何事にも縁起が悪い日として最悪の六曜なのが仏滅です。
今回はこの仏滅と納車の関係性に注目しつつ、本当に縁起が悪い日なのか、仏滅を納車日として選んだ場合のメリットはどうなっているのかをご紹介いたします。
また少しでも運気を向上させるためのお祓いは、行った方がいいのかも確認して行きましょう。
仏滅を納車日として選ぶ場合のメリットとはいったい何なのでしょうか。
仏滅の日に納車は大丈夫?
結論を先に記載すると、『仏滅は六曜の中でも最も凶日であり、事故を起こさないという縁起を担ぐ必要がある納車日に設定するのはNGである』という意見が圧倒的に多いです。
この意見が100%正しいとは言えませんが、多少なりとも六曜の知識がある人ならば、仏滅を納車日に選ぶのはかなり勇気が必要となってくるでしょう。
ただし、このデメリットを跳ね返すようなメリットもそれなりに存在しているので、あえて仏滅を選ぶという人もいるのです。
仏滅の意味とは?
仏滅は六曜の中でも『万事に凶』とされる悪日であり、1日中凶とされてしまうイベント事や行事とは相性が最悪な日となっています。
漢字表記からして『仏も滅びる日』となっていますので、なんとなくイメージでも凶日と思ってしまう日といえるでしょう。
ただし、仏滅という漢字に『仏』が入っていますが、仏教とは無関係なので六曜と仏教を結びつけることはできません。
六曜は今では大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅という言葉に収まっていますが、それぞれ別の言葉から変化しているのです。
六曜とは中国の六壬時課または小六壬から伝わったものが日本の陰陽道とミックスされて変化した者であり、仏滅は『空亡』とか『虚亡』が変化したモノとなっています。
ただし、変化の過程は『空亡/虚亡』⇒『物滅』⇒『仏滅』となっているので『仏』という言葉が登場したのは最後になり、現代の『仏も滅びる日』という解釈がされ始めたのも割と新しいのです。
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仏滅の日に納車は縁起が悪い?
仏滅はとにかく縁起が悪い日となっているので、納車する場合は絶対に避けるべきであるという意見が圧倒的に多いです。
六曜をあんまり知らない方から見ても、事故を起こさないという縁起を担ぐために仏滅はなんとなく嫌と思ってしまうことでしょう。
しかし、この仏滅には特殊な考え方があり、一部の方は納車日として活用されることすらあるのです。
納車の時間帯は関係ある?
仏滅や大安以外の六曜は、時間帯で吉凶が変わりますので関係しますが、仏滅は1日中凶となっていますので関係ありません。
先勝の場合は、午前中が吉で午後は凶といった時間帯による変化があるのですが、大凶の日と大吉の日は1日中変化なしと考えられているのです。
仏滅の特殊な考え方とは?
仏滅には特殊な考え方があると記載しましたが、それは『あらゆるモノが滅びることですべてがリセットされるため、新たな物事を開始するには最適な日』という解釈になります。
車の購入も転換期や出発点として考えることができますので、この考え方の持ち主から見ると凶日ではないと言えるのでしょう。
他には『仏滅の次の日は大安になるので、仏滅の日は午前中までが大凶で午後や夕方からは運気が向上する』という考え方もあるようです。
そのため、夕方や午後ならば納車してもOKという結論に至る方もいます。
他の六曜と納車の相性は?
納車と相性よしとされている六曜は大安で、時間帯による使い分けによって吉と言えるのが先勝と先負となります。
友引は『友を轢く』という言葉を連想させるのでNGとされていますし、赤口は『赤が血液を連想させる』という事でNGとされているのです。
仏滅もNGと考えると選択肢が一気に狭まってきてしまいます。
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仏滅に納車をする時の注意点やメリットについて
仏滅に納車をする時の最大の注意点が、周りの人達に注意される可能性が非常に高いということです。
特に誰にも見られることなく一人で車を購入し、周りの人達に特に車の話をすることはないという人ならば注意点を気にする必要はありません。
しかし、家族がいるという方や親類縁者で六曜を信じている方がいるという環境なら、仏滅での納車はかなり嫌がられます。
特に家族を乗せて走るようなファミリーカーとして活用する場合は、事故が起きないようにするための験担ぎを意識している方も多いので、家族中から注意される恐れがあるのです。
仏滅を納車日として選んだ結果『自分にとっての日程ばかり気にして、家族を乗せて走るという気持ちが一切ない!』と怒られてしまっては、気持ちもだいぶ萎えてしまうでしょう。
1日でも早く納車させたかったという理由で選ぶのもわかりますが、家族の安全を考えた場合はもう少し考慮する必要があるかもしれません。
納車日に仏滅を選ぶメリットについて
納車日に仏滅を選ぶ最大のメリットは、『多くの方々が仏滅を納車日として選ぶことを避けるので、予約を非常に取りやすい』ということです。
逆に大安は験担ぎをする方にとってはかなり活用される日なので、納車の予約を確保するのも大変になってしまいます。
大人気車種の場合は、下手すると数ヶ月の待ちの可能性もあるでしょう。
こういった大安ならではのデメリットが仏滅だと一切ないので、家族も親戚も六曜を全く気にしておらず、少しでも早く購入した車を堪能したいという方々ならば、有効活用することも可能なのです。
筆者の場合、家族は六曜を全く意識しておりませんので、納車日は最短となる日をとりあえず選ぶという形になっています。
お祓いはした方がいい?
納車をした後のお祓いはいわゆる『車祓い』と呼ばれるもので、少しでも事故を起こさないための験担ぎをしたいという方にとっては、かなり馴染みのある行事となっています。
『車祓い』の最大のメリットは、『お祓いをしたから自分の車は大丈夫』という安心感を得られることなので、このメリットで心労がかなり少なくなるという人は有効活用してもらいたいです。
逆に『お守りは全く気にしたことはない』という方や、『安心感とかを気にしたことはない』という方、そして『車を新しく買ったけど運転するのはたまにだから別に心配していない』という方はお祓いに行かなくてもいいでしょう。
納車時の交通安全祈願のお祓い相場は?
基本的な祈祷料相場は5,000円程度と言われていますが、明確なルールは存在していないので3,000円から1万円とかなり幅があります。
料金が気になるという方は、自分が行く予定の神社のホームページなどで値段を確認しておきましょう。
この祈祷料相場と言われている5,000円がもったいないと感じてしまった場合は、お祓いに行かない方がいいと筆者的には思ってしまいます。
もったいないという心が先に出るということは、最初からお祓いをまったく信じていないということになりますので、たとえお守りをもらったとしても安心感はほとんど得られないでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は仏滅と納車の関係性について記載しました。
験担ぎをしたい方にとっては、仏滅と納車の関係性は最悪となっているのでおすすめできません。
家族全体が、六曜を全く意識していないのであれば仏滅でも問題ありませんが、気にしている方が一人でもいた場合は注意しましょう。
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