赤口の日しか引っ越しできない場合の対処法は？
新しい生活のスタート、もしくは新しい人生の転機となるような中での引っ越しは、縁起が良い日取りにしたいと思われる方もおおいのではないでしょうか？
一般的に縁起が良い日として知られているのが、六曜の中では大安なので、当然予約が埋まりやすく、早めに予約しなければ、なかなか希望の日時通り取れない事もあります。
そうなると、止むを得ず別の日に引っ越すことになりますが、六曜の『赤口』に引っ越すこととなった場合、縁起が良くないともいわれております。
そこで今回は、赤口の日の引っ越しについて調べてみました。
赤口の引っ越しが良くないと言われる理由や、赤口の日に引っ越しをしなければならない場合の対処法も合わせてご紹介したいと思います。
赤口に引っ越しするのはよくない？
昔から日本では、冠婚葬祭や行事を行う時は、六曜のお日柄を気にする方が多いと言われています。
それでは、そのお日柄はどのように決めているのかといえば、六曜を元に決められています。
カレンダーに大安・友引・仏滅などと日にち毎に、書かれているのをよく見かけますが、それが『六曜』です。
特に六曜の中でも、縁起が良い『大安』と縁起が悪い『仏滅』は、よく知られています。
大安は、結婚式や結納などのお祝い事に選ばれますが、その他にも引っ越しや子供の七五三などの行事を行う場合のも、日取りをきにす人も多いです。
そのため、引っ越しでも一番縁起が良い大安、次に縁起が良い友引、次に縁起が良い先勝という順番で予約が埋まってしまいます。
その反面で、赤口は六曜の中でも、仏滅と同じくらいに縁起が悪い日とされているので、引っ越しの日には避けた方が良いと言われています。
また仏滅はゴロ合わせで、物(ブツ)滅と考えて、『全てゼロからのスタートの日』として捉え、引っ越しにより全て新しいスタートを切りたいという方もいます。
そうすると、赤口が一番避けられやすい日取りと考える方もあります。
赤口に引っ越しをするのは縁起が悪い理由は何？
赤口が六曜の中で仏滅と同じくらい縁起が悪いと言われているのは、赤口の赤という文字が血や火事を連想させる事が、一般的に縁起が悪いとされる理由です。
また『赤舌神』の指示によって、六神が6日毎に王都の門番をする際に、3番目の羅刹(ラセツ)が守護をする時は、おとなしく過ごし、結婚などのお祝い事を控えるようにされたのも理由とされます。
このような理由で、赤口は何もせずに過ごした方が良いとされています。
どうしても赤口の日の引っ越しを避けられない場合の対処法とは？
縁起を担ぐなら、引っ越し日は赤口を避けたいのですが、思うようにいかない場合もあります。
そこでどうしても赤口に引っ越しをしなければならない場合は、次の対処方法で厄払いをしましょう。
事前に新居へ荷物を運ぶ
引越し先が近場なら、事前に荷物を少しでいいので、運び入れておきましょう。
そうすれば、引っ越し業者による引っ越し日が赤口であっても、事前に運び入れた日が大安であれば、引っ越しは大安に行ったということになります。
さらにこの時に、１泊できればよりベターです。
塩を盛る
引越し先が遠く、事前に荷物を運びいれられない場合は、引っ越し当日に荷物を入れる前に、玄関両脇に盛り塩をして、お清めをおこないましょう。
赤口に引っ越しをするメリットはある？
ここまでは赤口のデメッリトばかりをご紹介いたしましたが、冠婚葬祭以外は縁起に拘らないという方も多くいます。
赤口に引っ越しをしても平気と思われる方もいらっしゃると思います。
あえて、ここでは赤口に引っ越しをする場合のメリットをご紹介したいと思います。
料金が安い
縁起が良い大安や友引は、早くから予約が埋まりやすいため、必然的に料金も割高になってしまいす。
特に最近では、引っ越し業者や人手不足の要因で、特にこの傾向が強くなってきていると思えますが、一方では赤口は引っ越しの日取りから避けられやすいため、予約が埋まりにくいことから料金が割引される事が多くあります。
しかし、シーズンの３～４月は繁忙期のため例外です。
また土日は赤口であっても予約が埋まりやすいことから、必ずしも割引されるというわけではないのですが、シーズンオフ平日の赤口は、高い確率で引っ越し業者が割り引きをしてくれると昔からいわれています。
日取りしやすい(予定が立てやすい)
大安は土日以外であっても、人気があり予約が取りにくいですが、赤口はシーズンオフの平日なら、比較的直前でも予約が取りやすいと言われています。
六曜と引っ越しの関係について
赤口と引っ越しの関係についてはわかったものの、他の六曜と引っ越しはどのようになっているのでしょうか。
そこでここでは、赤口以外の六曜と引っ越しの縁起についてご紹介します。
大安
六曜の中で最も縁起が良い日とされ、結婚や結納、七五三や車の納車なども最良の日といわれています。
友引
大安の次に縁起が良い日といわれています。ただし11～13時の間は凶となっていますので、縁起を担ぎたい場合はその時間帯を避ける必要があります。
また友引は友を引くと書くことから、、新居の隣人などに恵まれる運気があるともいわれています。
先勝
先勝とは『先ずれば勝ち』といわれており、午前中は吉、午後からは凶となっていますので、引っ越しをするなら午前中が良いとされています。なお午前中に作業を開始した分については、午後まで作業時間が掛った場合でも問題はないとされています。
先負
先勝とは逆に、午前中は凶、午後からは吉となる日なので、引っ越しをする場合は午後から作業に取り掛かるのが良いでしょう。
仏滅
仏も滅するほど縁起が悪い日として、六曜の中では凶日となっていますが、先ほども書いた通りゴロ合わせで『物滅』として捉え、物がなくなり全てがゼロからのスタートになる日と考え、引っ越しにおいては縁起が良いという考え方もあります。
まとめ
赤口は縁起が悪い日のため、縁起を担いで引っ越しをしたいという方には、お勧めできません。しかし六曜は古くからの日本の歴史的な文化でありますが、科学的な根拠はありません。
そのために、あまり気にしすぎなくてもよいでしょう。
止むを得ず赤口の日に引っ越しをしなければならない場合でも、縁起を担ぐ方法はあるので、無理に日程を変更する必要はないと思われます。
赤口は、引っ越しの予約が直前に取れたり、料金が格安になる場合もあるメリットもあります。
コメント