海外で人気のアニメ作品はいろいろとありますが、『進撃の巨人』の後釜として大人気になっている作品とされているのが『ワンパンマン ONE PUNCH MAN』です。
今回はこの作品がどうしてここまで大ヒット作品となっているのか、海外人気がある理由とどれだけの人たちから愛されている作品なのかをチェックしていきましょう。
海外で『ワンパンマン ONE PUNCH MAN』はなぜ人気あるの?
結論を先に記載すると海外人気は相当で、特にアメリカでは圧倒的な人気を誇る作品となっています。
日本のアニメが大好きな米国人が創設した『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』というサイトがあるのですが、こちらは日本のアニメ好きが集まってレビューしたりフォロアーになることが可能で、それらをランキング形式で見ることができるので簡易的にでも人気のあるなしが可視化できるのです。
フォロアー数が多い人気ランキングを見てみると、上位5つの作品は上から順に『進撃の巨人』『DEATH NOTE』『鋼の錬金術師』『ワンパンマン』『ソードアート・オンライン』となっていました。
上位に食い込んでいるのもすごいですし、10点満点中のレビュースコアが平均して8.5点というのもかなり高評価だと思います。
ネット上での海外の意見を翻訳してみても、基本的には高評価なものがずらっと並んでいるので、人気は相当なものなのでしょう。
ジャンプ系列の作品が上位に来ることが圧倒的に多い中で、この順位というのはかなり健闘していると思います。
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なぜ人気なのか?
次はどうしてここまで圧倒的に人気なのかを、海外のアニメ好きの方々の意見や先ほど紹介したサイトのレビューなどを見ながら統括していきましょう。
アメリカ人が単純ヒーロー大好きだから
このワンパンマンが大好きという人を見てみると、圧倒的にアメリカ人が多いと感じています。
やはり、アメリカ人はヒーロー(英雄)とヴィラン(悪役)という構図やヒーローの大活躍が大好きで、『スパイダーマン』も『スーパーマン』も『バットマン』などの大人気作品もこういった構図やヒーローの力で成り立っているのです。
ワンパンマンも基本がヒーロー(英雄)とヴィラン(悪役)であり、ヒーローであるワンパンマンが最終的には力業でどうにかしてしまいますし、どうにでもなってしまうのです。
こういった圧倒的な力を持つ主人公やヒーローが大好きなのではまってしまったという見解が多数あります。
アニメ制作会社のマッドハウスが頑張ったから
これはアニメ好きな方々から出てくる意見なのですが、アニメ化にあたってアニメ会社のマッドハウスが良質な作品に仕上げたからというものがあります。
この会社はもともと海外で大人気となった『DEATH NOTE』を手掛けた作品であり、信頼度も高めだったのですがワンパンマンに関しては最高傑作な良質アニメに仕上げてくれたとあちこちから賞賛の声が出ているのです。
考えなくていい面白さがあるから
アメリカ人は単純ヒーローものが好きとお話ししましたが、この物語はとってもシンプルで分かりやすく、話が難しくないアクションアニメなのでカジュアルな視聴者にとっては楽しむのが楽な作品になっているという指摘もあります。
いろいろと作品を通じて考えを深めるというのも海外の方はよくあるのですが、やはりシンプルな楽しみ方ができる作品も大きな強みとなっているのでしょう。
登場人物同士の恋愛もなければ下手なお色気シーンもありませんし、過去の深堀もほとんどしないので、なんとなく視聴するには最適なのです。
主人公が圧倒的に強いから
アニメの質が圧倒的に高く、戦闘シーンもよく描けている作品で、さらに主人公が圧倒的に強いというのも作品が愛される理由となるでしょう。
その中でもこれほどまでに最初から主人公が強い作品というのはほかにありません。
比較されることがあるバトルアニメの金字塔である『ドラゴンボール』だって苦戦することもよくあります。
ところがワンパンマンはほかのヒーローが大苦戦するなか颯爽と登場して一回殴って終わりとびっくりするぐらいあっさりとしています。
ここまで突き抜けているのが海外では大人気になる要因なのです。
可愛さよりも強さに焦点を当てているから
単純なヒーローものを求めている人にとって、可愛さは不要という意見も海外では結構あるのです。
作中には美人なキャラクターやかわいいキャラクターもいるのですが、基本はヒーロー(英雄)とヴィラン(悪役)のバトルにあるので、可愛さや美人であることは二の次なのです。
そういったところもかなり受け入れられていて、人気の理由になっていると思われます。
主人公が強いけど見た目が斬新すぎるから
主人公が圧倒的な強さを誇るというのは大きなプラスポイントですが、そんな主人公の見た目がとっても簡単に描けるような卵頭の男であるというのがうけているといわれています。
主人公のサイタマは禿で戦闘中に変身するということもなく、かわいいわけでもありません。
今までの日本アニメでは考えられないレベルの特徴的すぎる主人公なので、これも大ヒットになった大きな要因なのでしょう。
たしかに、筆者も最初見たときはインパクトがありすぎる主人公だと驚いたぐらいです。
PVの1シーンでわかる強みや面白さがあったから
主人公が圧倒的かつ特徴的な作品のワンパンマンは、作品を紹介するPVでも簡単に面白さが伝わる作品となっています。
消費が早くなっていると日本でも言われていますが、これは海外も一緒である程度見ないと面白さが伝わらない作品というのはなかなかはやらないといわれているのです。
単純さという部分では群を抜いている作品が今回紹介しているワンパンマンにはあったので、PVだけでも多くの海外日本アニメファンを虜にしました。
ハリウッド化するから
これは人気が出た後の話になりますが、ハリウッド化することが決定しています。
監督はワイルド・スピードシリーズのジャスティン・リン氏で、脚本は『ヴェノム』のコンビとなっているとのことです。
ハリウッド化は失敗していることが多いのですが、それでもハリウッド化するということでさらに知名度は高まったと思います。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は『ワンパンマン ONE PUNCH MAN』が海外で大人気の理由を調べてみました。
やっぱり単純ヒーローものでアニメの質も圧倒的に高い作品は強いということですね。
アメリカはヒーローとヴィランの戦いが大好きであり、その中でも上質な戦いを描いた作品をお届けできたというのはマッドハウスさんの功績だと思います。
主人公が個性的すぎるというのも海外では高評価となっており、今までの主人公のイメージをいい意味でぶち壊した作品となったのでしょう。
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