ドラゴンボール(DRAGON BALL)が作者鳥山明先生と共に海外で超人気なのはなぜ?放送国数は80カ国?

日本でも人気のある作品が海外でも人気があるというケースもよくありますが、一部の作品は日本以上に海外で大ヒットしている作品もあるのです。

そこで、今回は海外でびっくりするぐらい超人気があるドラゴンボールについて、なぜそこまで海外で超人気があるのかを調べていきます。

いつぐらいから人気が沸騰したのか、何カ国向けに翻訳されたのか、いったいどれだけ売れたのかなど人気にまつわるお話もまとめていきましょう。

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ドラゴンボールについての簡単な概要解説

日本国民ならば確実に耳にしたことがあり、漫画やアニメやゲームなどのコンテンツなどの遊んだことがある人も多いでしょうドラゴンボールですが、かなり歴史の長い漫画でもあります。

概要

タイトル:ドラゴンボール(DRAGON BALL)
ジャンル:冒険バトルSF漫画
作者:鳥山明
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
発表期間:1984年11月20日~1995年6月5日
話数:全519話
巻数:ジャンプコミックス版は全42巻、完全版では34巻
アニメシリーズ作品:ドラゴンボール・ドラゴンボールZ・ドラゴンボールGT・ドラゴンボール改・ドラゴンボール超
放送国数:80国以上
単行本売り上げ(完全版含む):国内1億6000万部以上、全世界2億6000万部以上

簡単な概要はこの通りですが、注目すべき所はアニメシリーズの多さです。

このアニメシリーズ作品を掘り下げるとこうなります。

放送期間と話数

ドラゴンボール:1986年2月26日~1989年4月19日 全153話
ドラゴンボールZ:1989年4月26日~1996年1月31日 全291話+スペシャル2話
ドラゴンボールGT:1996年2月7日~1997年11月19日 全64話+番外編1話
ドラゴンボール改:2009年4月5日~2011年3月27日と2014年4月6日~2015年6月28日 全159話
ドラゴンボール超:2015年7月5日~2018年3月25日 全131話

これらの情報をまとめると、漫画の連載は1984年から1995年の約10年間なのに対して、アニメはアニメオリジナルもかなりあるので超長編になっていると言うことです。

また、アニメは一旦ドラゴンボールGTが終わってから終息したのですが、ドラゴンボールZのデジタルリマスター再編集版であるドラゴンボール改が放送されたことで、そこからドラゴンボール超につながり、2009年から約10年間ドラゴンボールが放送されています。

なので、今現在30代や40代の原作の漫画を知っている方々は、アニメの方をブラウン管テレビで楽しんだことがあるでしょうし、今現在10代や20代の方々はリマスター版のドラゴンボールやドラゴンボール超で綺麗になった悟空やベジータを見たこともあると思います。

特にドラゴンボールは人気作品過ぎてアニメが漫画に追いつきそうになることが多々あり、わざと引き延ばし展開をしていたので、その引き延ばしに嫌気が差す人も多いと思います。

しかし、リマスター版はそういった引き延ばしをしっかりと削除し、さらに音楽も新規に差し替えられて声優陣も引退者や故人などがいることから、一部を一新して挑んだ意欲的なリマスターとなっているのです。

そのため、日本国内でもかなりの人気となりました。

海外で超人気なのは何故?

海外でも超絶人気があるドラゴンボールは、2018年12月14日に公開された映画『ドラゴンボール超 ブロリー』の興行収益からもはっきりとわかり、日本アニメ映画で世界興行収入1億ドルを超えた数少ない作品に加わっています。

ここまで人気がある理由何なのかを筆者の考察やネット上での意見を交えながらまとめていきましょう。

ちなみに、作者の鳥山明先生そのものも作品が多くの方々に愛されているのでとっても有名で人気のある漫画家となっています。

シンプルな悪と正義の構造

日本ではドラゴンボールは、一時期に内容がシンプルすぎて面白くないという声が色々と噴出したことがありましたが、こういったシンプルなところがかえって海外では受けがいいという指摘があります。

世界の状況や人種差別などが一切無く、悪者に味方が大集合して戦い、連係プレーなどを駆使して乗り越えたりして、最終的には悟空が活躍して解決するというシンプルな構図が一貫されているのです。

欧州ではいわゆる歴史の登場人物にまつわる英雄物語がほとんどの作品群の主流スタイルだったのですが、そういった英雄物語と比べるととってもシンプルなヒーロー漫画がドラゴンボールだったのです。

それ故に支持した人も多いという見解もされています。

表現力が素晴らしい

ドラゴンボールの良いところを色々と掲げていると表現力にあると評する方々も一定数います。

これはどういうことかというと漫画の1コマごとに無駄な部分がほとんどなく、高速で動いている戦闘シーンでも何をやっているのかがしっかりと伝わるのです。

台詞がないという理由で流して見ている人は、一つずつのコマをしっかりと改めて見てもらいたいと思うぐらい、かなり丁寧に作られていると筆者も思っています。

よくシンプルすぎると表現されるドラゴンボールですが、逆に読者にシンプルであると明確に認識させることはすごいことだと指摘する人もいるのです。

こういったシンプルさが海外でも大受けしている理由に繋がっていると多くの方が考えています。

わかりにくい作品が多いとされる欧州の作品群の中に、こういったシンプルの極みと言えるドラゴンボールが黒船のように来襲したのなら、そういった悩みを少なからず抱えている人にとっては衝撃的ですし、はまるのも納得できるでしょう。

特に、フランス人の方々の熱狂ぶりはすさまじく、びっくりするレベルなのですが、フランスこそが回りくどい英雄物語が色々とある国と感じているので、余計に支持されているのだと筆者は考えます。

キャラクターが魅力的

作品が愛される理由は色々とありますが、やはり愛されるキャラクターを多く抱えているのは強みとなります。

ドラゴンボールの中でも人気のあるキャラクターは一杯いますが、やはり国によって人気のキャラクターは違うようです。

たとえば、日本では最強クラスの敵として人気があるブロリーですが、海外ではキャラクターとしての人気が日本と比べると非常に高いです。

海外展開を最初から視野に入れていたドラゴンボール超の映画では、その海外のキャラクター人気を加味してブロリーにあえてしたというエピソードがあるぐらいです。

また、ふとっちょの魔神ブーとピッコロさんとベジータとミスターサタンも人気があります。

このように個性豊かなキャラクターが一杯いる作品はそれだけでも強みになり、関連作品も色々と売れるので何時までも世界レベルで売れる作品になり続けられるのでしょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回はドラゴンボールの海外人気について色々とチェックして参りました。

概要を改めて掘り下げて見るとアニメシリーズの長さに驚く人も多いと思います。

確かに、昔アニメが放送されていたときは漫画に追いついてしまった場面も多々あったのでどのように展開するのかが気になったときもあります。

しかし、それは引き延ばしによってごまかしていたのですね。

あの引き延ばしをカットしたリマスター版は色々と見やすいと思いますので、もう一度昔のドラゴンボールを見たいという方はリマスター版を見ることを強く推奨します。

2024年3月に鳥山明先生がお亡くなりになられました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

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