海外に人気のある日本のアニメ作品は結構あります。
今回は一部の国では熱狂的なファンがいると言われているアニメ『ソードアート・オンライン』について、なぜ人気があるのかの理由をまとめていきましょう。
そもそも、本当に人気があるのかということについても詳しくお話していきます。
海外で『ソードアート・オンライン』が人気なのは本当なの?
『ソードアート・オンライン』という作品は日本でもかなりの顧客をつかんでいる作品ですが、筆者が見た限りではあまり好きではないという意見もかなりある作品と感じています。
海外ではどういった意見なのか、そもそも人気なのかを数値化されていないかどうかを調べたらやはり『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』という日本のアニメや漫画を専門としているSNSに特化したウェブサイトが役に立ちました。
こちらのフォロアー数ランキングを見てみると、『進撃の巨人』『DEATH NOTE』『鋼の錬金術師』『ワンパンマン』に次いで5位でした。
ただし、ユーザーレビュースコアを見てみると上の4つは10点満点で8.5点を超えているのに対して、『ソードアート・オンライン』は7.2点と少し低いです。
トップ30位まで見ても評価は最低値となっています。
つまり、見ている人は圧倒的に多い作品ではあるものの、あまり好まなかったという意見も多かった作品になっているということになります。
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人気の理由は?
それではどうしてここまで圧倒的に海外で見られる作品になったのか、そもそもどの国で大人気なのかをいろいろと調べてまとめていきましょう。
オンラインゲームが大人気の国で人気に
筆者が海外人気がなぜあるのかをいろいろと調べた結果、特にオンラインゲームが非常に大人気なアジア圏で圧倒的な人気があると言われています。
映画はアメリカ・カナダ・メキシコ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・アイルランド・ドイツ・オーストリア・フランス・ベルギー・シンガポール・マレーシア・フィリピン・インドネシア・タイ・台湾・香港・韓国といった国で放映されて大人気になったという情報もあったので、これらの国々では一定数以上のファンがいるのは間違いないでしょう。
やはり作品の舞台がVRMMOゲームなので、そういったゲームに関する知識および環境がある程度整っていて、そういったゲームの世界に行ってみたいという考え方をする人が多いところでは人気があると考えられるのです。
中国国内で根強いファンがいる
これもいろいろと調べた結果わかったことなのですが、どうも原作の小説は中国国内で売り上げランキング上位の常連になるぐらい大人気で、さらにアニメの方もアクセス数が圧倒的に多かったという情報があります。
中国ではいろいろと規制があって、報道や放送や出版できない作品がいっぱいあるのですが、それらの網をどうやらくぐり抜けて販売されるに至った作品の一つであり、そこでさらに人気になったのでしょう。
また、中国の若者にとっての定番コンテンツがゲームであり、その中でも大人気だったのがオンラインゲームだったというのが圧倒的なフォロアーがついている最大の理由となったと思います。
要するに、今の中国の若い人たちにオンラインゲームの中に入って活躍する主人公という設定がうまくはまったということです。
世界中に中国人はいますし、中国人は人口も圧倒的に多いので彼らから支持されるというのは大きいのではないでしょうか。
トリップ系作品のアニメ化だったから
これも先ほどの話の続きになりますが、中国ではオンラインゲームが大人気であり、若者の中ではそういったゲームの中に入りたいと考えている人は潜在的に多いと言われています。
そういった若者にとってゲームの中にトリップする大々的な作品として、『ソードアート・オンライン』は支持されたのでしょう。
いわゆる中国人のアニメオタクにとってのワクワクがこれでもかと敷き詰められた作品となっており、これだけ多くの方に愛される作品になったのだと思われます。
レビュースコアが低い理由は?
今度は『MyAnimeList(https://myanimelist.net/)』における評価で、フォロアー数は多かったのにレビューが他作品と比べると低くなっている理由についても考察していきましょう。
新規アニメファンにマッチしていない
今では世界中で日本のアニメファンはいるといわれていますが、そのアニメファンは大きく分けて2種類いると筆者は思っています。
それが2013年に海外で大ヒットした『進撃の巨人』や2014年にヒットした『東京喰種』といったダークな世界観のアニメで大好きになったという人と、比較的ライトな日本風のアニメでアニメファンになったという人たちです。
世界中で一気に増加した日本アニメファンは『進撃の巨人』のような重厚なストーリーが大好きであり、大人が見ても楽しめる作品を求めている傾向が強いとされています。
そういった人たちはお色気シーンを毛嫌いしたり、技名を叫ぶという表現を毛嫌いしたり、大量の鼻血を流すような表現を毛嫌いしているといわれているのです。
これらの表現を日本のアニメにありがちな描写としてあまり好きではないという層がかなりいて、そういった人たちには日本のアニメは子供向けの作品であり、大人が見るものではないとされています。
『ソードアート・オンライン』が子供向けか大人向けかは人によって意見が分かれるところだと思いますが、筆者の予想では『進撃の巨人』と比較されて子供向けとされてしまったのではないでしょうか。
いわゆる好みが違う層の人たちが話題になっているからという理由で作品を閲覧した結果、好みではないと判断されてしまい、評価があまり伸びなかったのだと思われます。
『進撃の巨人』のインパクトが強すぎた
これはアメリカのアニメ好きになった方々でよく言われている言葉なのですが、『進撃の巨人』にはまってしまったアニメ好きの方々からは、『この作品が良すぎてほかの作品が楽しめなくなった』とものがかなりあるのです。
実際に日本アニメを布教しようとあの手この手で頑張っている人が、一発目で『進撃の巨人』を持ってきてしまったせいで、それ以外は紹介したけど全滅してしまったといった話を聞いたことがあります。
『ソードアート・オンライン』も決して悪い作品ではなく、むしろよくできた作品ではあるのですが、比較対象が悪すぎたといったところなのでしょうか。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は海外で『ソードアート・オンライン』が大人気な理由を探ってみました。
いろいろと調べてみるとやっぱり中国人に大人気になったというのが大きいと思います。
フォロアー数が圧倒的に多くて、以外に評価が伸びていない理由も個人的に考察を重ねてみましたが、やっぱり比較対象に『進撃の巨人』がいるというのが大きいのでしょう。
あれは社会現象になるレベルでアメリカ国内では大ヒットしており、アメリカのほうが日本よりも人気があるという状態なので、アメリカ人が主体となっているレビューサイトでは評価が出にくくなるのもしょうがないと思っています。
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