日本が誇る文化の一つがアニメ文化ですが、今から20年以上前にアニメシリーズとして公開されてから、リメイク作品としてたびたび登場して話題になったエヴァンゲリオンです。
海外での人気ははたしてどうなっているのでしょうか。
今回はこのエヴァンゲリオンの海外人気がどうなっているのかをいろいろと調べてまとめていきましょう。
海外でヒットする作品としない作品はいろんな理由があるので、作者の所感も交えながら情報をまとめていきます。
エヴァンゲリオンは海外で人気はあるの?
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日本では大ヒットしたけど海外ではそこまでヒットしていないという作品も大量にあるので、まずは海外人気がどうなっているのかを見ていきましょう。
こういったときに役立つのが日本のアニメが大好きな米国人が創設した『MyAnimeList』というサイトです。
参考資料
こちらは日本のアニメ好きが集まってレビューしたりフォロアーになることが可能なサイトなのですが、英語圏向けに作られているので利用者が圧倒的に多いです。
そこで、フォロアーが多い数のランキングを見てみると46位にいました。
英語圏では『Neon Genesis Evangelion』という名前のようです。
レビューの点数を見てみると、10点満点中8.34点(2023年1月末現在)なので、点数的にも高評価ということがわかります。
ただし、英語圏では『進撃の巨人』と『デスノート』と『鋼の錬金術師』あたりがとてつもなく人気があるので、そちらと比較すると若干見劣りするでしょう。
それでも昔の作品として考えれば十分に検討しているといえるのではないでしょうか。
ちなみに、ほかの英語圏で人気があるアニメとなると『ワンパンマン』『ソードアートオンライン』『僕らのヒーローアカデミア』『鬼滅の刃』『ナルト』『東京グール』『ハンターハンター』あたりが入ってきます。
アメリカでは『進撃の巨人』が強すぎて、大人気のアメフトの試合のポスターにおけるオマージュが出るレベルなので、今でも社会現象となっているのが面白いところです。
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なぜ人気があるの?
海外人気がある理由を再確認したところで、どうしてここまで人気があるのかを見ていきましょう。
正直かなり難しいので、かなり筆者の所感が入ります。
主人公が弱すぎてリアルだから
アメリカでは特にヒーロー絶対主義であり、主人公はひたすら強いことが求められます。
しかし、このエヴァは主人公であるシンジ君はヨワヨワであり、ひたすらに憶病でマイナス思考です。
逆に、こういった主人公こそがハリウッドのヒーローよりもリアルであると感じている人が海外でも多いといわれています。
イライラさせられると不満を言う人も圧倒的に多く、嫌いな男性キャラランキングが海外でもちょくちょくアップしていますが、それの常連になっている主人公でもあるのですが、それゆえに共感できる人も多いのでしょう。
裏設定が満載だから
この作品は正直細かい設定などが一切わからない状態で、とりあえずアニメを最後まで見ても『ポカーン』としてしまう作品です。
どうしてそうなってしまったのか、登場キャラクターはどういった考え方で動いていたのかをしっかりと調べてから見るといろいろと納得できる部分があります。
そういった裏設定がいろいろとある作品を好む人が海外でもかなり多いといわれているのです。
個人にスポットを当てることで『あの時○○がこういった行動をしたのは××という理由があったけど、そのとき自分ならこうしている』といった考察をする人が欧米人は多いと言われており、そういった掘り下げができる要素が多かったというのは大きいのではないでしょうか。
これは脚本を担当した人たちの努力のたまものと言えそうです。
いろいろと飛んだ設定だから
設定がわかっていないと意味不明で終わってしまう作品であり、アニメの結末はものすごい物議になりました。
そういった意味でも飛んだ作品だったと言えるでしょう。
個人的な正直な感想ですが、見終わった後『よくわからない』でした。
いろいろと書くとネタバレが過ぎるので記載しませんが、『人類補完計画』や『使徒』などいろいろと飛んだ設定になっているのです。
ストーリーも設定もなかなかにエキサイティング過ぎる作品だったので、そういった意味でも話題になりやすかったのではないでしょうか。
この衝撃は日本人以外でも海外の方にも間違いなくあったと思われます。
繰り返し放送しているから
イタリア人が「イタリアでは日本の名作アニメを繰り返し繰り返し再放送しているから、世代を超えて日本の文化が共有されているが、本国ではそれがないのはなぜ」と聞く。エヴァも海外での人気が長く定着するといいな。 / 『… #NewsPicks https://t.co/AAQr8obb4H
— 中村伊知哉 (@ichiyanakamura) November 27, 2018
やはり人気になるかどうかというのはどれだけ視聴するチャンスがあるのか、多ければ多いほどファンは増えます。
どうも、海外では日本の人気アニメを繰り返し放送しているようで、エヴァンゲリオンも繰り返し放送されているようです。
これは海外人気が高まる大きな理由と言えるでしょう。
キャラ人気が根強いから
アメリカのTwitterのトレンドにしているですが、さっきから「Shinji」とか「Asuka」がトレンド入りしていて、エヴァって海外からも人気なんですねえ・・・ pic.twitter.com/1v2yTYq6ka
— けんすう (@kensuu) August 14, 2021
人気作品になる理由は、やはり登場キャラクターの影響も大きいです。
そういった意味ではエヴァの登場キャラクターが、2021年にもなってアメリカのTwitterでトレンド入りしているというのは大きな意味を持つでしょう。
嫌いなキャラクターとしてランクインするような主人公でも、知名度が高いというのはそれだけで話題になるので人目に触れやすくなるというメリットがあります。
劇場版を何回も行っているから
自分がリサーチしている限りですが、SNSのエヴァンゲリオン過疎化は落ち着いたように思えます。
そして「エヴァ優遇」も勢い無くなりましたが、人気コンテンツなので、他より支持率高いですね。
“エヴァ“より”アスカ“が人気高い気がして、それが面白い。
後、海外の方が熱量ある。(単に人口率)
— カズミナ🐈 (@KazumiMinagawa) September 22, 2022
アニメは1996年に終わりましたが、劇場版がずっと続いており、第1作の『序』が2007年に、第2作の『破』が2009年に、第3作の『Q』が2012年に、第4作の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が2021年に公開されています。
古い作品ですがこのように今でも最新作が登場しているので、いつまでも影響を与え続けているというのは大きいでしょう。
火がついた状態が続いていることでファンを獲得し続けているのは世界人気につながると思っています。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はエヴァが海外で人気がある理由について見ていきました。
海外の嫌われているキャラクターランキングで主人公のシンジ君が上位に毎回ランクインするというのは正直笑ってしまいましたし、納得してしまいました。
スーパーヒーローを望むことが多いアメリカでは特にそういう傾向にあるでしょう。
それでも、作品としての人気はかなりすごいことになっているので、外国の方にも通じるアニメとなっているのです
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