日本文化が海外に浸透中?注目のコト消費について

日本文化が海外に浸透中?モノ消費からコト消費へ、爆買いは終わった?

新型コロナウイルス騒動によって訪日外国人はめっきり少なくなってしまいましたが、この騒動が発生する前はいろんなところで、訪日外国人の数が過去最多といった声が聞こえてきました。

今回は日本文化が海外に人気になったのか、どうしてこのような動きが発生しているのか、爆買いが終わってコト消費が始まったとされているがそれはどういうことなのかを解説してまいります。

 

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爆買いからコト消費へ・・

2014年ごろに日本に定着したとされる言葉が「爆買い」です。

実際にその「爆買い」を見たことがあるという人や対応したことがあるという人は、2014年以降に一気に増加して、ニュースでも頻繁に扱われるようになりました。

いわゆる来日した中国人観光客が大量に商品を購買していくことになるのですが、その対応に追われたお店も非常に多いでしょう。

しかし、その言葉も2016年以降急速にしぼんでいきます。

2020年となった現代ではほとんど「死語」に近いワードとなっており、ニュースで聞くことはほとんどないでしょう。

なぜ爆買いが終わったのか?

観光庁によると、2016年4-6月期訪日外国人消費動向調査の結果、中国人の日本での消費が劇的に減少し、オーストラリア人やベトナム人といった他の訪日外国人に抜かれたと、発表がありました。

その理由はいくつかありますが、一つは中国の外貨準備高が減ってしまったということです。

2016年から中国は人件費も上昇も相まって経済成長が鈍化するようになり、人民元が売られる状況が出始めました。

すると中国政府は今度は外貨準備を売る必要が出てきたので、外貨の流出を出来る限り減らすという方向に動いたのです。

その結果、輸入関税を引き上げることになりましたし、海外での現金引き出し限度額を制限するという対応が始まったので、中国人の国外消費が一気に冷え込みます。

この限度額は、日本円で160万円ほどといわれておりますが、それによって高級品はほとんど中国人が買えなくなったようです。

その影響は非常に大きく、高級品を扱うお店では爆買いによる収入が見込めなくなったので、2015年と2016年では売り上げに大きな開きが発生してしまいました。

モノ消費からコト消費へ

中国人による爆買いはかなり減り、爆買いに期待していた百貨店といったお店は一気に冷え込みます。

しかし、訪日外国人の数は減少することはなく、むしろ増えているのが実状です。

ここでポイントとなるのが、いろんなものを購入するというスタイルの訪日外国人の数は減ったけど、日本を楽しみたいというスタイルの訪日外国人の数は増えていることにあります。

つまり、商品を購入する「モノ消費」というスタイルから、日本独自の文化や風習などを体験できる「コト消費」にシフトしていると言えます。

この動きこそ、今回紹介する日本文化が海外に浸透しているというお話につながるのです。

今注目されているコト消費の対象はどれ?

それでは具体的な「コト消費」とは、どのような対象のお話になるのかを見ていきましょう。

日本人にとって当たり前となっている日本文化の何が海外受けしているのでしょうか。

予想しやすいものから予想しにくいものまでいろんなパターンがあります。

アニメにまつわる場所やイベント

2020年でも、圧倒的な海外人気のある日本の文化はアニメです。

やっぱりアニメ文化は日本が圧倒的に優勢のようで、日本にくる外国人の方々はアニメにまつわる何かを目的としている人もかなりたくさんいます。

例えば、2018年の訪日中国人が検索したアニメで1位になったのは、『ガンダム』という報告があります。

このガンダムはアジア圏でとっても人気で、台湾でも韓国でも香港でも大人気コンテンツとなっています。

しかし残念ながら、韓国は日本のアニメと認めず、自国独自のアニメと主張していますが・・。

官公庁によるとアジアからのインバウンドが日本ではやはり多く、2018年のデータでは約7割がアジアとなっています。

アジアで強いコンテンツであるガンダムは、訪日外国人向けのコンテンツとしても有力であるといえるでしょう。

このガンダムは様々なプラモデルも販売されており、このプラモデル目的で来る人も多く日本初の『ガンプラ専門店』の『ガンダムベース東京』は、外国の方が枚挙して訪れています。

他にも海外ですごく人気のある『ドラゴンボール』目的で来日する人もいます。

大ヒットした映画『ドラゴンボール超 ブロリー』は海外でも非常に人気が高く、それにまつわるコンテンツも大人気となっているのです。

食品サンプル

日本では当たり前のように、レストランなどにおいてある食品サンプルですが、この食品サンプルの出来がものすごく高く、海外では注目度が急激に上昇しています。

海外の日本特集番組では、この食品サンプルにまつわるお話が結構あるようで、そこで注目度が上昇しているようです。

欧米では写真付きメニューはあっても食品サンプルはないので、こういった精巧な出来のサンプルはびっくりする対象となります。

また、日本から海外に進出する日本の飲食店が食品サンプルを用いているので、その影響もあるといわれております。

この食品サンプル人気によって、制作体験ができるワークショップが、非常に人気のあるコンテンツとなっているのです。

温泉

海外の方にも注目度が高い温泉ですが、海外では温泉に対する考え方が違うところが多いので大好きという人もいれば、受け入れられないという人もいます。

苦手という人が多い日本文化の一つではありますが、訪日外国人が多くなればなるほど体験したいという人も増えているので、外国人観光客向けの温泉は大忙しとなっていたようです。

苦手といわれている理由が、海外では裸になってお風呂に入るという習慣がないとか、タトゥーがあるから入れないとか、けがをしている人が療養するための施設というイメージがあるからといわれております。

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歌舞伎

海外を意識した歌舞伎がいくつか出現したこともあり、海外注目度がかなり上昇しています。

日本の伝統演劇であり、代表する文化の歌舞伎はアニメを題材としたものもあり、アニメ人気と併せて外国人向けのコンテンツになりつつあるのです。

いわゆる歌舞伎の多様化といわれておりますが、これも歌舞伎に興味を持ってもらうためには大切なやり方だと思います。

着物の着付け体験

着物そのものはちょっと高額なので購入するのは難しいという人でも、気軽に着物を着用できる着付け体験は安く済むので、かなり人気のあるコンテンツとなっています。

爆買いが当たり前だった2014年前後では、購入する人も多かったのでしょうが、爆買いが一気に薄れた今は購入よりも着付け体験にシフトしたコンテンツと言えるでしょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は海外に人気のある日本文化を紹介しつつ、爆買いという言葉を聞かなくなった理由について記載しました。

爆買いがなくなった理由が中国という国の外貨準備高が減って、規制をするようになったからというのは大切なポイントなので覚えておきましょう。

それ故に、商品をただ単に大量に購入するというスタイルから、さまざまな事柄を体験しつつ気に入ったものを購入する『コト体験』にシフトしていることも覚えておくといいでしょう。

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