高校野球『甲子園』都道府県別優勝回数や学校別出場回数は?

データで見る高校野球『甲子園』、様々なデータから見てみよう!

野球はデータのスポーツといわれていますが、野球そのものではなくそれにまつわる数字をデータとして閲覧するだけでも面白い情報がたくさん得られます。

今回は高校野球『甲子園』の都道府県別優勝回数』や、学校別出場回数』といったワードを中心に、甲子園における様々なデータをご紹介いたします。

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都道府県別甲子園優勝回数はどうなっている?

まずはこちらの表を見て頂きたいです。

この表は『2019年までの甲子園優勝回数ランキング』で、この数字からどの県が多く優勝しているのかが簡易的にですが見えてきます。

こちらの数字を見てもらうとわかるのですが、大阪がぶっちぎりのトップとなっています。

春夏併せてなんと25回も優勝しているのです。

ここからも「甲子園に出場したらとりあえず強い県と言えば?」という質問があれば、「大阪」という回答は間違いなく正解になるといえるでしょう。

大阪には過去に優勝しまくっていたPL学園や、今もとっても強い大阪桐蔭もありますので、この2校が優勝回数を稼いでいるのです。

2位19回愛知県ですが、愛知県は東邦中京大中京が非常に強く、この2校で優勝回数をだいぶ稼いでいます。

あまり甲子園に興味がないという人でも、この2つの学校名は聞いたことがあるでしょう。

3位が2位とはかなり開きがある13回ですがそれでも十分多いと言えます。

3位は同率で兵庫県神奈川県です。

神奈川県と言えば、かの有名な松坂大輔の母校である横浜高校東海大相模がありますので、この2校がかなり頑張って優勝回数を増やしていると言えます。

兵庫県は報徳学院関西学院が優勝したことがありますが、1回優勝という高校も多くいろんな学校が優勝している県と言えるでしょう。

他にも、甲子園で強い県として紹介されることが多い東京和歌山広島愛媛も上位に入っているのがポイントです。

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逆に甲子園で優勝したことがない県はどこ?

先ほどの『2019年までの甲子園優勝回数ランキング』をもう一度紹介する形になりますが、優勝したことがないということは、このランキングに入っていない県となります。

具体的に記載すると、青森岩手秋田山形宮城福島山梨新潟富山石川滋賀鳥取島根宮崎が、優勝したことがない県となっています。

こうしてみると東北が本当に優勝していないということが良くわかってくるので、東北に住んでいる高校野球ファンはかなりダメージが大きいデータとなっているでしょう。

筆者の個人的なデータを見ての雑感なのですが、雪がたくさん降る場所や人口がそこまで多くないところがやはり優勝できていないと感じました。

しかし、東北よりも大量に雪が降る北海道では、すでに何回か優勝しているので「雪国だから練習ができなくて弱い」とは言い切れないと思います。

そのため、「東北地方が優勝できない理由は何?」といわれてもはっきりとした回答ができません。

東北地方の甲子園の歴史をいろいろと調べてみましたが、宮城県の仙台育英東北、そして青森県の光星学院、秋田県の金足農業は、準優勝しています。

準優勝は複数回経験があるという時点で、優勝までもう少しだと思ってしまうのですが、なかなか手が届かなくて歯がゆい思いをしているのも事実です。

甲子園の高校別出場回数は?

合 計
順位名 称出場勝利出場勝利出場勝利旧称など
1龍谷大平安高7510341423461平安中・平安高
2中京大中京高5813330552878中京商・中京高
3県岐阜商568728482839岐阜商・長良高
4松商学園高523916133626松本商
5天理高517423262848
6早 実506621232943
6北海高503312123821北海中
8東邦高477530561719東邦商
8広陵高477224382334広陵中
8高松商475927372022香川商
11広島商446221192343広島観音高含む
12徳島商424119202321城東高
12熊本工424621162130
12静岡高423317112522静岡中・静岡一高・静岡城内高
15松山商417616202556松山東高含まない
15東北高414219142228東北中
17仙台育英高404812122836
18福井商393317142219
19明徳義塾高385918252034明徳高
20PL学園高379620481748
20高知商376114232338
20日大三高375420271727日大三中
20智弁和歌山高376513272438和歌山中
24桐蔭高364516132032
24報徳学園高366021321528
26横浜高345816231835
27星稜高33331392024
28大体大浪商高324919321317浪華商・浪商
29高知高313418181316高知城東高
29智弁学園高313512141921
31鹿児島実28339151918
32今治西高273414141320今治中
32鳥取西高2725422323鳥取中・鳥取一中
34帝京高265114211230
34桐生高262812161412桐生中
34樟南高2628741924鹿児島商工
37常総学院高25419131628
37三重高252813161212
37鹿児島商25151211314
37作新学院高253810121527
37高岡商2512512011
42秋田商2418681810
42秋田高241051199秋田中
44下関商23291413916
44浦和学院高233210201312
44海星高(長崎県)2313521811
44米子東高231698148米子中
48向陽高2221157714海草中
48金沢高221598137
48富山商221062168
48佐賀商2217641613
52小倉高212711121015小倉中・小倉北高
52関西高21221211911
52日大山形高2115431712
52市岡高21141131011市岡中
52敦賀高211041179敦賀商
52愛工大名電高2121916125名古屋電工・名古屋電気
52東海大相模高214210231119
52鳴門高21288151313撫養中
52聖光学院高2123541619
61銚子商20398141225
61大阪桐蔭高206310261037
61慶応高2019651414慶応普通部含む。慶応二高は含まず
61八戸学院光星高20311081023光星学院高
65東洋大姫路高19337131220
65育英高19281311617育英商
65宇部商1927781219
65倉敷工19251011914
65享栄高1918111286享栄商
65滝川高191712978滝川中
65岡山東商1917861111岡山東高
65海南高1916151145海南中
65大分商1916541412大分二高・大分城崎高
65近江高1917551412
75東海大甲府高1828581320
75津久見高1824681216
77池田高1742822920
77箕島高1737924813
77浜松商1721810911
77瑞陵高171791087愛知商
77尽誠学園高1717641113
77小倉工17149688
83横浜商1625910715
83柳川高161383810柳川商
83興南高1624451219
83敦賀気比高1627713914
87静岡商152366917
87神港橘高152281676第一神港商・市立神港高
87京都外大西高151967912京都西高
87坂出商15157788
87京都学園高151446118京都商
87浜田高15942117
87日本文理高151253109
94明石高142181269明石中
94桐生第一高141754913
94関大北陽高141781067北陽高
94水戸商141445109茨城商
94八幡商14127676八幡高
94九州学院高14126587
94盛岡大付高14943106
94明桜高1485296秋田経大付高・秋田経法大付高
94高崎商14530115
94丸亀城西高1479750丸亀商
94日南学園高14145599
94関東第一高142268814
94沖縄尚学高142161487

こちらは『甲子園通算出場回数ランキング(https://office-morioka.com/h_baseball/koshien/shutsujo.html)』というサイトにある、表を引用しております。

こちらを見ると出場回数が圧倒的に多いのは、京都の龍谷大平安高校で、75回も出場していることがわかります。

2位が愛知県の中京大中京3位は岐阜県の県立岐阜商業となっております。

このランキングで上位に入っているところは、いわゆる高校野球における強豪校に分類されることが多いです。

あと最近の甲子園でものすごい強さを発揮している大阪桐蔭や過去に何度も優勝したPL学園が、ベスト10位に入っていないのがちょっと意外です。

それぞれの地方予選の出場校数はどうなっている?

こちらは第101回全国高等学校野球選手権大会における、都道府県別出場校数を出場校数の数を多い順番でまとめていった表となります。

元となるデータは朝日新聞のサイト『高校野球サイト:バーチャル高校野球 』スポーツブル(スポブル)(https://vk.sportsbull.jp/koshien/?iref=com_gnavi)から抽出しています。

これを見ると鳥取県の参加校は23校で、必要な試合数が少ないチームは4試合で優勝できるということがわかり、また愛知県神奈川県のような180校をオーバーしている県は、試合数が多いところは8試合となっています。

全国優勝することができていない東北地方は、それだけ出場校数が少ないのかと思っていましたが、優勝したことがある徳島県和歌山県と比べても出場校数は多かったので、考え方を改める必要があるかもしれません。

ただし、高校野球参加校数は16年連続で減少しているのが実状ですので、この出場校数が増えることはほぼないでしょう。

少子高齢化が加速度的に悪化しているのが現代の日本ですので、今後は出場校数の確保が課題となってくるでしょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は甲子園にまつわる様々なデータを紹介しつつ、そのデータを用いた個人的な雑感や分析を行いました。

東北エリアは準優勝はかなりあるのに優勝できないのは、個人的にも何か不運があるのかなと思ってしまいます。

2019年夏の選手権も、公立の金足農業が私立強豪校を次々と倒し、あと一歩まで進出して本当に惜しかったですが、感動された方も多かったと思います。

あれだけ準優勝しているのなら、1回ぐらい優勝してもおかしくないと考えてしまいますが、甲子園で優勝することがどれだけ大変なのかも重々承知しておりますので、東北エリアにいる地元を応援している方は気長にひたすら待つ精神力も必要になってくるでしょう。

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