日本を代表する漫画やアニメはいろいろとありますが、その中で特に声が上がる作品の一つが『ナルト』です。
『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』と同じレベルの大人気作品と言われているナルトですが、海外では本当はどういった評価をされているのでしょうか。
間違いなく海外で売れている作品なのはわかっているのですが、アニメが好きな人たちにとっての評価がどうなっているのかが気になるところです。
海外人気はどうなっている?
『ナルト』は週刊少年ジャンプで連載されていた大人気漫画の一つで、全72巻と結構長いお話です。
アニメにもゲームにもなっている作品であり、どれもこれも売れている作品なので海外人気があるのは間違いないでしょう。
ニューズウィーク日本版で2006年10月18日号の特集の『世界が尊敬する日本人100』に架空の人物として唯一選出されたというとてつもない話がある作品でもあります。
漫画の発行部数も世界レベルでは2億5000万部を超えているとのことなので、それだけでとんでもないことがわかります。
こんな背景がありますが、とりあえずここでは日本のアニメが大好きな米国人が創設した『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』というサイトで評価を見ていきます。
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アニメの評価はどんな感じ?
テレビアニメは2002年10月3日から2007年2月8日に放送された『NARUTO -ナルト-』と、その続編に該当する2007年2月15日から2017年3月23日に放送された『NARUTO -ナルト- 疾風伝』があります。
両方の評価を見ていきましょう。
映画もたくさんあるとのことなのですが、これはまた後でチェックします。
参考資料
こちらの数字について簡単に解説すると、『Score』がユーザーの平均レビュー点数です。
『Ranked』がその平均レビュー点数から見えてくる点数による総合順位で、『Members』がその作品を応援しているフォロアーの数になりそのフォロアーの数から総合順位が『Popularity』となります。
平均レビュー点数を見ると『NARUTO -ナルト-』が7.98点で『NARUTO -ナルト- 疾風伝』が8.25点となっており特筆すべきものはありません。
注目すべきはフォロアー数でしょう。
とにかくフォロアー数が圧倒的に多く、フォロアー数ランキングは『NARUTO -ナルト-』が8位で『NARUTO -ナルト- 疾風伝』が15位です。
これはなかなかにとんでもない数字で、それだけ多くの方に楽しまれたコンテンツの証とも言えるでしょう。
映画の評価はどんな感じ?
『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』はアニメなら映画の評価もあるので、こちらで評価についてのチェックも可能です。
しかし、日本で放映された全部の作品が列挙されていないのでここにあるもの限定で見ていきます。
なかなかに数が多いのですが、一部の映画作品が抜けてますね。
それでもかなりの数です。
総評としては全体的に平均レビュー点数は7点台になっており、そこまで高くはないという事でしょう。
フォロアー数も20万から50万で収束しているので、これも特別高いわけではありません。
映画としての評価はこちらのサイトだけの判断だと普通だと言えるのではないでしょうか。
なぜこんなに大人気?
海外のラーメンブームにも貢献するレベルの超人気作品となったナルトですが、どうしてここまで大ヒットする作品となったのでしょうか。
ツイートで気になる意見をチェックしつつ、考察していきましょう。
関連グッズも売れている?
NARUTOパーカー着てる海外勢多い
— しばおばおʕ•ᴥ•ʔ@Anime Japan余韻 (@80bao_melody) March 25, 2023
人気コンテンツは、その人気コンテンツの関連商品も爆発的に多くなります。
ゲームや服や文房具やら本当に種類は豊富なのです。
こういった関連グッズが当たり前のように海外で売られるようになり、当たり前のように購入されている状態になったらもはや人気作品としての地位は確立したと言ってもいいでしょう。
実際にナルト関連の洋服をチェックしてみると、結構いろいろあってAmazonなどでも売られていたので日本人ならより気軽に購入できるようになっています。
個人的にもちょっと惹かれたのは秘密です。
日本文化に興味がある方に突き刺さった
NARUTO関連動画のコメント英語率の高さ。海外ニキ日本人よりNARUTO好きなんちゃうか?
— ケンイチ (@aonohy) March 26, 2023
ナルトの関連動画は海外の方の方が日本人よりもチェックやコメントをしている率が高いと感じている人が多いようです。
日本でも売れた作品ですが、個人的に熱量は海外の方が高いと感じています。
この理由の一つとして、ナルトという作品を知ることで日本の文化や宗教的な考え方を知ることができたからではないでしょうか。
ちょっとマニアックな話なのですが、技名で登場する『天照』や『素戔嗚』や『月読』は日本神話に登場する神々ですし、九尾の狐も日本の玉藻前として登場しているのです。
こういった技名から日本の文化について触れることもできますし、いろいろと掘り下げていくと面白い作品という見方を海外の方はしていると言われております。
日本のアニメや漫画から日本文化に興味を持って、技名がどういう意味なのかを調べることでさらに詳しくなるというサイクルが誕生しているとすれば、それだけはまった海外のファン獲得につながるのではないでしょうか。
欧米特有のNINJA概念に突き刺さった
何このナルトかっこいいな!海外だとNARUTOのカードゲームあるのか。 https://t.co/30DZhkZvdp
— L (@L19350029) March 23, 2023
大ヒット作品は公式のファングッズ以外に現地で様々なファングッズが作られる傾向にあります。
こちらのツイートで見られるカードなんかはまさにその一つと言えるでしょう。
ここまで愛される理由としてはNINJAという概念がすでに海外でできあがっていたことと、その概念に突き刺さる作品にナルトがなっていたということでしょう。
北米では『燃えよニンジャ』という映画が1981年に公開されて大ヒットし、そこからアメリカ人の忍者好きは始まったと言われています。
ここから忍者をモチーフにした小説やアメコミがいろいろ登場し、アメリカを中心に広がっていったのです。
そうやってアメリカを中心に広げていったNINJA概念にものの見事にはまったという指摘がネット上の意見としてありました。
筆者もこの意見には賛同しており、今の若い人たちを中心に『NINJ=ナルト』となったことでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はナルトの海外人気についていろいろとチェックしていきました。
正直大人気作品であるということはわかりきった存在だったので、具体的にどんな評価をされているのかを調べるのが今回の記事のポイントとなっていました。
改めて大勢の方が見ている作品と言うことが再認識されましたし、1980年代から培ったNINJA概念にうまくフィットした存在ということもなんとなく見えてきたので、この人気が廃れることは当分ないでしょう。
関連商品の一つであるゲームも世界レベルでものすごく売れているので、本編が終わった今でも新しいゲームが登場すればまた盛り上がると思います。
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