アニメは日本を代表する文化ですがその中には日本以上に評価されている作品も多く存在しており、付随するアニメソング人気にも火がついた作品があります。
そこで今回は2023年4月8日に放送された『世界一受けたい授業』で紹介された、人気第1位の進撃の巨人の主題歌である『THE Rumbling』をご紹介していきましょう。
進撃の巨人の海外人気は本当にすさまじく、日本では考えられないレベルでブームなのです。
まずはこちらの動画をご覧下さい。
こちらの動画はYouTubeにアップされているオフィシャルビデオで、再生回数は4,500万回を超えています。
より詳しく解説すると、アニメの進撃の巨人におけるテレビシリーズ『The Final Season Part 2』の第76話から第86話に使用された7代目OPテーマです。
なんと10話程度しか使われていないオープニングテーマだったのですが、非常にアニメを意識して作られた音楽だったために、世界レベルで大好評となった曲でもあります。
元々は4人組のレゲエパンクバンドとして活動していた『SiM』だったのですが、この曲のためにコーラスや弦楽器を加えたなどいろいろとこだわりを見せたことがポイントだったのでしょう。
ちなみに、アニメ進撃の巨人におけるノンクレジットOPは再生回数が驚異の6,000万回オーバーで、世界レベルで人気となっていることがよくわかります。
こちらの方が曲と進撃の巨人ならではのアニメ演出が見事にマッチしているので、個人的にはオフィシャルビデオよりもアニメのノンクレジットOPのほうが好きですね。
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海外でなぜここまで人気がある?
この『THE Rumbling』が爆発的に人気になった理由は、元となった進撃の巨人が海外で爆発的にヒットしたからです。
逆に言うと、この爆発的なヒットがなければここまで世界レベルで人気の曲とはなっていないでしょう。
ここではどうして、ここまで進撃の巨人が海外でブームになったのかを解説していきます。
徹頭徹尾シリアスかつ重厚なストーリーだから
進撃の巨人をアニメで見たという方や漫画で見たという方ならわかると思いますが、徹頭徹尾重いストーリーであり、状況が二転三転してシンプルな敵と味方で片付けられない状況が続く物語となっています。
シンプルな敵味方のお話しではないのです。
ダークファンタジーの要素もしっかりと入っており、読んでいる人にとって最初から最後まで『何が正しくてどうしたらよかったのか』を考えさせられる作品となっているのも大きいでしょう。
こういった作品に仕上がっているため、大人であっても問題なく見られる作風に仕上がっており、重厚なストーリーを好み海外の方に突き刺さった名作となりました。
ゾンビが大好きだから
アメリカを中心に海外ではゾンビがびっくりするぐらい好きです。
とにかく拳銃をぶっ放してサバイバルするゲームが大好きで、毎年びっくりするぐらいのゲーム作品が売り出されています。
それ以外にもゾンビ映画やドラマはものすごく大量に存在しており、日本人の方なら間違いなく引くレベルでゾンビ物というジャンルが存在しているのです。
そして、この進撃の巨人の1期目が放送される時はゾンビものの金字塔となった『ウォーキングデッド』がとんでもない大ヒットしていました。
進撃の巨人で登場する基本的な敵は巨人なのでゾンビではないのですが、『かみついてくる』とか『人間っぽいけど意味不明な行動をしてくる』といった部分に共通項を見いだしておりそれ故にはまった人が続出したという指摘もあります。
いわゆるゾンビ物の要素を抑えた神作品として、海外の方は受け取ってめちゃくちゃはまった人が増えたということですね。
デザインが圧倒的だから
進撃の巨人において優れている部分についてお話をすると結構な頻度で出てくるのが、設定デザインが圧倒的に優れているという点です。
原作漫画の1巻で巨人に守られて安心安全だった壁を見た目でとってもインパクトがある超大型巨人が壁の上から覗いている姿は圧巻ですし、無垢の巨人が薄ら笑いを浮かべながら突っ込んできて襲いかかってくる様子なんかも嫌悪感と恐怖感が同時に襲ってきます。
アートスタイルが迫力あるものであり、巨人や戦闘シーンなどのグラフィックが印象的であることは海外で人気になる重要な要素の一つです。
さらに、人種的な差異を絵柄でしっかりと表現しており様々な顔立ちを見せてくれるのもデザイン力でしょう。
人種のるつぼである海外では、日本よりも圧倒的にいろんな顔を見ることができますが、そういった人たちにとっても身近に感じられる人種が登場するアニメ作品は少ないと思いますので、引きつけられる人も多くなっている可能性があります。
気になるツイートをチェック!
次は海外人気に関する気になるTwitterを見ていきましょう。
アニメ作品がここまで流行したのも、いろいろと理由がありますがその理由につながる意見を見つけたいと思います。
単純に歌詞がオール英語なのが強い
The Rumblingが海外のアニソンランキング1位だったらしいけど単純に歌詞がオール英語なのはめちゃくちゃ強いよな
— マルコ・b o t (@siingeki) April 9, 2023
やっぱり海外人気が高い理由は言語の部分が大きいですよね。
オール英語なので問題なく聞き取れるというのは、英語圏の方の再生数を伸ばすには必須となります。
他にもオープニングやエンディングで使われた曲はありましたが、これが1位になるのはこの部分が非常に大きいでしょう。
Spotifyでも人気
Spotifyでは、海外で再生された日本の曲のトップ10のうち、7曲もがアニメソングらしい。さもありなんではあるけれども、ここまでとはすごい。(東洋経済 5/27号より)
3位 The Rumbling(進撃の巨人)
4位 廻廻忌憚(呪術廻戦)
5位 紅蓮華(鬼滅)
6位 残響散歌(鬼滅)
8位 悪魔の子(進撃)
etc…— 中田:‖ (@paddy_joy) May 31, 2023
様々な音楽媒体で再生されるというのも、人気を維持し続ける理由となります。
今はまだ比較的新しいコンテンツとなっている進撃の巨人ですが、10年後や20年後となると古いコンテンツの仲間入りをするでしょう。
しかし、今はまっている人たちが時間が経過してもその作品を見たり聞いたりするような環境が整っているのなら、不朽の名作として人気であり続けるのです。
ゲストコーラスも気合いが入っていたから
来週リリース予定の“The Rumbling” cover by Defadelights、
実は沢山の人にゲストコーラスで参加して頂いていて、コーラスだけで30トラック超えそう。笑今日は海外メンバーから届いたトラックを追加したのだけれど、もうとんでもない事になってます…乞うご期待🔥#TheRumbling #SiM #Defadelights pic.twitter.com/Cs0OrrwjpW
— さタク(Sataku) (@Sataku_Xtaku) March 26, 2022
曲の中にはコーラスのパートが会ったのですが、どうもこの部分めちゃくちゃ気合いが入っていたみたいです。
このツイートを見た限りだと、たくさんの人がゲストコーラスに参加しているとのことで、こういった協力者の多さが成功した秘訣となっていると思いますよ。
まとめ
今回はアニメの進撃の巨人におけるテレビシリーズ『The Final Season Part 2』の第76話から第86話に使用された7代目OPテーマである『THE Rumbling』についていろいろと調べてみました。
やっぱり扱ったアニメである進撃の巨人が海外で想像以上にヒットしまくっていたというのが大きいでしょう。
海外の人たちは重いテーマやゾンビ物に近い作品が大好きなので、日本以上にはまった人が多かったという見方をされています。
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