アニメは日本を代表する文化ですが、1998年から刊行されたライトノベルのフルメタルパニックは、2002年からアニメシリーズが始まり日本国内でもかなり人気の作品になりました。
『富士見ファンタジア文庫』の看板作品として日本人からはかなり愛された作品ですが、海外人気は果たしてどのレベルなのでしょうか。
『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』といった2022年に海外興行収益などが話題になった作品もありますが、それよりも大分前に終わった今作がどういった海外評価を得ているのかが個人的にも気になるためいろいろと調査していきます。
海外人気はどうなっている?
海外人気のお話になると日本人だけの情報だと見えてこない部分もあるので、海外のサイトを参考にしたいと思います。
『MyAnimeList』でアニメ評価をチェック
とにかくアニメ化されているのなら圧倒的に頼りになるサイトが『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』です。
ここは日本のアニメが大好きな米国人が創設したというサイトですがアクセス数がすさまじく多く、フォロアー数など数もかなりのレベルなので参考になります。
ちなみに、英語版では『Full Metal Panic』と記載されるようです。
ここではフォロアー数から平均レビュー点数もチェック可能なので早速見ていきましょう。
参考資料
こちらのスコアはいわゆるこの作品を見た方の点数で10点満点評価となります。
古い作品だから点数が低いという見方もあるかもしれませんが、1998年にOVAになった『銀河英雄伝説』が平均レビュー点数12位につけているので古いかどうかは関係ないと思います。
フォロアー数は新しい作品の方がつきやすい傾向にありますのでその部分はちょっとどうしようと思いますので割愛しますが、点数は個人的にかなり気になるところです。
漫画版の人気は?
漫画版もありますが、こちらもいろいろとシリーズがあるので評価をちょっとしにくいです。
原作と比べるといろいろと異なる部分があり、短編の一部ストーリーをコミカライズされた作品もあればできるだけ原作を準拠しているものもありますのでこれも評価がしにくいでしょう。
それでは漫画になったのが原作と比べるといろいろと異なる部分があり、短編の一部ストーリーでまとめられた漫画版の『フルメタル・パニック!』の評価から見ていきます。
それがこちらです。
参考資料
こちらの評価基準については先ほどのアニメと一緒です。
これも正直高い数字ではありません。
そこまで海外人気はないのか?
『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』のアニメ評価を見てみるとそこまで高くないという結論で終わってしまいますが、本当にそうなのでしょうか。
ちょっと納得できない部分があったので、どうにかして海外向けのほかの情報が無いのかを探ってみました。
するとこんな記事(http://animationbusiness.info/archives/3254)がありました
これは2017年に米国市場開拓を狙った角川が、カリフォルニア州ロサンゼルスのコンベンションセンターで開催された『Anime Expo 2017』についての記事です。
これを見ると『ようこそ実力至上主義の教室へ』や『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』や『文豪ストレイドッグス』とともにフルメタルパニックも紹介されていたのです。
そのPVが日本向けバージョンでYoutubeにアップされていたのでそちらも紹介します。
こういった活動を角川側がされているので不人気ということは考えにくいでしょう。
海外での評価につながる情報と気になるツイートもチェック
ここでは海外人気にまつわるTwitterも取り上げながらどのような評価をされているのかを改めて見ていきましょう。
情報が非常に少なく推察の部分も圧倒的に多いので、こういった考え方もあるという見方でお願いします。
メカデザインが素晴らしいのはプラスに働く
フルメタルパニックのメカデザインほんまいいよね pic.twitter.com/vXLdvCaTYr
— 忍者RAVEN@日常垢 (@Kervelos_Raven) December 14, 2019
フルメタルパニックは『アーバレスト』のようなメカも登場する作品であり、そのメカデザインがとってもかっこいいという意見がネット上でもよく見られます。
実際にロボットものの作品でメカに関するお話をするときに、『フルメタルパニックのアーバレストっぽい・・・』といった伝え方をすると結構多くの人たちに伝わるというケースもあったようです。
アニメのPVでもメカアクションを推しており、かっこいい機体を前面に推しだしているのがわかりますが、この部分に関しては成功していると思います。
このアニメが放送されたばかりの頃は欧米におけるメカ人気は定着しにくかったのですが、2007年に映画で登場した『トランスフォーマー』からメカに関する考え方や評価が一変され好まれることがかなり増えたと言われているのです。
そういった海外事情もあるため、かっこいいメカがいるというのはじわじわ人気が出る大きな要因になると思います。
ストリーミング配信がある
見放題配信中のVOD各社を
数字記号で記載してます①Abemaプレミアム
②U-NEXT
③Hulu
④dアニメ
⑤FOD
⑥Amazon prime
⑦NETFLIXフルメタルパニック!
②④⑤
最終兵器彼女
②③
機動戦士ガンダムSEED
②⑦
キディ・グレイド
③④⑤ pic.twitter.com/BSpVLmEs9b— みさ缶@Ani-me彩🍀 (@7thSchoolDist) September 11, 2022
海外人気が出る条件はいろいろとありますが、今の時代はストリーミング配信されているかどうかも非常に大きいです。
フルメタルパニックは、様々なストリーミングサービスで見られるので海外人気も出やすいでしょう。
日本では第1期が『U-NEXT』や『dアニメストア』や『ひかりTV』や『FOD PREMIUM』などで見られるので、どれかと契約している方にはチェックしてもらいたいです。
これだけ様々なストリーミングサービスに配給しているのなら、海外でもファンを着実に増やしていけるでしょう。
人気あるスパロボシリーズに参戦している
#フルメタルパニック は #スパロボ で知って、原作は本編だけ読んだんですよね。
某 #ゲーミングちゃんこ さんにアニメの話を聞いたけど、そっちは未完なのが残念。またスパロボVやっててフルメタ勢が来たけど、周回プレイやってるので、全員即エース(笑)#一人言 pic.twitter.com/YtOPluQxmf
— T28 (@PxvLW6JG1qRm19a) February 21, 2023
その作品が知られる経緯はいろいろとありますが、その中の一つに人気のゲーム作品に登場したことというパターンが結構あります。
フルメタルパニックが登場している作品として一番有名なのがロボットアニメを題材としたゲームシリーズの『スーパーロボット大戦』です。
こちらは日本のロボットアニメに対するファン層が一定数海外にいると言われており、Valve Corporationが開発したゲームプラットフォームで、利用者が抜群に多いSteam(スチーム)でも配信されるようになったことで海外人気も増えつつあると言われています。
まとめ
今回はフルメタルパニックの海外人気について調べてきました。
海外人気が圧倒的に高いかどうかと言われると結構微妙な作品でしたね。
ロボット人気が沸騰する前の作品だったので、放送されたばかりでは海外人気が出にくかったのかと個人的には予想しています。
それでもスパロボシリーズに参戦するなど人気が出る要因はいくつかありましたので、これから先海外ファンを獲得するというケースはありえる未来と言えるでしょう。
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