温かく桜も早い時期から咲くことが多い九州地方ですが、梅も同じように速く咲くのでしょうか。
今回は九州地方における梅の名所を有名処からランキング形式で紹介致します。
太宰府天満宮といった福岡県に名所が集まっているイメージがありますが、他県ではどのようなところがあるのかも注目です。
とりあえず太宰府天満宮といった声も確かにありますが、それ以外の梅のスポットもたくさんありますので是非とも参考にしてください。
九州の梅の開花時期は2022年はどうなっている?
結論から記載すると九州の梅の開花時期は1月下旬~2月下旬です。
ただし、九州といっても広いので鹿児島の方が開花予想時期は早く、福岡が遅くなります。
この時期のずれは気温の変化などで毎年変わりますが、だいたい1ヶ月程度はずれが発生すると考えてください。
また、桜の場合は一般的にソメイヨシノがほとんどの割合を占めているので、開花時期は地域による温度の違いだけで発生します。
しかし、梅は様々な種類が日本各地に点在しているので、その種類による開花時期の違いも発生します。
梅には遅咲きのものもあれば早咲きのものも存在しているので、種類による違いだけでも1カ月以上の開花予想時期のずれが発生するのです。
この違いは非常に大きいのでどのような梅が埋められているのか、公式サイトでの見所時期はいつに設定されているのかをチェックしてから訪れるようにしましょう。
同じ地域でも早咲きが主体のところと遅咲きが主体の所では1カ月以上見所となる時期がずれることだけは覚えておいてください。
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九州地方の梅の名所ランキング
九州エリアは福岡県が太宰府天満宮や谷川梅林など有名な梅のスポットがありますが、他の県ではどうなっているのでしょうか。
紹介される回数が多いところや梅の数などを調べて独断と偏見でランキングにしながら紹介します。
1位. 太宰府天満宮
九州エリアで梅の名所として絶対に外せないのが『太宰府天満宮』です。
福岡県に旅行に行った方で梅が目当ての方ならば確実に話題に出てくる場所であり、学問の神様として非常に有名な菅原道真公を祀る神社でもあります。
梅にスポットを当てて紹介すると、ここは約200種約6000本の梅が見られるエリアであり、白梅と紅梅による美しいグラデーションを見ることができるのです。
2月中に梅祭りが開催されることが多いので、狙って出かけられる人はその時期を狙い撃ちしましょう。
ただし、年間200万人が訪れるスポットなので、祭りの時期はとても混み合います。
参考資料
2位. 谷川梅林
谷川梅林は福岡県の南部の立花町にある梅林です。
元々梅の産地としても有名な地域なのですが、このエリアはなんと白梅を中心に約3万本もの梅が咲き誇る場所としてとても有名になっています。
その本数はまさに圧巻なので、大量の梅を見たいという方は絶対に外せないスポットです。
全国的にもこのレベルの本数を用意できるところは少ないので、まさに誇れる場所となっていると言えます。
梅で有名な地域だけあり、梅の開花時期になると梅にまつわる『夢たちばな観梅会』といったイベントが開催され、さらに祭り期間の土・日・月・火曜の昼間と限定された時間帯にワインセラーを使った『竹あかり 幻想の世界』といったイベントも開催されているのです。
参考資料
3位. 小富士梅林
こちらは福岡県糸島市にある梅林で、小富士以外に『筑後富士』や『糸島富士』という呼ばれ方をしている梅林となります。
こういった異名を持つ可也山の麓に広がっている梅林には約3000本もの梅が存在し、メジロなどの鳥もよく見られるのです。
参考資料
4位. 高傳寺(こうでんじ)
高傳寺は『高伝寺』とも記載する佐賀県のお寺で、あの鍋島家の菩提寺(ぼだいじ)として建てられた寺となります。
鍋島家は九州に住んでいる方や某歴史シミュレーションゲームをやっている方ならば、知っている人も多いでしょう。
1871年には佐賀藩最後の藩主である鍋島直大が、バラバラになっていた鍋島家の墓と龍造寺家の墓を集めたという歴史もあります。
佐賀県佐賀市中心部から約3kmほど離れた場所にあるこのお寺は、約700本あると言われている梅を春のシーズンに堪能することができます。
その中には樹齢400年以上と言われている『霊徳寿梅(れいとくじゅばい)』があり、この梅が目的で訪れる人もいるのです。
参考資料
5位.島原城
築城の名手と言われてる松倉重政が1624年に完成させた島原城には約300本の梅があり、それらの梅を天守閣をバックにしながら撮影できるスポットになっています。
明治維新のタイミングで一度解体されてしまった城なのですが、1964年に復元されて今の姿になっています。
紅梅の見ごろは1月下旬から2月中旬で、白梅は2月初旬から2月下旬となりますので、両方の梅を楽しみたい方は2月初旬から中旬に訪れましょう。
参考資料
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は九州地方における梅の見所をいくつか紹介して参りました。
やはり太宰府天満宮と谷川梅林は、九州地方における梅のスポットとして外すことはできません。
特に太宰府天満宮は福岡県の名所として非常に有名な観光スポットとなっているので、福岡県に旅行に行かれた方ならば立ち寄ったという人も非常に多いでしょう。
筆者も旅行の際には立ち寄ったことがありますが、平日でもかなりの人がいたので旅行シーズンではどれだけの人がいたのか予想もできません。
また、島原城など福岡県以外の場所でも気になる梅のスポットは色々とありますので、九州地方の梅を巡る旅でも十分に楽しめそうです。
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