日本の温泉文化は外国人に受け入れられている?

温泉は日本を代表する文化?温泉は外国人に人気がある?

今回は日本に来る外国人が一気に増加している現在の日本において、外国の方々は温泉をどのように受け止めているのかを調べてみたいと思います。

同時に、日本の文化として扱われている温泉とはどのような存在であるのかもしっかりと確認していきましょう。

 

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日本の観光といえばやはり温泉?

日本の文化とは何かを問われたときに、出てきやすいイメージはやはり『温泉』でしょう。

それ以外にも『アニメ』や『神社お寺」とか『着物』といった回答もありますが、ランキング上位に入ってくるのが温泉となります。

温泉は古代から日本の各所に存在します。

日本神話に登場する日本武尊が温泉好きでした。

弘法大師などの高僧が温泉を発見したとか、お告げや夢枕で発見したとか、鷺や鹿や熊といった動物が掘り当てたといった、逸話が多いのが温泉なのです。

このように古くから逸話やエピソードとともに愛されている温泉は、とにかく日本に集中して存在しており、海外との比較にも顕著に表れているのです。

世界レベルで見ると、源泉がある場所は環太平洋地域に集中しているのですが、日本が特に顕著で、国内に2万7000を超える源泉が存在しています。

温泉の保有数は、レファレンス協同データベースに記載してあるのですが、そちらを見た限りだと2位は中国の約3000ヶ所となっているので、日本は圧倒的に温泉の数が多いということがわかります。

このように古代から日本に根付いていたという事実と、海外と比べると圧倒的に保有数が多いという事実から、日本を代表とする文化や象徴と言えるのではないでしょうか。

世界に誇る日本文化は大量にありますが、その中でもこのような事実が物語っている温泉は大々的にアピールできる内容になっているのです。

日本の温泉は外国の方に好評なのか?

日本の温泉は先ほど解説したように、世界に誇れるような文化であり象徴であると記載しましたが、そもそもこの温泉というのは世界レベルで受け入れられているのでしょうか。

まずは、結論から見ていきましょう。

その結論は「好評でもあるし否定的な意見もあり、正直万人には受け入れられていない」となります。

この理由は詳しく後述で解説いたしますが、はっきり言って日本に来た理由が温泉という人は少なく、観光をするという人でも、目的は別という方がほとんどです。

逆に万人受けする日本文化は「アニメ」となっています。

日本のアニメは「ANIME」と呼ばれるレベルで世界中に認められています。

今でも非常に人気のある「ドラゴンボール」の最新作映画である「ドラゴンボール超 ブロリー」は、北米のデーリーランキングで1位になるほど、圧倒的に顧客の心をつかみました。

アメリカで公開初日はツイッターのトレンドになるレベルですし、すさまじい影響力があったことがわかります。

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温泉が海外で受け入れられない理由とは?

日本文化は世界レベルで受け入れられているものが多いのですが、どうして温泉だけはNGという声がここまで多いのでしょうか。

その理由をここでは調べてまいりましょう。

理由を聞くと海外の方々がなぜ温泉に対して否定的なのかが見えてくるでしょう。

裸で温泉や銭湯に入るという文化がない

温泉が海外の人に受け入れられない最大の理由がこの「裸で温泉や銭湯に入るという文化がない」というものです。

海外にも温泉はもちろんあります。

しかし、その温泉の入り方が日本のように裸になってはいるというスタイルではなく水着で入るという国が多いのです。

実際に海外の方々の反応を見てみると、「ひとりだったらいいけど人に裸を見せるのは無理」とか「かなり抵抗がある」とか「水着をしない状態では入れない」というものが非常に多いです。

温泉狙いで日本に来る人は少なく、「慣れれば平気だからチャレンジしてほしい」という剛毅な方々もいますが、そんな気持ちよりも先に無理という感情がわいてしまうのでしょう。

「裸の付き合い」という言葉が日本にはありますが、この言葉はワールドスタンダードではないのです。

日本に来る観光客が多い欧米でも水着で入るというスタイルが主流なので、彼らにはあまり受け入れられないと考えましょう。

ただし、アジアでは「温泉に入ってみたい」という考え方を持っている人が多いので、その国の文化によって大きく変わると考えてください。

入浴ルールが違う

海外は水着で温泉に入るというスタイルですが、そもそもの入り方も違うという意見があります。

日本の温泉は「全裸で入ってじっくりと体を温める」というスタイルが基本となっていますが、海外の場合は「水着を着て泳ぐ」というスタイルになっているところもあります。

この違いから入りたくないという考え方になっている人もいるでしょう。

また、「タトゥーが原因で入浴を断られた」という話も聞きますので、この「タトゥー」に関するルールの違いによって、否定的な意見が多くなっている可能性もあります。

日本ではやっぱりタトゥーに対して否定的な意見が圧倒的に多いのですが、海外ではこのタトゥーに対して特に気にしていないという国も多いので、その部分での違いも温泉に悪い意味で出てしまっております。

温泉に対する考え方が違う

日本は温泉が文化になっており、ほとんどの方々が「温泉地とは何か?」という質問に「体を休めつつ風景を堪能する場所」とか「温泉を楽しみつつおいしい料理を堪能できる場所」とお答えするでしょう。

しかし、海外では温泉という存在がレジャーをする場所とか療養する場所という認識なのです。

このレジャーをする場所という認識が水着を着て泳ぐ場所というイメージになっているのだと思われます。

ヨーロッパでは温泉がある場所が治療用保養地という扱いになっており、さらにドイツやフランスや東欧の一部の国では、健康保険が温泉医療に適用されるという扱いになっているのです。

治療をするための場所という認識

このように温泉に対する考え方が日本と外国ではかなり異なっているので、海外の方々は「温泉は療養する人が行く場所」とか「レジャーを堪能したい人が行く場所」と受け止められています。

日本に行く目的として、温泉は選択肢に入っていなし可能性が高いと思われます。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は温泉という日本文化が海外ではどのような印象なのか、人気があるのかどうかを調べてみました。

温泉という存在の捉え方、考え方が海外と日本では大きく異なりますので、あまり人気が出ないということがわかりました。

水着スタイルで入る温泉が当たり前の人たちにとって、裸の付き合いとなってしまう温泉はやっぱり入りにくいと思ってしまうのはしょうがないと思います。

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