Amazonプライム会員の方はアカウント共有などの機能を使って、家族でAmazonプライムビデオを観るという事もあるでしょう。
そんな人達にお勧めなのがPINコード設定ですが、今回はこのPINコード設定とは何か、設定する方法と解除方法についてご紹介します。
この設定は家族がいるという方で家族共有をしている方にとっては、とても重要な設定になっているので、本当に覚えていただきたい情報です。
そもそもPINコードって何?
今回の話の主役となってくるPINコードについてまずは詳しく解説します。
これは『Personal Identification Number』の略で、日本語にすると『個人識別番号』になります。
PINコードではなく『パスコード』と表現することもあるようです。
このPINコードを設定しておくことで、紛失や盗難によって第三者が設定された機器を使うのを防ぐことが出来ます。
このコードは4桁から8桁の数字が設定されているところが多いのですが、特殊文字や大文字などを含んでいる時もあるようです。
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パスワードと何が違うの?
いわゆるパスワードのように入力を求められるので、特に意識していない人でも『パスワードと何が違うの?』と疑問に思った人も多いと思います。
まずパスワードは、基本的にネットワークを通じてサーバーに届いてサーバー内部に保存されているパスワードと一致しているのかを確認して成否判定を行います。
しかし、PINコードは端末内部に保存されているPIN情報と照合することで成否判定をするのです。
つまり、PINコードにまつわる情報はネットワークには出ないという最大の特徴があります。
パソコンやスマートフォンやタブレットにおいて、それぞれの端末やSIMカードなどに関連づけられているコードがPINコードなのです。
日本でもよくあるニュースで『パスワードが流出して~』といったものがありますが、同じようにPINコードが流出することはないのです(そのパソコンのメモ帳などにPINコードを忘れないようにメモしているといった状態ならば盗まれる可能性はあるかもしれませんが・・・)。
注意点としては世間一般的にこの情報がそこまで浸透していないので、数字だけのいつものパスワードをPINコードと呼んでいるケースがあるということです。
PINコードだと思ったらパスワードだったというケースがしばしばありますので、そういった事態に遭遇したら間違ったのだと理解してあげましょう。
AmazonプライムビデオにおけるPINコード設定のやり方
それでは具体的なやり方を見ていきます。
ブラウザから設定するやり方と、アプリで設定するやり方、Fire TV stickで設定するやり方と3種類あるのでそれぞれ見ていきましょう。
ブラウザによるPINコード設定方法
①プライムビデオを開く
②右上にある⚙(歯車マーク)をクリックする
③その中にある『設定』をクリックする
④『視聴機能制限』タブを選ぶ
⑤『Prime VideoPIN』の項目でPINコードを入力して『保存』をクリック
⑥その下にある購入制限をオンにすることでPIN入力が必要な状態になる
アプリによるPINコード設定方法
①アプリを開く
②メニューの『マイアイテム』をタップする
③右上にある⚙(歯車マーク)をタップする
④『機能制限』をタップする
⑤『PrimeVideoPINを変更』という項目があるのでそれタップ
⑥Amazonにログインするための画面に飛ぶのでパスワードなどを入力する
⑦PINの設定画面になるので変更ボタンをタップする
⑧4桁の数字を入力し、『保存』をタップする
※AmazonショッピングアプリとAmazonプライムビデオアプリでは設定方法が違うので要注意、ショッピングアプリはブラウザと同じ設定になる
Fire TV stickによるPINコード設定方法
①ホーム画面で『設定』を選択
②『環境設定』を選択
③『機能制限』を選択
④PINコード設定を行う
⑤『商品購入をPINで保護』の設定項目をONにする
購入制限以外のPINコードを使った制限について
PINコード設定はいわゆるいたずらに購入されないようにするための設定以外に年齢制限を設けるためにも使えます。
いわゆる『視聴制限』という項目になるのですが、そこで年齢制限を『G』『12歳+』『15+』『18+』の4段階で設定することが出来るのです。
これはちょっとわかりにくいので一つずつ見ていきましょう。
・G⇒すべての年齢層でPINコード入力が必要になる
・12+⇒15+や18+の作品を見るときにPINコードが必要になる、小学生以下の年齢層が見るには親の許可が必要という考え方
・15+⇒18+の作品を見るときにPINコードが必要になる
・18+⇒すべてのビデオがPINなしで視聴できる
いわゆる子供とアカウント共有をしているという人は、この年齢制限を上手く活用することで18+といった作品を購入できなくすることができるということです。
また、端末事に視聴制限を設けることも出来るので、アカウント共有をしている他の人のタブレットやスマートフォンやパソコンに先ほども受けた視聴制限設定をさせることができます。
このやり方で自分のパソコンでは要求されないけど、子供の端末では要求するといった状態に出来るのです。
PINコードの設定解除について
PINコードの設定解除方法は簡単です。
先ほどの設定方法でも紹介した『購入時のPIN』の設定をオフにして、視聴制限のところを18+にしてしまえばいいのです。
これでレンタルや購入でPINコードが求められることがなくなります。
Fire TV stickでのやり方も基本的には同じで、機能制限をオフにしてしまえばPINコードを求められなくなるので設定解除と同じ状態になってくれるでしょう。
PINコードそのものはなくせないの?
そもそも設定したPINコードを求められないようにするのではなく、PINコードそのものを無くしたいという人もいるかもしれません。
しかし今の段階でのAmazonの設定では、PINコードそのものをなくすことは出来ないのです。
なので、入力が不要な状態に設定変更するしかありません。
ちなみに、そういった状態でPINコードを放置し続けると、そもそもこのコードを忘れてしまうようになる可能性があります。
しかし、今のAmazonの設定では以前使用したPINコードを入力してから新しいモノに切り替えるという設定ではなく、再設定で新しいコードを上書きするというシステムになっているので忘れてしまっても問題ないのです。
ただし、このように上書きしてしまう方法がとっても簡単なので、このやり方を子供が覚えてしまうとPINコードを突破されるようになってしまうという問題点もあります。
もし自分の端末ではPINコードを求められないように設定している状態で、PINコードを変更されてしまっても気がつかない可能性が大きいので注意しましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はAmazonプライムビデオにおけるPINコードについて色々とまとめてみました。
AmazonプライムにおけるPINコードは、家族とアカウント共有をしている人にとっては、かなり使い勝手のいいサービスとなっているので必ず設定しておいた方がいいです。
次々と作品を購入されたりレンタルされてしまうと大問題ですので、最初から購入できないように設定しておくことが重要になります。
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