同人ゲームというジャンルから大出世した作品はいろいろとありますが、アニメ化までした作品はそう多くはありません。
今回は大出世作品の一つである『ひぐらしのなく頃に』は日本ではヒットしましたが、海外ではどうなのか、人気の作品となっているのかを調べていきます。
パラレルワールドとして話が進み最後に謎が解き明かされるあの作品は海外でどのように受け入れられているのか、個人的にも気になるところです。
海外人気はどうなっている?
『ひぐらしのなく頃に』はかなり独特なアニメで、『出題編』と『解答編』の2部構成が続く形で展開されます。
しかもループもののアニメなので、どれから見ればいいのかという質問が出やすいアニメでした。
また、この作品は地上波で『ひぐらしのなく頃に』と『ひぐらしのなく頃に 解』を放送した後に、OVAで『ひぐらしのなく頃に 礼』と『ひぐらしのなく頃に 煌』と『ひぐらしのなく頃に 拡~アウトブレイク~』が販売されました。
さらにその後に、『ひぐらしのなく頃に 業』と『ひぐらしのなく頃に 卒』を地上波で放送するという流れだったので、今から全部追いかけるとなるとちょっと大変な作品となっています。
今回も他記事に漏れず日本のアニメが大好きな米国人が創設した『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』というサイトでの評価を基準に見ていきましょう。
作品数が多いことからそれぞれ評価されているので全体的な評価はちょっとわかりにくくなっています。
ちなみにこの作品は海外で『When They Cry』というタイトルになっているようです。
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アニメの評価について
OVAは別枠としてテレビで放送された枠からチェックします。
ひぐらしのなく頃に:Score 7.89 Ranked #757 Popularity #222 Members 772,463
ひぐらしのなく頃に 解:Score 8.18 Ranked #374 Popularity #438 Members 461,988
ひぐらしのなく頃に 業:Score 7.20 Ranked #3086 Popularity #844 Members 258,038
ひぐらしのなく頃に 卒:Score 6.74 Ranked #5327 Popularity #1872 Members 102,026
参照URL:https://myanimelist.net/search/all?q=When%20They%20Cry&cat=all
こちらの数字について簡単に解説すると、『Score』がユーザーの平均レビュー点数です。
『Ranked』がその平均レビュー点数から見えてくる点数による総合順位で、『Members』がその作品を応援しているフォロアーの数になりそのフォロアーの数から総合順位が『Popularity』となります。
こちらの評価を見てみると、最初の作品がフォロアー数が一番多いですね。
それでも『MyAnimeList』に登録されているアニメ全体で見ると222位のフォロアー数で、平均レビュー点数もそこまで高くありません。
『ひぐらしのなく頃に 解』は平均レビュー点数が8点を超えており、総合順位も374位と検討していますが、圧倒的ではないです。
2020年から放送開始された新シリーズの『ひぐらしのなく頃に 業』と『ひぐらしのなく頃に 卒』はなかなかに厳しい評価です。
特に『ひぐらしのなく頃に 卒』は平均レビュー点数が6点台と結構ひどいことになっています。
海外人気はあると言えるのか
ここの評価を見ただけの判断だと客観的に『爆発的な人気は無いけど、それなりに海外で知名度がある作品』という評価に落ち着くと思います。
海外の方の日本アニメにおける反応をチェックできるサイトでいくつか感想を拾うことができますが、そこでは高評価をしている人もいればあまり面白くないといった言い方をしている人もそれなりにいたので、賛否両論の状態だったのです。
こういった状況だということはなんとなく予想していたので、レビュー的にも厳しいかもと思っていたのですがそれでもこの評価なら十分に高いと思います。
ただし、2020年以降のシリーズは予想以上に低かったのでそれはそれで驚いている状態です。
海外人気について気になる情報はある?
海外でも最新作ほど評価が割れている『ひぐらしのなく頃に』ですが、海外でどのような扱いをされているのか具体的な意見がほしいところですよね。
気になるツイートをピックアップしながら評価にまつわる情報を個人的な見解を交えつつ紹介します。
気になるツイート
最近、海外の友達にひぐらしのなく頃にを布教しました。
そしたらyouの歌詞を全部ローマ字で書かさせられました。
こちらからは以上です😌— りん🌸 (@Rinnnnn_san) November 6, 2021
こちらのツイートを見てもらうとなんとなくわかると思いますが、日本ではこの作品はパチンコになるレベルで大ヒットしました。
当時ゲームもアニメもはまったという人は結構多いので、そういった人たちが海外の友達に布教するというパターンがあるようです。
海外の友達から、日本人だからその日本人の観点から見てオススメのアニメを聞かれるという流れも結構あるので、そういった流れで『ひぐらしのなく頃に』が紹介されれば見る人も増えると思います。
ただし、こちらの作品は物語の深さもあるのですが、怖さもある日本のホラーを味わえてしまう作品でもあるので、苦手な人は苦手でしょう。
物語の描写が過激であるため、一部の人からは批判されることもあるということを念頭に、無理に布教しすぎるのはNGな気もします。
コスプレする人がいるくらい知名度あり
海外の人気コスプレイヤー『HIKO(@HIKOHIKO_0204
)』さん「ひぐらしのなく頃に」から「園崎姉妹」のコスプレを披露#ひぐらしのなく頃に #コスプレ #可愛い #園崎魅音 #CurecosPlus #園崎詩音https://t.co/bDIy6sAluE— Curecos Plus (@CurecosPlus) May 27, 2021
こちらのツイートは海外で『ひぐらしのなく頃に』に登場する『園崎姉妹』のコスプレをしている人を紹介しているものです。
元の画像がどうやら消されているので見られなくなっていますが、コスプレする人がいるということはそれだけコアなファンがいるということでしょう。
賛否ありきの作品だと思っていたのですが、肯定的に見ていた人にとってはコスプレもしたくなる作品だったというのはうれしい情報です。
ホラーテイストやグロテスクなシーンがむしろ好評なのか?
ひぐらしのなく頃に業 第16話
見たけど海外版だと規制無しで
丸見えらしいね😅— 赤威 猫🐈 (@akaiadmiral3) January 22, 2021
欧米、特にアメリカは暴力やグロテスクな表現は比較的一般的に認められている傾向があります。
これは、アメリカの社会が暴力的な歴史を持ち、銃社会であること、そして言論・表現の自由が保障されているため、自由な表現が認められているという文化的背景があるとされているのです。
もちろん、アメリカにおいても暴力やグロテスクな表現に対する議論や批判がありますが、それでもそういった演出が大好きという人はかなり多いとされています。
海外のゾンビが登場するゲームをたまにする筆者ですが、とてつもなくグロいものもあるので・・・
そんなアメリカなので、アニメのちょっとしたグロテスク描写は問題ないのかもしれません。
もちろん、子供に見せるのはちょっとアレなシーンもありますが、こちらのツイートを見た限りだと規制無しになっているとのことなので、そういった部分がむしろ好まれていると考えることができます。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は『ひぐらしのなく頃に』の海外人気についていろいろと調べてきました。
コアなファンがいる作品であることは再認識されましたが、やはり大衆受けする作品ではなさそうです。
日本でも一部の方を中心にものすごく流行した記憶がありますが、万人受けしたかと言われると疑問符がついていたのである意味同じ状態と言えるのではないでしょうか。
それでも、コスプレする人がいるぐらいコアなファンがいるとのことなので、一定数以上に見られている作品だと思います。
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