日本が誇る文化の一つがアニメ文化ですが、東京グールは今から10年ぐらい前に漫画の連載が始まり、当時はかなり話題となりました。
構成は第1部と第2部に分かれており、どちらも人気がありますが、アニメの方は第1期・第2期・第3期・最終章の4部構成となっていました。
そんな東京グールですが、海外人気の方はどうなっているのでしょうか。
リアルタイムで話題になったときに漫画を読んだことがある筆者の所感では、非常に面白い作品ではありますが、海外人気は意識したことがなかったので気になるところです。
東京グールの海外人気はどうなっている?
それでは最初に大事なこととして、海外人気がどれだけあるのかを確認していきましょう。
ここで人気が無いのなら、どうして人気が出ないのかの理由を探り、逆に大人気ならば大人気の理由を探っていきます。
この人気のあるかどうかを客観的に知ることができるサイトが『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』です。
ここは別記事でも紹介したように、日本のアニメ好きが集まってレビューしたりフォロアーになることが可能なサイトで筆者も知らないような日本アニメの情報までアップされているレベルです。
こちらで東京グールの評価を見てみると、平均レビュー点数が10点満点で7.79点と若干低めですがフォロアー数が全体で9位と非常に多いです。
つまり、低評価を漬けている人も多いですが、支持する人には深くまで突き刺さった作品と言えるでしょう。
こちらのサイトでフォロアーの数が200万を超えているのは、すべて大人気作品と言ってもいいレベルになっているので、この東京グールも間違いなく入っています。
ちなみに、アニメの方は東京グールが第1期で、東京グール√Aが第2期、東京グール:reが第3期と最終章といった形になっているのですが、東京グール√Aでもフォロアーが約167万人もいて、東京グール:reはファーストシーズンが100万人を超えているので最後まで追いかけた人も多いと言うことがわかります。
シリーズ物は最後のシリーズまでどれだけ追いかけた人がいるのかで、ファン数がある程度見えてくるというのはいいですね。
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なぜここまで人気が出た?
フォロアー数を見てもものすごい数の人たちが追いかける人気作品という事がわかりましたが、なぜ人気なのかをいろいろと考察していきましょう。
ここからはいろんな情報から筆者の考察も交えていきたいと思います。
ジャパニメーション流行の流れに乗れた
東京グールが海外で大人気になった理由の一つがこのジャパニメーション流行の流れに乗れたことにあると思います。
東京グールのアニメが放送され始めたのが2014年頃からですが、最終作が終わったのは2018年です。
この時期に何があったのかというと、Netflixを筆頭としたストリーミングサービスの台頭になります。
これらのサービスは見たい物を見たいタイミングで好きなだけ見られるものであり、このコンテンツに日本のアニメが入っていたのです。
具体的にはNetflix・Hulu・Amazon Prime Video・Crunchyroll・Funimationといったサービスで、日本アニメが見られるようになっています(これらのストリーミングサービス全部で東京グールが見られるわけではありません)。
それらのストリーミングサービスで日本のアニメが簡単に見られる環境になり、様々な作品が世界で見られるようになりました。
そこで、様々な特徴とインパクトがあった東京グールを支持する人達が大量に出てきたのだと思います。
ダークで衝撃的なストーリーが好まれた
東京グールは人間が喰種(グール)に襲われる世界です。
思いっきりダークな世界と言っていいでしょう。
そんな世界でハッピーエンドはあり得ないと言わんばかりの衝撃的な展開が続き、ショッキングな展開も多々ありました。
もちろん、そういった世界観や展開が苦手という人は淘汰されますし、低評価の嵐となってしまいますが、好まれる人にはめちゃくちゃはまるといった作品に仕上がっていたのです。
ゾンビが好きだから
基本的に拳銃を簡単に購入できるアメリカを筆頭に、海外の一部の方々はゾンビが好きです。
それはもうびっくりするぐらい大好きで、ゾンビに関する映画作品もアニメもゲームもアメリカを主体に大量に毎年誕生しています。
あのアメリカで超ヒットした『進撃の巨人』もこのゾンビ大好き精神に乗ったからヒットしたという情報もあります。
この作品に登場するグールはゾンビとは異なり自分たちで考えて行動し、理性的に人間を襲うこともできるのですが、そういった人間風の化け物をゾンビ大好き精神で同じと捉えている人も一定数はいると思います。
キャラクターデザインが優れているから
やはり人気作品になれるかどうかは、キャラクターの造形や見た目がどれだけ優れているのかも関係してくるでしょう。
この東京グールという作品は独特で個性的なデザインのキャラクターが多く、主人公の金木研や『あんていく』のオーナーである喜多川など、ファンに愛されるキャラクターが多数存在しているのです。
こういったキャラクターをどれだけ抱えているのかもかなり重要で、グッズ販売など別方面での売り上げにもつながってきます。
海外人気に関する気になるTwitterについて
東京グールの海外人気に関する気になるツイートも見ていきましょう。
やはりキャラクター人気は大切
#パラダイスのアメリカ留学記
アニヲタ2人目発見!
韓国人だけど5ヶ月で80作品見た結構なヲタク
「fateの偉そうな王様。かっこいい!」
とか
「東京グールの有馬さん!大好き!」
とか日本語がそれなりにできる。
結局僕は海外でもヲタクの友達しかできないのかな
「類は友を呼ぶ」— パラダイス (@01_eden07) July 11, 2017
登場人物の一人でもある有馬さんに関するツイートです。
やっぱりキャラクター人気は大切で、気になるキャラクターが登場する作品は流行するのは間違いないでしょう。
主題歌人気も大切?
東京グールのOPが海外のYoutube日本音楽再生数が紅蓮華に続いて2位らしく、調べたらノンクレOPが1億回再生されてた。いやこれOPだけで商売出来るんじゃ…?
— TEBA / TORIPPYS (@TEBA_FPS) December 7, 2020
こちらは東京グールのオープニングで流れていた主題歌の再生数が、なかなかにすごいことになっていたというお話です。
基本は作品人気から音楽人気につながるのですが、逆もまたあるのかもしれません。
キャラクターデザインが逸脱
人気の要因は、キャラクターデザインを「石田スイ」が担当してるからだろうね。
石田スイ氏の代表作は「東京グール」
独特のタッチで、海外でも人気だろうなと思ってeBayを調べてみたら案の定。#eBay輸出#海外輸出 pic.twitter.com/kEbnee15Sj
— eBayの純@デイトレせどり/グリップ理論 (@sedorichannel) April 12, 2021
これもキャラクター人気に関するツイートですが、やはりキャラクターデザインが優れている人を抱えた作品は強いです。
東京グールのキャラクターデザインは石田スイ氏ですが、海外でもかなり人気があるとのことです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は東京グールの海外人気についていろいろと調べてきました。
レビューの点数を見てみると予想以上に低くてびっくりしたのですが、これはやっぱりストーリーがかなり重いことやグロすぎるところがこの点数になってしまったのだと思います。
正直グロいという意味で18禁になってもおかしくないので、そういう意味で低評価をされている方がいたらそういった評価は仕方ないと筆者も感じているレベルです。
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