オリンピックのサッカー日本代表の試合を今でもはっきりと覚えている人は多いと思いますが、そんな状況下で騒がれているのが日本代表サッカーという超人気コンテンツに陰りが見えているというお話です。
今回は日本代表サッカーの人気が低迷しているという噂についてひたすら調べていきたいと思います。
本当に人気は低迷しているのでしょうか、低迷しているのならいったい原因は何なのかも検証していきましょう。
サッカー日本代表の視聴率が低下中?
2022年1月現在、インターネットの検索エンジンで『サッカー日本代表 人気低迷』と検索すると、人気低迷を危惧する声が大量に引っかかります。
その心配を表す要素として用いられるのが、本代表が行われる試合の視聴率です。
東京オリンピックの準決勝に該当した日本VSスペインの試合は、関東地区の瞬間最高視聴率が43.3%で平均視聴率が30.8%ととても高い数字をたたき出しています。
しかし、2021年9月2日に行われた日本がホームのオマーン戦では、なんと関東地区の平均視聴率が13.1%という数字だったのです。
昔の代表戦はこういった予選でも視聴率が20%を超えるのが当たり前で、一時期は30%越えも当たり前のコンテンツだったので、この15%以下という数字は非常に低いと言えるでしょう。
問題はこの視聴率ではその時間帯にやっている他のテレビ番組の視聴率に負ける危険性があると言うことです。
つまり、わざわざ高い放映権を支払って放送するメリットが非常に薄いという意味でもあります。
これは非常に危険な状況であり、日本代表サッカーにおけるスポンサー離れを加速させる危険性があるのです。
もちろん、昔と違ってサブスクが大流行している現状では、視聴率は取れないという指摘もあります。
しかし、それは様々な放送局で放映している状況で当てはまることであり、この日本代表戦は地上波が独占しているため当てはまらないでしょう。
単純に見る人が減ったのです。
何で視聴率が低下するような状況になっているの?
それではなんでこのように視聴率の低下が発生しているのか、人気が低迷しているのかを検証及び調査していきましょう。
様々な情報が集まっていますので、その中から精査しつつまとめたものを紹介していきます。
サッカーが地上波で流れにくくなったから
サッカーというコンテンツの人気及び視聴率低迷に大きな原因となっているのが、新たなファン層を獲得するために、どうしても必要となる地上波の放送そのものが減っている事にあるでしょう。
この地上波でサッカーそのものが放送されにくくなったのが、人気低迷及び視聴率低迷の1つ目の原因と考えています。
サブスクがそこまで流行していなかった時代は、サッカーが地上波で流れることが当たり前であり、そのサッカーを扱うスポーツ番組も色々とありました。
例えば、『やべっちFC』などもサッカー人気を盛り上げる要因となっていたでしょう。
しかし、サブスクが登場したことで放映権獲得のためのお金がつり上がり、『やべっちFC』では放映権獲得が出来ずに海外の試合が放送できない状態になってしまいました。
その結果、番組そのものが存続の危機となり消滅し、DAZNで『やべっちスタジアム』とそのまんまな内容で復活するという状態になったのです。
これはある意味でサブスクに番組そのものが買い取られてしまった状態に近いものがあり、地上波からのサッカーそのものの露出が減る原因となってしまいました。
放映権料の高騰は日本代表の試合にも大きく関わっており、2022年のワールドカップに向けた最終予選のアウェー戦が地上波で放送されないという、今まででは考えられないような前代未聞の事態になっているのです。
アウェー戦はどうしても深夜に行うことになるため、視聴率がとれないと判断した日本テレビ業界が、わざわざ高くなりすぎている放映権料を支払ってでも獲得する意味がないと切り捨ててしまったからでしょう。
この放映権料の高騰は防げないと思いますので、これからも地上波での日本代表の試合は減る可能性が高いと思います。
現代社会の選択肢が増加しすぎたから
2つ目の原因が、テレビ以外の楽しめるコンテンツが現代社会では増えすぎてしまったこと、時間がある時に見たいことやれることという選択肢が大量に増えてしまったことにあると思います。
一昔前の娯楽というコンテンツはテレビが主体であり、面白いテレビ番組があれば学校や会社で必ず話題となりました。
逆に言うと、娯楽はテレビというコンテンツを見るという選択肢しかなかったのです。
そのため、サッカーや野球といったコンテンツでのヒーローは日本のヒーローとなり、その業界の人気向上の要因となる事が出来ました。
しかし、インターネットが普及してサブスクが大量に提供されるようになった時代になると、民衆側の選択肢が大量に増えてしまい、テレビを見る必要がなくなったのです。
このような考察をしている背景にはこちらの『ドル箱だったサッカー日本代表戦「視聴率低迷」が止まらない背景(FRIDAY) – Yahoo!ニュース』という記事にあります。
ドル箱だったサッカー日本代表戦「視聴率低迷」が止まらない背景
こちらの記事にはなんと『視聴者層の中心は50代男性であり、10代&30代は極端に低かった』という情報があります。
昔からサッカーのファンになっている人達は、日本代表の試合を今でも見ていますが、様々な選択肢が提供されてそれらの選択肢の中から見たい情報を見ている若い世代は、見なくなったということです。
これも時代の流れですので、解消するのは非常に難しいでしょう。
強いて言うのなら、インターネットを使ったコンテンツにもっと力を入れてアピールする必要があると思われます。
リバプールの南野選手、アーセナルの冨安選手、スペインの久保建英選手などスター選手並びにスター候補はいるので彼らをもっとアピールしてもらいたいです。
代表の試合そのものがつまらないから
3つ目の理由が、日本代表の試合そのものがつまらないという意見です。
これは今の代表が悪いという指摘もあると思いますが、新型コロナウイルス感染症によって、アルゼンチンやドイツといった強豪国と試合をすることが、気軽に出来なくなってしまったのが非常に大きいと思います。
基本的にアジア予選は、日本がボールをキープして相手はカウンター狙いといったサッカーに終始してしまうので、これで日本代表が点を決めることが出来ないとむしろイライラが募り見るのを途中で止めてしまうでしょう。
しかし、相手が強豪となると引いて守るというスタイルではなくむしろ自分たちのスタイルを貫いてくるので、状況次第ではありますが殴り合いの展開すら期待できます。
サッカーの醍醐味は点が入ることであり、入らない試合は面白くありません。
そのため、弱い相手に1対0で勝つような試合よりも、強豪国相手に3対4で負けるような試合の方が視聴率はとれると思います。
こういった試合をしばらく見ることが出来なくなってしまったから、人気が低迷してしまうのです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は日本代表のサッカーの視聴率をチェックしてから、何故人気が低迷しているのかについて調べてまとめてきました。
そもそも新型コロナウイルス感染症によって、スポーツ観戦がそれぞれの生活そのものから離れてしまったという指摘もあります。
これが事実なら日本代表のサッカーというコンテンツも危機的な状況になってしまう恐れがありますので、できる限り早急に対策を講じる必要があるでしょう。
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