今では当たり前のように耳にするeスポーツですが、イマイチこのeスポーツに対する理解度については深まっていない印象です。
ここでは、その理解度を簡単に高められるように、そもそもeスポーツの種目とはどうなっているのかを解説いたします。
日本国内でも実際に大会が開かれているものや知名度が高いゲームを用いているものを具体例に出して見ていきましょう。
eスポーツの種目と具体的なゲーム名
それでは具体的にeスポーツの種目としてカテゴリーされているものをわかりやすく解説します。
かなり数が多いので、初めて見た人はびっくりすること間違いなしでしょう。
参考にしたサイトはこちらの『競技タイトル一覧 | 一般社団法人日本eスポーツ連合オフィシャルサイト』というページで、日本のeスポーツ連合オフィシャルサイトに記載されている競技タイトルです。
参考資料
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First Person Shooter(FPS)
いわゆる一人称視点のシューティングで、パソコンでプレーしている人を見たという人も多いでしょう。
基本的にプレイヤーキャラクターの腕とか武器のみが画面上には表示されなくて、視野も狭くなっているため、経験や反応速度そして立ち回りがとても重要なゲームとなっています。
日本のeスポーツの大会で行われているのは、『Apex Legends』や『Counter-Strike: Global Offensive(通称CS:GO)』などが該当します。
特にApex Legendsは日本のユーチュバーの方々がプレイされることがとっても多く、知名度も抜群に高いFPSタイトルとなっています。
基本プレイが無料なのも大きいでしょう。
CS:GOの方は日本では今ひとつ知名度が低いですが、世界的にはプレイヤー人口がすさまじく多い作品です。
大会賞金も1億円を超えることが多くそういった意味でも有名でしょう。
Third Person Shooter(TPS)
いわゆる3人称視点のシューティングで、こちらもFPSと一緒でeスポーツの代名詞ともされているジャンルです。
FPSやTPSを一つまとめにして、シューターというジャンルにするケースもあります。
こちらは3人称視点のシューティングなので、プレイヤーキャラクターが画面上にはっきりと表示されているのが1人称視点との大きな違いでしょう。
大会で用いられるゲームとして有名なのは、『荒野行動』や『FORTNITE』や『オーバーウォッチ』や『PUBG:BATTLEGROUNDS』などが該当します。
個人的に色々と調べた限りだと、日本国内おけるeスポーツの大会でも一番数が多いジャンルがここだと思っています。
『スプラトゥーン』も含めることができれば、日本のユーザー数は大きくなると思います。
スポーツ系(野球・サッカー・バスケット)
いわゆるスポーツゲームがカテゴリーされていますが、あれも立派な対戦ゲームとして主流なので、eスポーツ界隈では開始当初から賑わっていました。
このジャンルで有名なところは野球とサッカーとバスケットでしょう。
ゲームタイトルとしては『FIFA』シリーズや『パワプロ』シリーズ、『ウィニングイレブン』シリーズや『NBA 2K』シリーズがこのジャンルに入ってきます。
スポーツ観戦が大好きな方に人気があるゲームで、かなり興味が引かれるカテゴリーです。
格闘ゲーム
20年以上前はゲームセンターでとにかく流行っていたのが格闘ゲームです。
今では日本国内の人気がものすごい落ち込んでいますが、それでもeスポーツ全体で考えると世界レベルでやはり人気のあるカテゴリーとなっています。
有名なソフトとしては、『ストリートファイターV』や『鉄拳7』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』や『ドラゴンボールファイターズ』あたりが該当するでしょう。
日本国内で限定するとユーザー数は大乱闘スマッシュブラザーズがダントツで1位だと思います。
レーシング
いわゆる車やバイクなどを用いたレースゲームです。
これもeスポーツとしてはわかりやすいジャンルで、あまりプレイしたことがないという方でも見たことはあるか聞いたことはあると思います。
ゲームソフトとしては、『グランツーリスモSPORT』や『WRC8 FIA ワールドラリーチャンピオンシップ』あたりが該当するでしょう
昨今のレースゲームはとにかく画像の進化がすさまじく、ゲーム映像やゲーム機としての性能を遺憾なく発揮させてくれるジャンルにもなっているので、そういった意味でも注目度は高いです。
デジタルカードゲーム(DCG)
いわゆるカードを使った対戦型のゲームですが、カテゴリー的にはデジタルカードゲームと呼ばれています。
その中でも有名なのは『シャドウバース』でしょう。
昨年できた遊戯王の『マスターデュエル』もものすごい盛り上がりを見せているので、eスポーツに参入する可能性はありますが、遊戯王は現実における大会が大人気なのでeスポーツ界隈には来ないかもしれません。
他には日本ではあまり知名度が高くありませんが、『ハースストーン』や『レジェンド・オブ・ルーンテラ』などがあるため、世界レベルでも盛り上がっています。
MOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)
これは日本では全く流行していないけど海外ではものすごく流行しているジャンルで、3~5人程のチームに分かれて対戦チームを妨害しつつ、拠点破壊や占領を行い勝利するというジャンルです。
そういったバトル的なジャンルは日本では不人気なので、これからも国内では流行することはないでしょう。
世界的に有名なゲームとしては、『League of Legends』や『Dota 2』が該当しますが、国内ではほとんど流行っていません。
ポケモンでこの手のジャンルが以前スマートフォンで登場しましたが、登場した時は騒がれましたが今では静かなものです。
パズルゲーム
いわゆる『テトリス』とか『ぷよぷよ』といったパズルゲームです。
これもeスポーツ界隈では人気であり、日本国内でもかなり有名なジャンルと言えるでしょう。
今でもテトリスとかぷよぷよをプレイしてる方は多いと思います。
リアルタイムストラテジー(RTS)
こちらは日本ではマイナーに入ってしまいがちなジャンルで、対戦型のシミュレーションゲームになります。
将棋や囲碁に近いと考えるとわかりやすいでしょう。
代表的なゲームは『クラッシュ・ロワイヤル』や『スタークラフト2』などが該当します。
音ゲー
いわゆる『ダンスダンスレボリューション』や『太鼓の達人』のようなリズムや曲に合わせてアクションを行うゲームです。
現代の日本では太鼓の達人が一番の有名ソフトといえるでしょう。
その他
あとはこれらのジャンルに入れることができないちょっと特殊なジャンルが存在します。
たとえば50人程度の大勢を入れて風雲たけし状のような様々なゲームを行い人を減らしてトップを目指す『フォールガイズ』です。
また、今では超メジャーなゲームとなった『マインクラフト』においてeスポーツ向けにルールを設定して、対戦やアドベンチャーを行う競技もあるようです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は日本においても大会が開かれているeスポーツのジャンルについて詳しく解説しました。
eスポーツというジャンルで世界では流行しているけど、日本では流行していないジャンルというのが多すぎるというのがちょっと問題だと思います。
やはりTPSやFPSはジャンルとしてそこまで人気がありませんし、MOBAが全く人気が出ないというのはなかなかに根強い問題と言えるでしょう。
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