アニメは日本を代表する文化ですが、少女向けの作品として海外でも金字塔になった作品が『セーラームーン』です。
そしてそういった立ち位置に限りなく近い存在と言われているのが『満月をさがして』になります。
今回はこの『満月をさがして』の海外人気がどうなっているのかをいろいろと調査しつつ、気になるツイートもチェックして行きましょう。
いわゆる少女漫画というカテゴリーなので、どういった情報があるのかを改めてチェックしつつご紹介いたしたいと思います。
海外人気はどうなっている?
筆者は少女漫画というカテゴリーに全く手を出したことがないので、海外人気がある作品で『満月をさがして』というワードがヒットしたときにもどういった作品なのかがわかりませんでした。
調べてみると月刊の少女漫画雑誌である『リボン』で連載されていた作品であり、テレビ東京系列で2002年から全52話の構成で放送されていたテレビアニメとのことです。
カテゴリー的には『変身魔法少女アイドル作品』とのことで、これもセーラームーンに通じるところがあると思います。
それでは具体的に海外での評価を見ていきましょう。
海外で爆発的なヒットをしたセーラームーンの事例もあるので、これもその事例にならってヒットしているのでしょうか。
ちなみに、海外でのタイトルは『Full Moon wo Sagashite』のようです。
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『MyAnimeList』の評価
まずわかりやすい数値で評価しているのが『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』というサイトです。
こちらは参考にするのは日本のアニメが大好きな米国人が創設したサイトで英語を使える方々の利用者数がとてつもなく多くて見やすいサイトなので参考になります。
そこで、評価を抜き出すとこのようになっていました。
参考資料
こちらの数値について解説すると、『Score』がユーザーの平均レビュー点数です。
『Ranked』がその平均レビュー点数から見えてくる点数による総合順位で、『Members』がその作品を応援しているフォロアーの数になり、そのフォロアーの数から総合順位が『Popularity』となっています。
これを見た限りで個人的な感想は、『英語圏ではそこまでヒットしている作品とは言いにくい』となります。
ちなみに、比較対象として筆者が取り上げているセーラームーンの評価は以下の通りです。
参考資料
これを見るとわかるように、こちらのサイトではそこまでセーラームーンも評価されていません。
フォロアー数は『満月をさがして』の3倍はいますが、英語圏で爆発的な大ヒットをしている『進撃の巨人』はフォロアー数が約370万人なのでそこと比較すると大分落ち着いた数字であるということがわかってきます。
他のサイトの評価ではどうなっている?
『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』での評価はそこまで高くないという結論になりましたが、他のサイトの評価はどうなのでしょうか。
まずは北米最大規模のアニメ紹介サイトである『Anime News Network(https://www.animenewsnetwork.com/)』でチェックします。
こちらも英語圏では最大級のアニメ関連のまとめサイトです。
参考資料
こちらのサイトの評価もシンプルで、レビュアーの方々が10点満点で評価してその平均値がでるというやり方です。
それを見てみるとこのような記載になっていました。
Arithmetic mean: 8.184 (Very good+), std. dev.: 1.8412, rank: #374 (of 9282)
Weighted mean: 8.073 (Very good), rank: #432 (of 9282) (seen all: 8.41 / seen some: 7.15 / won’t finish: 4.56)
Bayesian estimate: 8.068 (Very good), rank: #313 (of 7044)
参考資料
animenewsnetwork Full Moon o Sagashite (TV)
ちょっとわかりにくいと思いますが、平均値では8点を超えているので非常に良いという評価になっており、その数値は全体的に見ても9000作品ある中で500位以内とかなり高いと言えるでしょう。
こちらの評価を見た限りだと、観た人たちからは結構好評な作品となっていると思います。
他には英語版のwikiなどの海外サイトの情報をいろいろと覗いてみたところ、『満月をさがして』は英語圏でもそこそこ知られている作品ということは見えてきました。
英語版のタイトルは『Full Moon o Sagashite』または『Full Moon』となっていて、英語版の漫画はViz Media社から出版されており、アニメ版も同社によってライセンスされているようです。
また、アニメ版は最初の28話までDVDで発売されましたが、その後は打ち切られたという過去があります。
しかし、Huluなどのストリーミングサービスで全話が英語字幕付きで配信されているのでそちらで見ることが可能なようです。
英語圏のファンからは、感動的なストーリーやキャラクターの成長、音楽などが高く評価されている作品といった記載がありました。
『満月をさがして』の海外人気における気になるツイートについて
次は海外の人気に関する気になるツイートを探していきます。
今のところ英語圏の評価はそこそこありますが、大ヒットの作品かと言われるとちょっと怪しいといった評価の落ち着きそうなので、それ以外の国での評価が重要になってくるでしょう。
韓国や台湾で大人気?
私の漫画も海外50カ国以上で翻訳出版されてるのですが、国によってよく読まれてる作品が違ってて面白いです。フランスはジャンヌ、ドイツは紳士同盟クロス、韓国や台湾は満月をさがしてが断トツだとか。
— 種村有菜 (@arinacchi) May 9, 2017
これは作者によるツイートなので間違いない情報なのでしょう。
韓国や台湾では『満月をさがして』が大人気とのことですが、先ほど北米最大規模のアニメ紹介サイトである『Anime News Network(https://www.animenewsnetwork.com/)』でこの作品をチェックしたときに、確かに韓国語と台湾向けの中国語の代替タイトルがありました。
代替タイトルの有無はその国で流行ったかどうかを簡易的に知られる指標にもなるので、わかりやすいですね。
ドイツで男女問わず大人気?
昔ドイツ行った時、でかい本屋の漫画売り場で現地の男の子が「満月をさがして」を読んでた印象が強い
— ピ丿ピ丿@5月3日 資料性16中野サンプラザ (@creamyblog) November 12, 2019
こちらのツイートはドイツの男性が『満月をさがして』の漫画を読んでいたというお話です。
ドイツではかなり人気の作品であるという情報がwikiに確かに記載してありましたが、その情報を改めて真実であると確信させるツイートとなっています。
日本より海外の方が人気が高かった?
満月をさがしてとかも日本より海外のが評価高いんよな
— OWL (@shiraba) October 9, 2013
漫画やアニメの一部作品は日本よりも海外でヒットするというケースはしばしばありますが、この作品もどうやらそのカテゴリーに入っているようです。
ドイツや韓国や台湾での人気がすさまじいとのことなのですが、そこでの売り上げがおそらく日本国内での売り上げよりも上だったのでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は『満月をさがして』の海外人気についていろいろと調べてきました。
英語圏ではそこそこの評価で個人的には収まりましたが、ドイツや台湾や韓国で圧倒的に人気があるタイトルと聞いてびっくりしました。
やはり、そこそこ人口がいる国で大ヒットになった作品というのは、間違いなくヒット作品といえるので、今回紹介したこの作品もヒットした作品に間違いなく入ると思います。
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