結婚式は今でもお日柄を意識する人は多いです。
今回はこのお日柄を決定づける要素として多くの方々がいしきすることになる六曜と、現代の結婚式の関係性を見ていきましょう。
六曜に全く興味がないとか意識していないという人は、なぜ結婚式だけ六曜を意識することになるのか、または意識しなければいけないのかを考えて行きます。
そもそも六曜の意味とは?
六曜を簡単に説明するとその日の吉凶を表す暦注の一つであり、日本で一番有名な暦注と言えます。
あまりにも有名なため、様々な風習として地域に根ざしていることもあり、一部のお仕事にも影響を与えて今でもその名残が残っているのです。
この六曜は大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6つで構成されていますが、基本的にはこの大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の順番で吉凶が定まっていると言われています。
要するに大安が大吉で仏滅が大凶ということです。
六曜は基本的には『先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口』というサイクルを6日かけて繰り返します。
ただし、旧暦の毎月1日に該当する日に決められた六曜で固定されるようになっているので、今のカレンダーを見てみると、急にこの『先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口』というサイクルが乱れるタイミングがあるのです。
今回の結婚式と六曜のお話でもポイントとなるのが、『大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の順番で吉凶が定まっている』という部分で、この考え方をどこまで結婚式に用いるのかが鍵になってきます。
そもそも結婚式はお日柄がそこまで気になるの?
これはこちらの『結婚式と六曜の関係を解説!大安や仏滅を選ぶメリット・デメリット(https://hana-yume.net/howto/wedding-rokuyo/)』を見ていただきたいです。
これを見ていただくとわかるのですが、約6割の人が結婚式のお日柄を意識しています。
ただし、このお日柄を意識する理由が人によって異なってきますので、自分たちはどういった考え方を持って気にしているのか、または気にしていないのかを考えないといけません。
六曜と結婚式の関係性について
六曜と結婚式の関係性についていきなり結論を記載すると、『縁起のいい日を選んで少しでもいい結婚式並びに結婚生活にしたいという考えの現れ』となります。
はっきり申し上げて六曜は俗信や迷信であり、その六曜を信じたからといって離婚が減ったり結婚が増えるというお話は聞いたことがありません。
昨今の若い方々を中心に六曜を全く意識していない方も多いですし、六曜を信じるくらいなら、お手頃な毎日の血液型占いや星座占いを軽く意識するという方の方が多いでしょう。
しかし、結婚というのは人生においての非常に重要なイベントであり、離婚と結婚を繰り返さない限り一度敷かない舞台でもあります。
こういった一回しか存在しないイベントを、迷信でも俗信でもいいから幸福なモノにしたいという考えの現れが六曜に直結するのです。
六曜以外にもこういったその日の吉凶を表す暦注というのは、ものすごい数があるので、縁起がいい日を選びたいという場合は、様々な暦注と結びつけて縁起のいい日を用意することができるようになっています。
しかし、あまりにも多すぎる暦注は考え方的にも難しいモノが多く、どれがどれだかわからなくなってしまう事も多々あるので、六曜のみにしぼって考える人が多くなったのでしょう。
結婚式における六曜の扱いを考える
結婚式を少しでも縁起のいい日にしたいという考え方から六曜を利用するという人が今でもいるという事がわかりました。
しかし、こういった考え方以外にも結婚式において六曜は活用法があるのです。
その活用法や六曜の活かし方を見ていきましょう。
料金を抑えられる
六曜を意識して日程を決めると料金的にお得に立ち回れることがあります。
迷信であり俗信である六曜を意識すると、なぜ結婚式が料金的に安くなるのかと言えば『今でも大安や友引といった吉日を選んで予約する人が多いから』という答えが出てきます。
結婚式場の費用は時価です。
そして、この費用は人気が集中しやすい吉日の大安や友引が高く設定されやすく、スカスカになりやすい凶日の赤口や仏滅が割引価格で設定されることがあります。
普段六曜を全く意識していないという方でも、結婚式場の予約費用が減るというメリットがあれば、魅力を感じる方も多いでしょう。
余計なトラブルを減らせる
料金的なメリットを考えると結婚式を挙げるのに不適切と言われている赤口や仏滅を採用するのが理想的ということでした。
しかし、縁起を大切にしている方や風習やしきたりを大切にしている方にとって、このように六曜をないがしろにしてしまうと怒らせる要因となってしまいます。
ご近所付き合いや親戚付き合いというのは生きている限りゼロにはなかなかできませんし、多くの方々を招く結婚式の場合はそういったお付き合いを意識しないといけないのです。
このように招待している方々の中に『六曜は何よりも優先すべき』といった考え方を持っている方がいる場合、大安や友引に開催しないと非常識な人間とみられてしまい、後に揉め事に繋がってしまうというリスクがあります。
親戚がとても多いという方や多くの方々を結婚式で招くという人は、リスクを少しでも低減させるために大安や友引を選ばないといけないでしょう。
六曜を意識することでこういったトラブル回避にもつなげることができます。
結局凶日と吉日のどちらを結婚式日にするといいの?
今までのお話をまとめると、料金的に少しでも安く結婚式を終わらせたいという方ならば凶日である赤口や仏滅を選ぶことが推奨されるが、人とのトラブルを減らしたい場合は吉日である大安や友引を選ぶことが推奨されるということでした。
このように吉日を選ぶケースでも凶日を選ぶケースでもメリットが存在しているのです。
逆に考えるとそれらのメリットはデメリットにも繋がってしまいます。
個人的にこの『凶日と吉日のどちらを結婚式日にするといいの?』に対する答えは、『身内で終わらせられるような小規模な結婚式の場合は、人とのトラブルになる確率も低めなので料金優先でも大丈夫だけど、多くの人を招く場合はトラブル回避を優先した方がいい』となってしまいます。
そこまで多くの人を招かない結婚式の場合は、招く予定の人達の六曜における考え方も簡単に確認することができますので、六曜が原因のトラブルが発生する確率は非常に低いです。
しかし、一人一人の六曜に対する考え方を確認することが困難なほどに人を招いて結婚式を開催する場合はトラブル発生確率も上がってしまいます。
そのため、どの程度の規模で結婚式を挙げるのかを考えた上で、仏滅や大安をうまく活用してもらいたいと思います。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は六曜と結婚式の関係性についてまとめました。
六曜を全く信じていない、意識していないという方でもこのように結婚式と六曜には関係性がまだまだありますので、結婚式を挙げる予定がある方は必ず意識しないといけません。
今回紹介した凶日と吉日を活用するメリットを天秤にかけて、どちらが優先されるべきなのかをあなたご自身で考えてチョイスしてください。
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