少年マガジンは少年ジャンプのようになかなかに傑作の作品が多く、音楽漫画だと『BECK』が大好きという声は今でもかなりあります。
今回は実写化もされた『BECK』の海外評価をいろいろと探って行きましょう。
アニメも2004年からテレビ東京系列で放送されており、こちらも話題になっていますが基本的には漫画本ではなく海外でのアニメ評価を中心にお話ししていきます。
海外人気はどうなっている?
『BECK』は1999年から2008年まで続いた漫画で全34巻ほどあります。
アニメは漫画連載中の2004年10月6日から2005年3月30日に放送されており、全26話構成の作品です。
ただし、アニメでは権利の関係で漫画のような楽曲が選曲ができていないというのがあって、その部分の違いを指摘する人もいました。
こういった音楽アニメが海外で受けるのかが正直謎な部分が多いので、詳しく評価をチェックしていきたいと思います。
『デスノート』や『名探偵コナン』といったバトルものやスポーツもの以外のカテゴリー作品も海外で大ヒットしているので、『BECK』も大ヒットしている可能性は大いにあるでしょう。
ちなみに、海外向けのタイトルは『BECK: Mongolian Chop Squad』で海外にある似た名前の有名な建築会社が存在するので混同を避けるためにタイトルがこうなっているようです。
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『MyAnimeList』での評価をまずはチェック
海外におけるアニメの評価を知るのにとってもわかりやすいサイトが、日本のアニメが大好きな米国人が創設した『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』になります。
こちらのサイトは多くの利用者がいて信憑性のある評価点をつけていますし、ランキングなども見やすいので日本人でも非常に使いやすいサイトです。
今ではグーグル翻訳などを使えば日本語にして見ることも可能なので、アニメ好きの方は是非チェックしてもらいたいサイトの一つとなっています。
では具体的な評価を見ていきましょう。
Score:8.29 Ranked #253 Popularity #664 Members 322,786
参考資料
こちらの評価の見方は以下の通りです。
Ranked:平均レビュー点数基準の総合順位
Members:作品を応援しているフォロアーの数
Popularity:フォロアー数基準の総合順位
つまり、平均レビュー点数が8.29点でその数字は総合ランキングでは253位となっており、応援しているフォロアー数は約32万人でその数字は総合ランキングでは664位となっているということです。
この数字を見た感想は『フォロアー数はそこまで多くはないけど、平均レビュー点数は高めなので見た人たちの満足度は高い作品』と言えるでしょう。
音楽という分野に特化した作品でしたが、海外でも受け入れられていますね。
それでもちょっと情報が足りないので他のサイトも覗いてみます。
他のサイトの評価について
『MyAnimeList』の評価はかなりわかりやすいのですが、これだけだと全体の評価とはちょっと言いにくいので他のサイトの評価も見ていきます。
まずは、『MyAnimeList』と同じく北米最大規模のアニメ紹介サイトとなっている『Anime News Network(https://www.animenewsnetwork.com/)』の評価を見ていきます。
評価について直接みたいという方はこちら(https://www.animenewsnetwork.com/encyclopedia/anime.php?id=4404)をご覧ください。
まずチェックするのが『代替タイトル(Alternative title)』です。
これはどの国向けのタイトルが用意されたかであり、ここで出てくる言語がその国でもこのアニメが見られていたという簡単な指標となります。
Mongolian Chop Squad
Бек (Russian)
ベック (Japanese)
参考資料
台湾向けの中国語とロシア語ですね。
珍しく韓国語がないので、韓国ではあまりはやらなかったのかもしれません。
次にこのサイトの評価についてですが、ここは10点満点評価をレビュアーがつけてそれの平均点が出てきます。
その平均点が8.421点となかなかに高く、十分に高評価と言えるでしょう。
このサイトから見ても、BECKを見た人はおおむね満足しているということが伝わってきます。
海外人気にまつわる情報やツイートについてチェック!
海外でもなかなかに高評価をされているBECKですが、具体的にどういった部分が評価されているのでしょうか。
音楽系のアニメ作品なので、音楽も評価されているとは思うのですが、ほかにどういった部分が評価されているのかも気になります。
やはり音楽が海外でも高評価?
Beck: Mongolian Chop Squad is the greatest music anime ever created. Argue with ya dead granny!!! https://t.co/Y0puB1vHwo pic.twitter.com/GRAHRh9Xzq
— Kill Ricky Spanish! (@BlacFrancis_) April 10, 2023
こちらのツイートはわかりやすくBECKは音楽作品として最高のアニメと記載している海外の方の意見です。
こういった意見が出るのはかなり強いですね。
音楽漫画や音楽アニメなのでその部分で評価が高くないとここまで高評価にはならなかったのでしょう。
似たような最高の音楽系アニメであるというツイートを海外の方がかなり発していたので、そういった人たちが支えている作品であることも感じました。
外交の方もクールに感じている?
Beck: Mongolian Chop Squad was such a cool show and I don’t know why people don’t talk about it anymore. https://t.co/iQnfoV01Zs pic.twitter.com/oNSuS6omMW
— Adam New: Voice Acting Dude (@AdamNewVA) April 13, 2023
音楽作品として高評価な理由はいろいろとありますが、クールな作品としても評価されているようでやはり音楽そのものの質が圧倒的に高いのでしょう。
こういった受け入れられ方をされているというのは個人的にもかなりうれしいです。
煽りにも使われているレベルで広まっている?
Losers: “uhhhh I like K-ON”
Nerds: “duhhhh BOCCHI is better!!!”
Me (I am based): “I enjoy Beck: Mongolian Chop Squad” pic.twitter.com/02OKNiIAaM— Stritt (@Stritt_Is_Based) April 5, 2023
こちらのツイートはいわゆる音楽アニメ系が好きな人を煽りまくっているツイートです。
そこで出てくるワードが『けいおん!』と『ぼっち・ざ・ろっく!』というのが面白すぎます。
日本の音楽アニメがものすごく好きな人というのがわかって面白いですね。
こういったワードが出てくるということは、日本の音楽アニメとして『けいおん!』と『ぼっち・ざ・ろっく!』のように広まっているともいえるでしょう。
英語の吹き替えがありそれも高評価
これは筆者が調べて分かったことなのですが、どうやら英語向けに翻訳されたBECKが英語圏では放送されているようで、その吹き替えがおおむね好評のようです。
実際に漫画やアニメのキャラクター設定でバイリンガルなキャラクターが登場しますが、吹き替えではそういったキャラクターに合ったアクセントや言い回しを使っているといわれていました。
さらに聞いた話では、アニメの声優陣は、漫画やアニメに詳しい人たちで構成されており、原作に忠実でありながらも独自の解釈を加えているのが高評価ポイントとのことです。
まとめ
今回は漫画で人気になり海外でも放映された『BECK』の評価についていろいろとチェックしてまいりました。
この作品は漫画のほうを個人的に面白いと読んでいたのですが、アニメが海外でここまで評価されているとは思っていなかったのでびっくりしています。
音楽の部分がそのまま受け入れられているのか心配だったのですが、現地の方々のツイートを見ると音楽アニメの中でも最高峰といった声も結構ありましたのでその心配は吹き飛んだと言えるでしょう。
個人的に日本で今現バズっているボッチちゃんがすでに向こうで知られているという事実にびっくりしました。
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