ガソリン代が高騰してきていることで自動車に乗らなければいけない方々は、経費のことを考えてもより大切に車を扱わないといけません。
そこで、今回はAT車でやってはいけない事は何なのかを色々と集めて参ります。
大切に乗って寿命を延ばすためのコツが色々と詰まっているので、車の買い換えもできる限り遅くしたいという方は是非ともチェックしていただきたいです。
また初心者ドライバーの方にはぜひ読んでいただきたいです。
シフトチェンジするタイミングについて
AT車はMT車と比べると圧倒的にシフトチェンジする回数が少ないです。
そのため、シフトレバーに触る回数も少なくなります。
しかし、必ずチェンジしなければいけないタイミングは、駐車場などに車をバックで入れなければいけない時です。
いわゆるDからRに動かすときで、出社する時でも買い物で駐車場に止めるときでも、家に帰宅するときでもこのタイミングは訪れると思いますので1日に何回かは行っている動作だと思います。
車の操作において必ず覚えておかなければいけないことは、『自動車が移動中にシフトレバーを動かしてはならない』ということです。
ついつい急いでいるタイミングだとガチャガチャと動かしてしまいたくなるのですが、その動作はトランスミッションの破壊に繋がってしまうので絶対にやってはいけません。
これはPにシフトチェンジするタイミングでも同じで、完全に停止するまでは動作はストップしてください。
基本的にシフトチェンジする時は、自動車が完全にストップしているときにしてください。
ちなみに、シフトがNに入っている状況では車はあらゆる動作を受け付けなくなっている状態なので、坂道でNにするのもやってはいけない事ということも覚えておきましょう。
車止めにタイヤをぶつけて放置してはいけない
駐車場に車を停止するときには車止めがあることで安心して駐車できると思いますが、この時に注意してもらいたいのが駐車の仕方です。
ついついギリギリに車を止めたくて車止めにタイヤを軽くくっつけた状態で停止する人が多いのですが、くっつけた状態を維持すると足回りに無駄な負荷をかけ続けている事になります。
車止めにゆっくりとタイヤを接触させる程度なら問題ないのですが、その後は『ちょっと車を前に出して車止めとタイヤに間を作ること』が大切です。
短時間ならば問題ないという声もありましたが、それが癖になってしまうと困るので逆にタイヤ止めに接触したら隙間を空けるクセをつけましょう。
止っている車でも注意点は多い
車を停車する時にも色々と注意点があります。
まず、車を駐車するときはパーキングにすることが基本ですが、『パーキングにしたときは必ずサイドブレーキをかけること』が重要です。
これを怠るとタイヤを固定させるためのツメが外れやすくなるので動いてしまう恐れがあります。
また『駐車しているときにステアリングを動かすのは絶対にNG』なので、覚えておきましょう。
ついついハンドル操作している人もいますが、あれはステアリング機構にもダメージを与えますし、タイヤの消耗も無駄に進めるので意味がありません。
この2点はしっかりと守ってください。
ATは急加速と急発進に適合していない
そもそもAT車は急加速や急発進に適合していない車が多いという意見もあります。
どういうことかというと『急加速や急発進は変速機のクラッチ部分やバンドに対する負荷が大きく一気に摩耗するのでNG』ということです。
朝の忙しい時期はついついいきなり車を飛ばしたくなる気持ちが出てしまいますが、エンジンを始動させたばかりではまだまだ暖まっていないので、動かしたばかりの急加速はさらに大きなダメージを車に与えてしまいます。
オイルが温まっていないためにエンジン性能が発揮できないばかりか、足回りのグリスも固まっている状態になるため足回りにも悪影響が出てしまうでしょう。
車を長持ちさせたいという人は暖機運転を心がけつつ、エンジンを無駄に吹かさないようにすることを意識しましょう。
赤信号に対してのAT車の対応も考える
ハイブリッド車が登場してから日本車はとにかく低燃費の車に脚光が浴びるようになり、低燃費走行にも注目が集まりました。
今でもその流れはガッツリと受け継がれているため、そのための動作として赤信号になったらAT車でもついついDからNに入れている人が多いと思います。
しかし、この動作はどうやら現代の考え方としては間違っているという意見が増えているようです。
というのも、『信号待ちがある度にシフトチェンジを繰り返すことが当たり前となると、それだけ負荷をかけ続けていることになるのでやらない方がいい』という意見が出ているのです。
他にも『すぐにでも車を動かさないといけない状況になってしまったときに、Nにしてパニックになると動かせなくて焦るケースがあるのでDのままでいい』という意見もあります。
これは人によって意見が分かれる部分でありますが、筆者的にも動かせる状態にしておくことが大切だと思いますし、ギアに負担を大きくかけてまで燃費を向上させるのはちょっと間違っていると思います。
燃費を気にしている方は急加速や急発進をしないように意識して、タイヤの空気圧を定期的に確認して万全な状態にしておいたほうがいいでしょう。
また、大きな地震が発生してしまったときの事を考えてもDにしておいた方が良いです。
地震が来たときの事を考えてDにするの?
これもいくつかありますが、まずは参考にするためにこちらの『大地震が発生したときに運転者がとるべき措置|警察庁Webサイト』を見てください。
こちらは警視庁のサイトですが、大地震が発生したときの運転者の行動について色々と書いてあります。
こちらの言葉を引用すると以下の言葉が書いてあるのです。
要するに、大地震がきたのならできるだけ道路の左側に動かして停止させること、そして停止させた後に車からおりて避難するのなら、エンジンはかけっぱなしにして道路外に移動させておくことということです。
これは本当に重要なことなので覚えておきましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はAT車でやってはいけない事を改めて考えていきました。
色々と情報をまとめましたが、知らなかった情報もあったと思います。
特に、シフトチェンジに関する情報が多かったと思いますので、AT車に乗っている人はシフトチェンジに対する考え方を改めるキッカケになってくれるとうれしいです。
また、震災に関する情報も重要なので覚えておいてもらいたいです。
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