは本当、アコギもエレキも売上げはしっかりと伸びている

・『ぼっち・ざ・ろっく!』などのアニメやコロナの影響が大きい

今はあの頃の自粛規制がなくなったことで、自宅待機が推奨されまくっていた時に練習していた人達があっちこっちで披露できるタイミングとなっています。

そういった意味でも、日の目を浴びていると言えそうですね。

筆者:TAKAb

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