機関車トーマスはなぜ子供に根強い人気があるの?幼児を夢中にさせる理由とは?

子供達に人気なコンテンツは色々とありますが、その中でも昔から根強い人気があり今でもシリーズが続いている作品もいくつかあります。

今回はそんなコンテンツの一つである『機関車トーマス』に注目し、機関車トーマスはなぜ長年に渡り子供に根強い人気あるのか、原因を探っていきましょう。

人気を保ち続けているのは何らかの理由が絶対あるはずです。

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機関車トーマスの歴史

機関車トーマスは、正式名称『きかんしゃトーマス』で、英語では『Thomas & Friends』として登録されている、鉄道模型及びCGアニメーション番組です。

昔は人形劇だったのが、時代が移り変わるのと併せてCGアニメーション作品になり、現代では2Dアニメーション作品になりました。

このトーマスの原作は、イギリスの牧師であるウィルバート・オードリー氏が、1945年に『汽車のえほん』として出版された絵本にあります。

原作誕生から考えると75年が経過しているということです。

この絵本を元に1984年英国人形劇として放送され、その系譜が今でも続いているということです。

1989年にはアメリカでも放送されるようになり、日本でも1990年にフジテレビ系列で放送されていた『ひらけ!ポンキッキ』内で放送されるようになりました。

日本国内で見ても30年以上の歴史があることがわかります。

日本での放送の歴史において、重要な転換期となったのが2010年でこのタイミングで、今までの模型を使った人形劇スタイルからCGアニメーション作品になりました。

昔の映像が観たいという方は、Amazonプライムなどで放送されているので、そちらで観ることを推奨します。

きかんしゃトーマスはシリーズ事に区切って放送していますが、2022年1月現在は第25シリーズを放送しているのです。

1シリーズがだいたい18話から26話で構成されているため、膨大な量になります。

また、先ほど2010年のタイミングでCGアニメーション作品に変わったとお話ししましたが、シリーズでは第13シリーズがそこに該当しており、そこからCG作品に変わっております。

第12シリーズから第13シリーズの両方を見たという人は、見た目が大きく変わったトーマスに驚いたことでしょう。

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参考資料

アニメ きかんしゃトーマス

機関車トーマスは大人が観ても楽しい作品ですが、その理由の1つには『顔が個性的すぎて面白い』というものがあります。

2021年に公開された映画作品では、電気エンジンを搭載した最新の特急のキャラとして登場する『ケンジ』の顔についてSNSでもかなり話題になりました。

この顔がかなり個性的だったので、『気持ち悪い』とか『怖い』といった声も一定数あったのです。

イケメンという声もありますが、あまりにもインパクトがあったのでネット上でも相当バズりました。

賛否両論があったのですが、公式アカウントで『ケンジのインパクトに話題沸騰でうれしい、だんだん好きになってくるから』とつぶやきがありこれも話題となったのです。

どうも、こういった顔を作ることを意識して作っている節があり、個性を出すために公式が作成していると思われます。

何故そんなに幼児に人気があるの?

それでは本題に入っていきましょう。

何故、トーマスは日本でも30周年を迎えるような超人気作品として降臨し続けているのでしょうか。

その秘密を探っていきます。

動くモノに反応するという赤ちゃんの本能

子供、特に産まれてすぐの赤ちゃんは色んなものが大好きで興味津々ですが、その中でも大好きなのが『動くモノ』です。

生後すぐの赤ちゃんは実は視力が安定しておらず、0.1以下であるという情報もあります。

つまり、あらゆるものがぼんやりとしか見えていないのです。

そのぼんやりとした視界の中で気になるモノを必死で探していきます。

この気になるモノとしてわかりやすいのが、ぼやけている視界の中でもわかりやすい動いている存在となります。

いわゆる近づいてきたり、遠ざかっていくようなものが赤ちゃんは大好きなのです。

そのカテゴリーの中に電車が含まれているので、赤ちゃんの頃から電車が好きという子供が誕生しやすくなっています。

その流れでトーマスも好きになるのです。

繰り返し動作が好き

1歳が経過した頃の子供は、ある程度ものがはっきりと見えるようになり、今度はただ動くモノではなく『ある程度規則正しく繰り返すモノ』が好きになります。

この規則正しく繰り返すモノの中に、『カンカン』と踏切の警報音を鳴らしたり、一定のリズムで『ガタンゴトン』という音を鳴らしてくれる電車はぴったりと当てはまります。

産まれてすぐに興味を持った電車が、今度は1歳になっても興味深い対象となるので、その流れでトーマスが好きになるのも当然でしょう。

違いが理解できて違いが楽しいと感じる

また、1歳が過ぎるとちょっとした違いを見て聞いて、判断できるようになります。

つまり、同じ電車でも形の違い色の違いがわかってくるのです。

電車が好きになる事で、今度はその違いを理解してはまっていくことになります。

トーマスも色や顔や声や性格がみんな異なっているので、電車が好きでトーマスが気になった人はその違いも引きつける要因となるのです。

自己肯定感を強めてくれる

3歳を過ぎると自己主張がはっきりとできるようになり、一人で行動することも増えるようになります。

さらには考える力も身につき始めるのです。

その中でも重要なのが、己の存在を認めてくれる何かとなります。

専門用語的に解説すると、色や数字や言葉のように認知することが出来ないもの、即ち『非認知能力』の向上に役立つというお話です。

この非認知能力とは物事への集中力であったり、困難な物事へ立ち向かう勇気であったり、自分を肯定して前に進むことでもあるのですが、こういった非認知能力における自己肯定感を強めることに役立つと言われているのです。

力を合わせて問題を解決するのを見ていてスッキリする

きかんしゃトーマスは子供向けに作られている作品なので、出来るだけわかりやすいストーリーになっています。

その中でも基本的に行われている内容が『みんなで仲良くしているけど、何らかの事件が何らかの理由で発生して、最終的には個性あふれる個々人がみんなで協力して問題を解決する』といった内容です。

こういったわかりやすい流れや内容が、子供達にとっても安心してみられますし、観ていて飽きない理由になってくるのでしょう。

各キャラクターそれぞれが個性的ですし、それぞれが何らかの役割を持っているのも特徴的で彼らの力を合わせないと解決できない問題も発生するのです。

また、この作品そのものが社会の縮図を表しているとして評価している人も多く、きかんしゃトーマスで社会体験をすることができるのです。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回はきかんしゃトーマスについて解説しつつ、なぜそこまで人気があるのかをチェックして参りました。

機関車トーマスを観ることで子供達は社会の縮図を学びつつ、非認知能力を高められるという利点があるという声も上がっているため、教育のためにも素晴らしい作品という認識が広まりつつあります。

色々と調べて見るとこの教育にいいというのは事実である可能性が高めなので、小さなお子さんがいるという方は是非とも見せてみてはいかがでしょうか。

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