初代のウルトラマンは日本の特撮の歴史的にも視聴率的にも、海外への波及度合い的にも伝説の作品ですがその作品の後を継いだウルトラセブンも名作と名高い作品です。
今回は現在50代や60代の方々ならば見たことがある人も多いウルトラマンセブンの海外評価や人気度合いがどうなっているのか、ツイートをチェックしつつ見ていきましょう。
初代ウルトラマンの海外人気が高いことはよく聞きますが、セブンのことはあまり聞いたことがないので気になるところです。
ウルトラセブンという作品について
ウルトラマンセブンの海外人気について確認する前に、改めてウルトラマンセブンという作品について軽く確認していきましょう。
・放送期間:1967年10月1日~1968年9月8日
・話数:49話
・制作:TBS
・脚本:金城哲夫 ほか
・監督:円谷一 ほか
・平均視聴率:26.5%
・最高視聴率:33.8%(第2話緑の恐怖)
・最低視聴率:16.7%(第41話水中からの挑戦)
ウルトラマンの続編という形で放送が開始したウルトラセブンはすさまじい視聴率であり、特に最初の方は30%越えを達成する高視聴率番組となっていました。
ウルトラマンはいろいろと準備不足で、制作者側が非常に苦労したというエピソードがあったのですが、そういった部分をしっかりと補った状態で作られたウルトラマンがこのウルトラセブンなのです。
ちなみに、初代ウルトラマンは大人気でしたが実は39話までなので1年間は続いておらず、このウルトラセブンが1年間きっちり続いた最初のウルトラマンとなっています。
当初はこのウルトラセブンもウルトラマンと同じく3クール・全39話構成を予定していたようですが、視聴率的にも調子が良かったウルトラセブンは途中で10本分追加されて49話構成になったようです。
また、ウルトラマンよりもあえてSF色を強めにした作品であり、ウルトラマンでは若年層に大ヒットしたので、それ以外の年代にもヒットさせたい作品だったという情報もあります。
個々のエピソードにおけるドラマ性も逸脱という声があり、1話ごとにきちんとしたドラマ性のある作品としても見られるという意見が出ているウルトラマンです。
さらに、ウルトラマンという作品が『地球を狙っている侵略者とその侵略者を退治する正義の巨人』という明確な立ち位置にした作品でもあると言われています。
そしてウルトラセブンの海外タイトルは『Ultra Seven』で、北米でも一部の地域で放送されていたという情報があります。
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ウルトラセブンの海外人気は?ツイートもチェック!
それでは具体的にウルトラセブンの海外人気について詳しく見ていきましょう。
昭和の伝説的な作品の一つであるウルトラセブンは海外でDVDやブルーレイになって売られている可能性が高めなので、そちらの評価も見ていきます。
海外向けDVDやブルーレイは高評価
【商品情報】
4K/HDR(ハイダイナミックレンジ)リマスターによりよみがえった『ウルトラセブン』を、「HDR10」形式で初収録した「Blu-ray『ULTRAMAN ARCHIVES #ウルトラセブン 4K UHD&MovieNEX』」❗ツブラヤストア限定のセット商品もございます✨#ウルトラセブン55周年https://t.co/b40emqBxj2— 円谷プロ直営オンラインストア「ツブラヤストアONLINE」 (@tsuburayastore) May 3, 2023
日本国内向でも不滅の名作となっているウルトラセブンは4K/HDRによってリマスター作品が出されるほど人気です。
そんなウルトラセブンの海外向けブルーレイのAmazon評価が次の通りです。
これを見ると、2023年5月中旬現在で1479人ほどレビューした人がいて、平均レビュー点数が5点満点で4.8点となっています。
めちゃくちゃ高評価です。
ちなみに、この北米版は日本でも購入できるのですがそちらの評価はこちらにあります。
参考資料
Ultraseven: Complete Series [Blu-ray] ウルトラセブン (出演) 形式: Blu-ray
日本だと低評価爆撃がしばしばあるので非常に低い点数になりがちなのですが、4.6点とかなり高評価になっているので、質の高いブルーレイになっているのでしょう。
ちなみに、海外の人たちの評価をいくつか抜粋すると以下のような内容になっていました。
・唯一の欠点は傷つく可能性があるケース
・悪名高い禁止された第 12 話がないのがちょっと悲しいがそれ以外はOK
・外箱からDVDケースに至るまで、美しい装飾が施されており観賞用としても◎
・特定のシリーズの歴史やキャラクターの説明やその特定のシリーズのウルトラのステータスと 能力、エピソードの説明などが詳しく書いてある小冊子が本当に素晴らしい
・ウルトラシリーズの最高作、50 年前のソース素材から期待できるほぼ最高品質のビジュアルとオーディオは良くできている
映像が綺麗になったことを喜ぶ声が多数
Ultraseven image quality comparison.
2014 BD vs. 2020 4K pic.twitter.com/ld8Mze3eTv
— André (@ShowaAddict) September 18, 2020
こちらは海外向けに4K対応で販売された、ウルトラセブンの映像が良くなったと喜ぶファンの方々です。
こういった映像が良くなったことを喜ぶファンが海外にも一定層いるという事は、固定客がいるとも言えるので人気の作品の証になっています。
ゲームも人気だった?
PS2ウルトラマン Fighting Evolution Rebirthでウルトラセブンが放つワイドショットが、とんでもなくワイドな破壊力になってるのほんと好き。
#ウルトラセブン pic.twitter.com/GNAHM8JoKi— BARUGA🐉雷蔵 (@BARUGA15000) May 1, 2023
ウルトラマンという作品はファミコン時代からいろいろとゲーム化されていましたが、こういったゲームが人気作品となって海外にもあるのなら海外人気は高そうです。
ウルトラセブンが主役のゲームもあれば、ウルトラマンが複数出てきてその中からウルトラセブンを選べるというゲームもあり筆者も子供の頃はそういったゲームをやっていた記憶があります。
今でも動画投稿サイトで『レトロゲーム実況』という名前で実況している人がいるので、海外でもそういった人たちに人気の作品になっている可能性があるでしょう。
他のウルトラセブンからウルトラセブンへ人気が波及?
CGでの「ウルトラセブン」が興味深いです!!
そして「ULTRASEVEN X」は並行世界のセブン。セブンXは誰も知らないうちに宇宙からの侵略が既に完了していた地球が舞台。そこに救世主セブンが現れるという構造。面白そうでしょ!
15周年、よろしくですお願いします!「ULTRASEVEN X 15年目の証言録」 https://t.co/In6rgCwIK4 pic.twitter.com/6CXgtyvIjZ
— Takeshi Yagi ・八木毅 (@reima7x) May 10, 2023
ウルトラマンのリブート作品が『シン・ウルトラマン』として大ヒットしましたが、実はウルトラセブンにもそういったリブートに近い作品があるのです。
それが2007年に12話だけ放送された『ULTRASEVEN X』と呼ばれる作品です。
こちらはウルトラセブン40周年記念作品となっています。
この作品は平行世界の作品なので過去のウルトラセブンとは見た目も含めて若干異なっているようです。
さらに、深夜帯に放送された作品だったのでホラーや怪奇な部分が取り込まれており、流血シーンもあるという異色の作品になっていました。
他にも平成ウルトラセブンシリーズとして平成になってからウルトラセブンがいくつか存在しており、そちらはウルトラセブンの直接的な続編作品となっています。
こういったウルトラセブンにまつわる他の作品から元となった作品が人気が出るというパターンも結構あるので、海外でも同じ動きがあると思われます。
まとめ
今回はウルトラセブンの海外人気についていろいろと調べてきました。
ブルーレイのAmazon評価を見た限りだととんでもなく高評価がついている作品だったので、これだけでも海外ファンにとっても愛されている作品であることがわかっています。
昭和ウルトラマンなら筆者もある程度はわかるのですが、平成になってからはわからず平成シリーズでここまでウルトラセブンシリーズが出ているとは思いませんでした。
そういった作品がいろいろとあるからこそ、昭和のウルトラセブンは日本を含めて海外でも人気の作品になっている可能性が高いです。
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