海外のラーメン人気の実状と値段や知名度は?アメリカに日本の有名店も進出!

日本人にとってのソウルフードは色々とありますが、その中でもラーメンが大好きという人も多いでしょう。

そこで、今回はこのラーメンは海外でどのように受け入れられているのか、また海外のラーメン事情はどうなっているのかをご紹介いたします。

日本食が海外でトレンドになっている今日この頃、ラーメンの地位ははたしてどうなっているのでしょうか。

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海外でのラーメン人気の実状は?本当に人気ある?

日本ではラーメンの特番などがあれば、テレビで2時間以上の番組構成が作れて、ゴールデンタイムで流せるほどの人気がありますが、海外ではどうなのでしょうか。

結論を記載すると、『アメリカを中心にかなり知名度が上がっているので、昔と比べるとかなり浸透しており、今では日本にラーメンを食べに来る人もいる』というレベルになっています。

なぜ知名度が上がったの?

海外でラーメンの認知度が高まった理由は色々とありますが、そのきっかけを作ったのは、間違いなくインスタントラーメンにあります。

1950年代に日清の即席ラーメンが実は海外でも展開されており、そこから認知度が少しずつ上昇していったのです。

その後はラーメンを扱った一部の映画やアニメや漫画によって、少しずつ知名度が上昇するようになります。

しかし、爆発的な人気とはなっておらず、特に欧米では爆発的なヒットとはなっていませんでした。

国によって知名度が爆発的に広がった理由は様々ですが、アメリカでは韓国系アメリカ人のデイビッド・チャング氏が、2004年に『Momofuku』というラーメン店を、ニューヨークに開いて大ヒットしたのがキッカケです。

これでニューヨーカーに、ラーメンが大々的に受け入れられるようになり、そのブームから日本でも有名な『一風堂』や『一蘭』といったお店も、ニューヨークに出店するようになり、一気に広まっていきます。

『ラーメンの米国進出成功から学ぶ、米国で成功するブランドづくりとは?』(https://blog.ysandpartners.com/bloggers/successful-branding-in-america-case-study-ramen/

2017年のこの記事によると、『米国における店舗数は300以上にのぼり、未だ店舗数拡大の勢いは止まりません』と記載されているので、増え続けていることがわかります。

さらに面白いのが、日本食を検索するときにアメリカに住んでいる人が使うワードである『Japanese』というワードよりも、『Ramen』というワードの方がよく使われるようになったということで、知名度が上昇しているということがよくわかります。

インスタントラーメンは昔は貧乏食というイメージがあった?

非常に安価でお手頃に食べられるインスタントラーメンは、価格帯も非常に押さえ込まれているので、まとめ買いするという人も多いでしょう。

海外にも展開している日清のインスタントラーメンは、日本と同じように低価格になっているので、いわゆる庶民の味方として活躍していました。

しかし、この低価格で受け入れられるようになってしまったこと、そして日本のように、お店でラーメンを食べるという文化がなかったことが、『低価格で購入できてしまうお手頃貧乏食』というイメージを受け付けてしまいます。

日本ではインスタントラーメンが普及する前から、お店でラーメンを食べる文化があったので、ラーメンは貧乏食というイメージに繋がることはなかったのです。

今現在は、アメリカで貧乏食というイメージがだいぶ払拭されて、お店で食べるちょっとしたランチという認識になっています。

これはイメージを払拭するためのメディアを使わない『インフルエンサーマーケティング』の成功によるものなのです。

今回あなたに覚えていただきたいのは、貧乏食というイメージは払拭されており、お店で出すことも当たり前になったということです。

アメリカのラーメンはおいくら?お値段の理由も!

アメリカを中心に、海外でお店として受け入れられるようになったラーメンですが、はたしていくらなのでしょうか。

ラーメンのお店が大量に並ぶニューヨークの場合を参考にすると、なんと1杯1,500円~2,000円です。

海外のラーメンのお値段を知らないという人からすると、『高!?』と思ってしまうことでしょう。

このように高額になってしまう最大の理由は、ニューヨークの物価がめちゃくちゃ高いこと、そして人件費も取っても高いことにあります。

日本では最低賃金が約1,000円になりますが、ニューヨークだと11名以上の従業員がいるファストフードチェーンは、15ドルは払わないといけないという情報があります。

つまり1,700円程度バイト代が発生すると言うことです。

ニューヨークと東京の賃貸で物価を比較すると、東京は2ベッドルームの家賃貸料が約22万円なのに対して、ニューヨークではなんと約32万円です。

10万円も違うのです。

しかも一部の日本産小麦やスープにこだわると、空輸分の輸送費もかかってしまいますので、ラーメン一杯に必要なコストが跳ね上がるのです。

このようにニューヨークは、物価などが理由にどうしてもラーメン一杯分のお値段が高めになってしまいます。

ニューヨークでラーメンを楽しみたいという方は価格にご注意ください。

海外で人気なラーメン、不人気なラーメンは何?

これは国や地域によって異なりますし、人によっても大きく異なるのではっきりとしたことが言えません。

日本でも味噌・醤油・豚骨・塩など様々な味がそれぞれ人気があるので、何が一番好きなのかという質問があった場合、答えるのが難しいことでしょう。

海外でもその認識なのか、ラーメンの味でこれだけ出せば大正解と呼ばれるようなものは存在していないのです。

とりあえず、海外の人達にも食べられることが多いのが、味噌醤油豚骨でこの3つはやはり主流のようです。

外国の方々の情報を集めてアンケートなどを行っているサイトを見てみると、豚骨ラーメンが大好きという人もたくさんいるけど、嫌いな人も多いという結果になっているようです。

やっぱり濃い味が好きな人もいるけど、濃すぎる味はキツイという人もいるのでしょう(個人的には豚骨ラーメンが大好きですけど、筆者の友達は味が濃すぎるから嫌いと断言しており個人差が絶対あります)。

そのアンケートサイトで、一番人気かつ一番不人気が豚骨ラーメンでしたが、次点で好きなラーメンは醤油ラーメンとなっており、やはり琥珀色の透明なスープで堪能できる濃厚な味を好む人は多いのでしょう。

逆に味噌ラーメンや塩ラーメン、魚介系のラーメンが好きという声は少なめでした。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は海外におけるラーメン事情、とくにニューヨークにおけるラーメン事情を紹介しました。

ニューヨークは人件費を含めた物価が非常に高いので、それだけラーメン一杯のお値段も強烈になっています。

個人的な意見ですが、ラーメン1杯2000円はちょっと高いですね。

物価が高いため、しかたが無いと感じてしまいますが、やはり1000円前後のラーメンが一般的と思ってしまいます。

海外、特にニューヨークでラーメンを食べようとしている人はお値段に注意しましょう。

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