平成の時代を生きた人にとって囲碁のアニメや漫画といったら『ヒカルの碁』が速攻で思いつきますが、「将棋の漫画は?」と言われると意見が分かれると思います。
そこで、今回はその中でも取り上げられることが多い『3月のライオン』のアニメの海外人気について見ていきましょう。
正直、将棋というジャンルが海外ではあんまり通用しそうにないので、海外人気もでにくそうと思ってしまいがちですが、どうなのでしょうか?
アニメ『3月のライオン』の海外人気はどんなかんじ?
参考資料
https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=21837
日本のアニメが大好きな米国人が創設した『MyAnimeList(https://myanimelist.net/))』というサイトを使って海外人気をチェックしていきましょう。
こちらは通称『MAL』で海外の人はこの『MAL』という表現を好むサイトです。
他にも米最大規模のアニメ紹介サイト『Anime News Network(https://www.animenewsnetwork.com/)』を使って具体的な評価を見ていきます。
また、アニメの『3月のライオン』は1期が2016年10月8日から2017年3月18日にかけて、2期が2017年10月14日から2018年3月31日にかけて放映された作品なので、基本はその2つの評価になりますね。
扱うデータは2024年11月28日時点のものです。
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『MyAnimeList』での評価
こちらのサイトはアニメ関連の情報がぎっしりと揃っているため本当に頼りになります。
その評価が以下の通りです。
参考資料
参考資料
この評価の意味はそれぞれ以下の通りです。
Ranked:平均レビュー点数基準の総合順位
Members:作品を応援しているフォロアーの数
Popularity:フォロアー数基準の総合順位
改めて『3月のライオン』の点数を見てみると、1期はユーザー平均レビューは8.37点、平均レビューによる総合順位が213位、フォロアー数が696,137人でこれはフォロアー数順位では307位という事になります。
この数字を見て、皆さんどのように感じますか?
筆者としては「将棋漫画が原作ということを考えれば十分高水準では?」って思ってしまいます。
2期にいたっては、ユーザー平均レビュースコアが8.91点とめちゃくちゃ高く、総合順位で20位と非常に好成績となっているため、少なからず『MyAnimeList』を利用しているユーザーからは好評な作品と言えるでしょう。
ここまでの数字を見て海外人気について判断すると「フォロアー数的に大人気ってほどではないが、見た人にとっては面白いと思われている作品。特に2期は見た人にとって神作として扱われるほどの作品」となると思っています。
『Anime News Network』での評価
こちらは北米最大規模のアニメ紹介サイトで、マイナー作品もチェックできるサイトですね。
こちらは『代替タイトル(Alternative title)』という項目があり、何言語で放送されているのかがチェックできるのが特徴です。
サイトはコチラ(https://www.animenewsnetwork.com/encyclopedia/anime.php?id=18166)です。
まずはいつも通り、対応言語のチェックからいきましょう。
その結果、英語と日本語以外に何故かロシア語がありました!?
「ロシア!?」ってなってしまいましたが、ロシアで将棋の需要があるんですかね・・・?
Arithmetic mean、いわゆる算術平均の評価も1期は7.909点で、これは9916作品ある中で838位でした。
2期(https://www.animenewsnetwork.com/encyclopedia/anime.php?id=19356)は8.455点207位だったので、こちらのサイトでも2期は神作って扱いになっていますね。
そして、2期になると対応言語が何故か韓国語も増えていました(2期だけ増えるパターンってあるのか!?)。
『3月のライオン』というアニメ作品の『Anime News Network』評価は1期は普通でしたが、2期は好評仮名作品って事がわかりましたね。
そして、韓国語とロシア語にも対応しているってことで、国外にも意外と訴求出来ていると感じました。
『3月のライオン』の海外人気に関する他の情報は?
将棋というジャンルを扱う漫画やアニメということで、海外人気があるとは思っていませんでしたが、予想以上に人気がありそうって事がわかりましたね。
ここでは、『MyAnimeList』と『Anime News Network』の評価以外に、海外人気に関する情報を引っ張ってきます!
2018年のCrunchyrollアニメアワードに選出された!
どうやら、『3月のライオン』は海外のアニメストリーミングサービス『Crunchyroll』による『CRUNCHYROLL ANIME AWARDS 2017』にノミネートされて、見事最優秀作品賞候補に名前を連ねました。
『メイドインアビス』に惜しくも敗れてしまったようですが、大健闘と言えるでしょう。
全部で17部門ありますが、『アニメ作品賞』『アニメーション賞』『シリーズ続編賞』『ドラマ賞』『男性キャラクター賞』『エンディング賞』にもノミネートされ、『シリーズ続編賞』では見事に受賞できています!
コレを見ると、海外人気がかなりある作品と言えると思いますよ!
実写映画も海外で好調だった?
実写映画に関する情報ですが、どうも海外では好調だったようです。
その情報源は『神木隆之介、『3月のライオン』海外進出に「幸せで感謝しかない」上海国際映画祭から特別オファー(https://times.abema.tv/articles/-/2301135?page=1)』になるのですが、この中で『上海国際映画祭』への出品が決定したって書いてありますね。
『上海国際映画祭』は世界12大映画祭の一つなので、これはなかなかな快挙だったと思います。
『3月のライオン』に関する海外人気の気になるツイートについて
次は、ツイート関連で『3月のライオン』の海外人気にまつわる情報を引っ張ってきます。
海外在住の方のツイートなんかも見られれば、現地の人気がどうなっているのか、生の声が拾えるかもしれません。
海外の方のリアクション動画がある!
「氷菓」は国内評価の割に海外受けは良くない傾向にあるけど、「3月のライオン」に関しては海外ニキのリアクション動画も多数あるのに、国内受けがそこまで高くないの意外すぎてヤバい
最悪プライベートでもいいから多くの人に見てほしくてたまらない
原作もいいから、アニメと原作両方見よう— サックスを吹くヤコンブ (@rl9yBTbSkxvO9c2) January 16, 2023
日本人にかなり需要がある「海外の方のリアクション動画」ですが、『3月のライオン』でもそのリアクション動画があるみたいですね。
これがあるって事は海外人気はそれなりにあるってことが言えると思います。
学べる作品としての需要?
あと、日本のアニメは海外のものと比べて学べるものが多いっていう声も有るらしい。
『はたらく細胞』なんて、医療関係者が同僚に勧めたりしているほど(容姿などの細かい点が特徴を見事に表現しているらしい)
『ハイキュー』『3月のライオン』『銀の匙』とかも同様に学べる作品…との事。— 三室 (@mimuromuon) March 1, 2024
この人のツイート情報は、『3月のライオン』は作品カテゴリーとして「学べる作品」に入っているとのことです。
そういうのって、一定の需要があるから海外でも強いのかもしれませんね。
将棋がわからなくてもいけるのがでかい?
色んな人に言っているけど3月のライオンはマジでオススメ。将棋が分からなくても登場人物を取り巻くドラマに泣き笑い…。子どもはちょっと大きいお子さん向けかもですが、大人には激推しなマンガです😭
— らくさん🐪海外駐在パパ🇯🇵🇦🇪🇹🇭 (@camel_cabbage) July 22, 2023
『ヒカルの碁』もそうでしたが、この『3月のライオン』も将棋がそこまでわからなくても問題ない作品のようですね。
登場人物を取り巻くドラマが面白いとのこと。
なるほど、これならば将棋が全く根付いていないところでも需要がかなりありそうです。
まとめ
今回は『3月のライオン』の海外人気について調べてきました。
調べた結果としてアニメを評価するサイトではかなり好評な作品であること、そしてアニメストリーミングサービス『Crunchyroll』による『CRUNCHYROLL ANIME AWARDS 2017』にノミネートされて、見事最優秀作品賞候補に名前を連ねたことがわかりましたね。
この『CRUNCHYROLL ANIME AWARDS 2017』にノミネートされたっていうのが、ことのほか大きいと思います。
ここに入る作品って日本のアニメが好きな方々に評価されたってことだと思いますので、そういった人達に評価された作品は長生きすると思います。
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