制服が用意されている学生にとっては決まったタイミングで行われる衣替えですが、社会人になるとある程度任意となります。
春の終わりや秋の時期が目安となっている衣替えですが、このタイミングで断捨離することも有効ですし収納するなら防虫対策も必須となります。
今回は秋の衣替えに焦点を当てて最適なタイミングと収納のコツ、防虫対策などの情報をまとめています。
秋の衣替えの最適な時期は?
学生たちの衣替えのタイミングは住んでいる地域で多少前後しますが、基本的には6月1日と10月1日となっています。
つまり、秋の衣替えの季節というお話が出た場合に多くの方が頭に浮かべるのは10月1日でしょう。
電車やバスなどの公共機関で仕事に向かっている方々ならばこのタイミングで制服が変わった学生を見ると「そんな時期が来たのか」とちょっと感慨深くなります。
ただし、北海道などの寒い地域では秋の季節の衣替えが9月15日と早くなっていますし、沖縄のような温かい場所だと11月1日とかなり遅くなっています。
要するに、温度で判断する必要があるということです。
具体的には最高気温が15~20℃になったタイミングで秋服が必要になるといわれておりますので、自分たちの住んでいる地域の週間天気予報でこの最高気温が連続して続くようになったら衣替えするといいでしょう。
このように社会人になったら日付にポイントを置くのではなく最高気温といった気候にポイントを置いて衣替えのタイミングも調整するようにしてください。
昨今の日本の気候は地球温暖化の影響なのか予想以上に一気に冷え込むこともあれば、温かさを通り越して暑さを長引かせることもありますので、例年に合わせたタイミングというのがなかなかマッチしてくれません。
自己判断が大切なのです。
スーツの場合は季節を気にすることなく着ることができるタイプもかなりありますが、毎日スーツを着用している方は衣替えのタイミングで変えることをお勧めします。
衣替えは気温がポイント!何℃になれば衣替えを意識すればいいの?
先ほど記載したように一般的な秋の衣替えの時期は10月1日で、寒い地域は9月15日、暑い地域は11月1日となっています。
ただし、これは学生に限った話なのでスーツなどを着込む必要がある社会人は自分で調節しなければいけません。
そこでポイントとなるのが最高気温です。
そこで推奨される温度についても諸説ありますが最高気温が15~20℃になったら、夏向けのスーツから秋や冬向けのスーツに変えたほうがいいでしょう。
最高気温が15℃以下にまで下がると一気に寒さを感じるようになりますし、10℃以下になるとマフラーが必要な状態になってしまいますので、本格的な衣替えは最高気温が15~20℃のタイミングで行ったほうがいいです。
ざっくりとしたタイミングの調節の仕方は下記の通りです。
- 10月1日を衣替えの一応のタイミングとする
- その時期が近付いたら天気予報をチェックする
- 週間天気予報でほとんどの日の最高気温が15~20℃となる
- 本格的な衣替えの準備をする
この流れが一般的でしょう。
衣替えで注意したいポイント
春から夏に切り替わるタイミングで行う衣替えと夏から秋に切り替わるタイミングで行う衣替えでは注意したいポイントも変わってきます。
まず秋の衣替えで絶対に注意しなければいけないのが、汗や皮脂汚れがついている衣類の汚れを徹底的に落とすことです。
夏場はとにかく汗や皮脂汚れが発生しやすくその汚れが洋服についてしまう可能性も高いので、そのまま対処せずにしまうと高確率で虫食いや黄ばみで来年は着られなくなります。
特に襟や袖などの汚れが付きやすい部位には液体洗剤の原液や部分用の洗剤などを使って徹底的に洗ってください。
また、しまう場所そのものに湿気がこもっているとカビが生える可能性も上がりますので、収納する場所もきちんと掃除しましょう。
ゴミ掃除の後に換気をすればカビも虫食いも発生しにくくなります。
そして、衣替えで登場した秋や冬向けのお洋服は長い期間しまわれていることで臭いが付いている可能性がありますので、着る前に一度洗濯するのが安全となっています。
あと、細かいことですがこのような衣替えの準備は意外と時間がかかりますので、仕事から帰ってきた後にやると終わらないことがあります。
なので、休日に行ったほうがいいでしょう。
ただし、先ほど記載したように部分洗いや洗濯も必要になりますので、洗濯物が乾きやすい晴れた日に実行するのが正解となってきます。
このように条件を並べると簡単にできないのが衣替えということがわかってきますので、衣替えのタイミングが近づいてきたのなら休みの日かつ快晴の日に多少早くても実行してしまうのが安心といえるでしょう。
9月や10月は台風シーズンでもあるので悪天候が休日に重なることもしばしばあります。
なので、晴れた休日が少なくなってしまうことも多いので、動ける日に動いたほうがいいのです。
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上手に衣服をしまう3つのポイント!
それでは衣替えで夏に使っていた衣服を上手にしまうために役立つ3つのポイントについて紹介します。
ポイント1:衣替えのタイミングで掃除する
衣替えとは言い換えると「来年の着る服を収納する行為」となりますので、しまう服は大切に扱わないといけません。
特に気を付けたいのが黄ばみや虫食いなのでこれらのトラブルが発生しないようにする必要があるでしょう。
その方法の一つがクローゼットや物置を換気して掃除することです。
掃除と換気をおろそかにするとカビが発生する確率も虫食いが発生する確率も上昇するので気を付けてください。
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ポイント2:あまり着なかった服もきちんと洗う
夏服としてあまり着なかった洋服でも長期間放置されると服が傷む可能性もありますし、カビや虫食いにやられる可能性もあります。
なので、あまり着なかった洋服でも収納するときは1度洗ってください。
もちろん、着込んだお洋服は汚れがかなりついているので部分用洗剤を使った手入れや漂白なども必須となってきます。
ポイント3:防虫剤や乾燥剤は必須
掃除や換気である程度の虫やカビは防げますが、それでも100%ではありません。
なので、カビや虫を除去するためにも乾燥剤や防虫剤を先に用意してケアする必要があります。
これを忘れる人は今ではかなり少なくなっていますが、入れ忘れてしまうこともしばしばあります。
そんな人は繰り返し使えるタイプをうまく活用してください。
衣替えの時期に断捨離!そのポイントやコツ
衣替えのように大量に衣服を入れ替えるタイミングで断捨離を実行するのもいいでしょう。
不要となったお洋服をまとめて捨てるチャンスでもあるのが衣替えなのです。
この断捨離のポイントは以下の通りです。
- 衣替えのタイミングと考えて一度衣服を全部出して何があるのかを客観的に把握する
- 自分にとってその洋服を全く覚えていないような代物はどうでもいいものと考えて「捨てるリスト」にいれる
- 昔は愛着があったけど今は使わないものやいつか使うかもと思ってずっと使っていないものも「捨てるリスト」に加える
- 必要なものだけ収納して除外されたものを捨てる。
このように意識して行動するとかなり捨てるものが出てきます。
知っておきたい防虫対策!
最もシンプルなカビや防虫対策は防虫剤と乾燥剤を使うことです。
衣替えの前に必ず購入しておきましょう。
また、衣類にくっつく虫が過ごしやすい環境というのは温度が15~25℃、湿度60%以上、繊維やタンパク質がある場所、となっていますのでそれらを意識すれば虫食いは発生しにくくなります。
いわゆる、しまう前に洗濯をし収納の時に乾燥剤を使うというのは防虫対策としては必須だったのです。
また、熱にも弱いのでしまう前にアイロンをするとほとんど死滅します。
なので、洗濯してアイロンをかけて、しまう場所は掃除と換気を行って、防虫剤と乾燥剤を使えば虫やカビにやられることはないでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は秋の衣替えについて記載しました。
衣替えのタイミングは毎年やってきますが、おろそかにすると毎年虫食いやカビにやられてしまいますので、洗濯やアイロンや掃除や換気は必ず行ってください。
それだけでも虫食いやカビはかなり防ぎやすくなります。
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