ゲーム実況配信は著作権的に大丈夫?メーカー側は規制しないの?

新型コロナウイルスの影響で外出が難しくなってしまった状況では、休日にできることも制限されてしまいます。

そんな人達にとっての楽しみとなっているコンテンツが『ゲーム実況』であり、実況者の動画を休日はひたすら見るという方も多いでしょう。

しかしこのゲーム実況は、ゲームを開発するメーカーからするとメリットとデメリットが明確に存在しているのです。

そこで、今回はこのゲーム実況におけるメーカー側のメリットとデメリットを詳しく記載して参ります。

そもそも著作権的にゲーム実況配信はOKなの?

Youtubeといった動画配信サイトで気に入った人達のゲーム実況動画を見ると、『著作権的に大丈夫?』と思ったことがあるでしょう。

結論を先に記載すると『ゲーム実況を認めている作品やメーカーならば著作権的にOKだが、認めていないゲームやシーンを配信している場合アウト』となります。

ゲーム機開発でもゲームソフト開発でも最大手となっている任天堂の場合は、ある程度の制限を設けた上でゲーム実況を認めていますので、任天堂側が発表したルールを守れば配信はOKとなります。

PS4の場合は、実況動画を投稿するときに『シェア機能』を使うことになるのですが、メーカー側にとってネタバレに繋がるシーンはこのシェア機能では放送できなくなっていたり、そもそも動画配信をしてもらいたくないソフトの場合はこのシェア機能が最初から使えなくなっているのです。

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大前提としてゲームを作った著作者に権利がある

このようなルールが存在していますが、まず大前提としてゲームはそもそも作った側に著作権があります。

著作権法第21条には『著作者は、その著作物を複製する権利を専有する(公衆送信権等)』という記載があります。

著作権法第23条1項には『著作者は、その著作物について、公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を行う権利を専有する。』という記載が明確にあるのです。

要するに『本来ならばゲーム動画をネット上でアップするという行為は、ゲーム開発をしているメーカー側にのみ存在しており、購入者はそもそもそんな権利はない』となります。

しかし、メーカー側にとっても実況者達の動画配信はメリットがあるので、ルールに基づいて配信するならばOKという状態になっているのが現状なのです。

これからもこのスタンスは変わらないと思いますので、ルールに基づいて配信している動画ならば削除されることはないでしょう。

ただし、動画配信はOKでも収益化に対してはNGを出しているメーカーもありますので、収益化している動画は消されてしまう可能性があります。

ゲーム実況のメーカー側におけるメリットとデメリットについて

ゲーム実況動画という存在がメーカーにとって、どのようなメリットとデメリットをもたらしているのか説明すると、『売れる可能性をアップすることもあれば、むしろ売れない原因になってしまうこともある』となります。

ゲーム実況動画によって販売本数が多くなることもあれば、むしろ減ってしまう可能性があるというということです。

これが非常に難しくゲーム実況とうまくかみ合うことができたゲームは、大きく販売本数を伸ばすことができるので、メーカー側にとってもとてつもなく大きなメリットとなってくれるのです。

しかし、ゲーム実況動画とは相性が悪く動画を見ただけで満足してしまうという方が多く出てしまった場合は売上本数が減ってしまうリスクが発生します。

ゲーム実況がどのように販売本数の増減につながるのか?

ゲーム実況動画におけるメーカー側のメリットとデメリットは販売本数の増減と記載しました。

具体的に、どういったプラスの側面が出ればソフトの販売本数アップに繋がり、どういったマイナスの側面が出てしまうとソフトの販売本数ダウンに繋がってしまうのかを見ていきましょう。

ゲーム実況が販売促進に繋がるケース

それでは具体的にどういったゲーム実況の側面が出れば販売促進に繋がるのかを見ていきましょう。

・知名度が低いけど面白い作品のゲーム実況

今の世の中は各種SNSを初めとした媒体で色んな人達が情報を集めていますが、そういった情報を集めるモノが大量に出てきてしまったために、広告を出す側も色々と大変です。

一昔前までは看板やテレビCMなどおきまりの宣伝方法のみで良かったのですが、様々なモノが媒体になってしまう現状では、知名度が低い作品を多方面に宣伝するのも一苦労となります。

その中で埋没してしまいがちな面白いけど知名度が低い作品を、知名度が高いゲーム実況者がプレイすることでこれが大きな販促に繋がり売上本数が劇的にアップするというケースがあるのです。

・本当に楽しそうにプレイしているゲーム実況

ゲームというのは楽しめるかどうかが本当に重要であり、どんなに優れた作品でもプレイした人達が楽しめなければ売上は減ります。

こういった楽しめるかどうかというのは重要であり、応援しているゲーム実況者が本当に楽しんでプレイしている姿を見るとこれが大きな販促に繋がることも多々あります。

・とてもうまく参考になるゲーム実況

ゲーム実況者の中にはトークスキルを売りにしている人もいれば、テクニックを売りにしている人もいます。

一部のゲームはうまく操作することで映画のヒーローのような動きができる作品もありますので、そういったプレイを見ることで『自分もこんな風に操作してみたい』という購買意欲に繋がるケースも多々あります。

ゲーム実況が販売促進に繋がりにくいorマイナスに繋がるケース

それでは具体的にどういったゲーム実況のどういった側面が出てしまうと販売促進に繋がらないのか、むしろマイナスになってしまうのかを考えて行きましょう。

・ストーリーが重要でネタバレに繋がるゲーム実況

RPGやサウンドノベルのようなストーリーが非常に重要な作品で、そのネタバレに繋がる部分までゲームプレイ動画や実況動画にアップされてしまうと販売促進に繋がらなくなってしまうことが多々あります。

ネタバレに繋がってしまうとゲーム実況を見ただけで満足してしまい、視聴者が実際にゲームを購入することなく終わってしまうというパターンも多々あります。

・謎解き要素が多いゲーム実況

一部のRPGやアドベンチャー系のゲームは謎解き要素が搭載されているのですが、こういった謎解きを次々とプレイしている動画を見ると、動画を見るだけで満足してしまい販促に繋がらなくなってしまうというケースが多々あります。

・一部のホラーゲーム実況

ホラーゲームは実際にプレイするのは嫌だけど見てみたいという層もいれば、自分の好きな実況者がどのようなリアクションをするのかを見てみたいという層もかなりいます。

そのため、一部のホラーゲームは動画再生数だけものすごく高いけど売れ行きがイマイチというケースが発生してしまうのです。

しかも、ホラーゲームにおけるびっくりする要素というのは突然現れる化け物や幽霊にありますので、実況動画を見てしまうとどこでどういった存在が出てくるのかが判明してしまいます。

最初からびっくりするシーンを知っていたら、プレイしてみても驚きは非常に小さくなってしまいますのでホラーの要素が薄れてしまうでしょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は今では多くの方々が認知されているゲーム実況について、メーカー側の視点でお話ししました。

メーカー側にとってこのゲーム実況は販促に大きく繋がることもあれば、むしろマイナスに繋がってしまうのでうまくお付き合いする必要があるのです。

個人的にはマイナーなソフトであればあるほどゲーム実況のメリットが大きくなり、有名ソフトになればなるほどメーカー側のメリットも小さくなりやすいと思ってしまいます。

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