引っ越しにおける常識が変わってきてるって本当?粗品や挨拶の言葉も変化した?

春になり引っ越しシーズンがまた始まりましたが、この時期になると引っ越しの挨拶をされる機会も増えることでしょう。

しかし、新型コロナウイルス感染症による日常生活の変化や時代の変化などによって、引っ越しにおける常識が変わってきてると言われているのです。

今回はこの引っ越しにまつわる変わってきた常識について、色々と調べながらまとめていきたいと思います。

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引っ越しにおける変化その1:挨拶回りについて

引っ越しにおける考え方の大きな変化が発生しているのは引っ越しをした後に昔なら必ず行っていた『挨拶回り』についてです。

この挨拶回りは昔は多くの方が引っ越しをした後は行っていましたが、今ではやらない人が圧倒的に増えてきています。

まずは、この挨拶回りが現代ではどのような考え方になっているのかを紹介します。

これは人によってかなり意見が分かれる部分でもありますので、自分がどう思っているのかも考えてもらいたいです。

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挨拶回りは今まで通りする派

昔ながらの考え方として、引っ越しをしたのなら一軒家の方は向こう正面とその両隣、そして家の両隣が必須の挨拶箇所となっているためそこに挨拶に行くことでしょう。

あとは、その地域の地主町内会長といった偉い人に挨拶に行きます。

これが集合住宅の場合は、引っ越した部屋の両隣や上下階の部屋の住人、そして管理人や大家さんにも挨拶に行きます。

いわゆる昔ながらの考え方ですが、このやり方ももちろん間違っていないので今でも重視している方は多いのです。

しかし、今のご時世ではこの挨拶をする人達がかなり減少しており、挨拶をしない人達が急増していると言われております。

筆者も実際に引っ越しシーズンを何度も体験していますが、昔と比べても圧倒的に挨拶をされる回数が減っていると感じています。

挨拶回りをしない派

昔から少数でありましたが挨拶回りをしない人はいました。

しかし、昨今の新型コロナウイルス感染症による影響や女性の社会進出などが合わさって、この挨拶回りをしない派がかなり増えているのです。

実際にこの挨拶をしない人達がどのような理由があるのかをまとめると以下のようになるでしょう。

①単純に面倒くさいからやっていないため
②その地域が頻繁に引っ越しをするので、引っ越し挨拶をするという文化がないため
③新型コロナに感染することを警戒している人が多く、東京などの人が多い場所を経由して移動してきた人は挨拶回りをするのは相手に対して迷惑と考えているため
④女性の一人暮らしの場合、挨拶回りをすると女性が一人で暮らしていることをアピールすることにも繋がってしまうために安全のためにも挨拶回りをしていないため

こういった理由があるのです。

20年前や30年前で挨拶をしない人は①と②による理由が多かったと思います。

しかし、女性の社会進出が他の国よりも遅れているとはいえ、昔と比べるとだいぶ進んでいる現代では④の理由も一気に増えてきたのです。

さらに、新型コロナウイルス感染症による騒動が全く収まっていない現代において③もだいぶ大きな理由となります。

実際に東京駅のように多くの人が行き交う場所を経由しての引っ越しになると、相手側もだいぶ警戒してしまうのは納得でしょう。

実際に千葉に引っ越しをする人がいましたが、陸路での引っ越しならば高確率で東京駅を経由することになるので、引っ越し先でかなり警戒されてしまったという報告を受けたことがあります。

こういった理由から引っ越し挨拶そのものをしない社会が形成されつつあるのです。

引っ越しにおける変化その2:粗品について

引っ越しにおける考え方が大きく変わってきている部分その2は、粗品に関する考え方です。

考え方というよりは、考えないといけない事が昔よりも色々と増えてしまっていると言うのが正しいでしょう。

結論を記載すると『アレルギーを持っている人達が昔よりも圧倒的に多くなったので、食べ物を選ぶのは止めた方がいい』という指摘が多くされるようになっています。

引っ越しそばは、そばアレルギーが直撃するのでNGとなっているのです。

他にも洗剤を選ぶことも多かったのですが、これも『匂いに好みがあるから良い香りつきタイプの洗剤だったとしても好まれないケースがあるので、出来るだけ匂いが強くないタイプを選んだ方がいい』といった指摘もあるのです。

その結果、粗品として現代推奨されているものは、匂いが薄い洗剤やよく使う日用品やもらって困らない消耗品といった類いになっていったのです。

そもそも引っ越しそばの意味とは?

一昔前は引っ越しの挨拶で隣近所に配るものと言えば『引っ越しそば』が鉄板でした。

これは江戸時代から始まった風習であり、今でも残っているやり方だったのです。

江戸時代は引っ越しをしたときに、向こう三軒両隣に配るという風習があり、当初は小豆粥などが配られていたのですがちょっと割高だったのでそばに落ち着いたとのことです。

値段の兼ね合いでそばになったとされていますが、贈り物としてのそばには『おそばに越してきました』という意味が込められていると言われています。

他にも『そばの麺のように細く長くこれからよろしくお願いします』といった意味も込められていたと言われているのです。

色々と見てみるとありがたい風習だったのですが、アレルギーのことを考えると選ばない方がいいという世の中になってしまったのはなんとも言えない寂しさを覚えます。

引っ越しにおける変化その3:挨拶で用いる言葉について

引っ越しの挨拶をする時は粗品とセットで引っ越してきた旨をお話しするのが一般的です。

しかし、どうもこの時に発する言葉についても議論になっており、一部の言葉は使わない方がいいという指摘がされています。

その言葉が『つまらないものですが』です。

今現在30代以上の方々ならば、一昔前のドラマなどで絶対に聞いたことがある言葉だと思います。

しかし、こちらの『つまらないものですがって失礼過ぎないでしょうか? – 確かに謙遜している意味で』という知恵袋の質問コーナーに書かれているように『そもそもこの言葉が失礼ではないのか』と感じている人が一定数いるようで使わない方がいいという声がかなり増えています。

引用元- Yahoo!知恵袋

つまらないものですがって失礼過ぎないでしょうか?

他にも、『つまらない物ですがという言葉を実際に、つまらない物と言葉通りに受け取って渡すときの怒られた』といったお話を聞いたこともありますので、無駄なトラブルを産んでしまう言葉になってしまっているのです。

そんな事情もありますので、この言葉は封印しましょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は引っ越しにおける常識が変わってきてることについて色々とお話ししました。

引っ越しの常識において大きく変わってきたのは、いわゆる挨拶に関する事柄全般です。

挨拶をすることそのものもですが、粗品として配るには何が最適なのか、そしてそのときに使う言葉についても大きく変わってきています。

これは知らないと面倒なことになってしまう事柄でもありますので、引っ越しの該当者になった方々は是非とも覚えてもらいたいです。

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