中国で陰陽師(おんみょうじ)の人気が凄い!ゲームや映画が大ヒット?

日本ではそこまでヒットしていないけど、海外ではびっくりするぐらいヒットしている作品や商品はかなり存在しております。

そこで、今回は中国でびっくりするぐらいに大人気コンテンツになっている、陰陽師(おんみょうじ)についてご紹介いたします。

なぜ陰陽師が大ヒットしたのか、現状どのように中国では大ヒットしているのかを解説いたします。

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中国で陰陽師が大ヒットしている?

中国で大ヒットしている日本関連の商品といえばいくつかありますが、その中でも非常に根強い人気があって、今でもそのファン層を拡大していると言われているのが『陰陽師』です。

あまりにも人気がありすぎて、実写映画化したり実写ドラマ化したり、ゲームになったりするぐらいの社会現象となっています。

現代中国における最大級のヒット作品となっていますので、中国人のお友達がいるという方は陰陽師関連のグッズをプレゼントすると確実に喜んでいただけるでしょう。

陰陽師のゲームってどんなの?

こちらはAndroidやiPhoneにも対応しているアプリのゲームとなっているので、簡単に見ることができます。

筆者はAndroidを使っているのですが、2021年現在でも『Playストア』で『陰陽師』と検索すると、『陰陽師本格幻想RPG』というのがヒットするのですが、こちらが中国企業である『NetEase』が制作し配信しているソーシャルゲームとなっています。

具体的に詳しくイラストも見てみたいという方は、『中国の人気アプリ『陰陽師』が凄い ― 平安時代の日本が舞台、有名声優多数起用でセリフは全て日本語 | インサイド(https://www.inside-games.jp/article/2016/11/07/103262.html)』というページで記事とイラストをご覧ください。

こちらの記事を見てみると、びっくりするぐらいの大ヒットゲームとなっていることがわかり、登場後一週間でiPhone系の『App Store』で首位になったという情報もあります。

このゲームは本当に大人気でコアなファンを多く輩出しており、ネット上で画像を探してみると、このゲームにまつわるイラストやコスプレ画像が大量に見つかります。

色々と情報が規制されて統制されている中国では、日本の情報を集めるのも一苦労だと思うのですが、ゲーム内部ではかなり平安時代の日本や妖怪を再現しようと努力した形跡があり、これもヒットした理由の一つなのでしょう。

こちらの記事が出た当初は、まだ日本では配信されていないゲームだったのですが、2021年3月現在では日本語でプレイできるようになっています。

個人的にはそこまで肌に合わなかったアプリなのですが、陰陽師が大好きという方にとってははまるゲームなのでしょう。

また、このゲームが中国向けに配信されたのが2016年11月ですが、2020年にアプリゲームの陰陽師を実写ドラマ化したという情報もあり、おそらくですがこのゲームアプリをドラマ化したのだと思われます。

映画化についての情報はある?

陰陽師が実写映画化したという情報は日本ではそこまで大きく取り上げられていませんので、情報媒体にはあまり記載されていませんでした。

しかし、こちらの映画情報を色々と載せている『映画.com』の『「陰陽師」中国で実写映画化! 晴明役はマーク・チャオ、相棒の博雅役はダン・ルン : 映画ニュース – 映画.com(https://eiga.com/news/20200428/4/)』というページで、陰陽師についての情報が載っています。

こちらの情報を見るとわかるのですが、この陰陽師はどうやら夢枕獏氏の小説である『陰陽師』が元になっているようで、小説のように平安時代の安倍晴明の活躍に主眼を置いたストーリーとなっているのです。

中国のアプリゲームになっていた陰陽師も、安倍晴明が主眼とされている物語なので、どうやら安倍晴明の知名度は、中国でも非常に高いものとなっていることが見えてきます。

夢枕獏氏の陰陽師がなぜ人気なの?

夢枕獏氏の陰陽師が中国で大ヒットしたことで、中国では陰陽師という存在に注目が集まり、それにまつわるゲームだったりドラマだったり映画もつられて大ヒットするようになっています。

なぜこのような図式が誕生したのかを紐解いていきましょう。

陰陽五行思想が元々中国発祥だから

陰陽術は元々中国陰陽五行思想が元で、そこから日本独自の文化などがミックスされることで独自進化した存在です。

日本人的にも陰陽術を深く理解するためには、木・火・土・金・水という陰陽五行思想をまず理解する必要があります。

最初からこちらの陰陽五行思想を理解している方達にとっては、陰陽術という存在そのものが取っつきやすかったのだと思われます。

日本人的にも、日本文化や日本人的な思想に近いモノは受け入れやすいと感じるでしょうし、わかりやすいとも言えると思います。

中国の規制をクリアしたから

中国では文化に大きく影響するモノに関する規制が非常に厳しく、政府がOKを出した物以外は全部NGとなってしまうのです。

そのため、輸入で入ってくるモノが他国と比べると圧倒的に偏っているという見方をされています。

しかしこの陰陽師という小説は、どうやら中国政府の厳しい規制をクリアして発売されました。

この発売されるようになるかどうかというのが非常に重要で、当たり前のように売られる輸入された商品というのは、中国国内で問題なく閲覧できる商品になっていると言えるのです。

そのため、大々的にドラマ化したりゲーム化したりしてもOKという存在になりました。

このようにある意味中国政府公認の存在となった陰陽師という小説は、日本に住んでいる人がヨーロッパ風の世界における冒険譚に憧れるように、日本の平安時代というミステリアスな世界観に憧れるきっかけになったのでしょう。

中国の陰陽師はどんな風に描かれている?

映画化された夢枕獏氏の『陰陽師』という小説は、日本人の夢枕獏氏が描いているので、完全に日本の文化を理解した上で描かれた作品ではありますが、中国映画の『陰陽師』はどうなっているのでしょうか。

この映画の情報も色々と集めてみたのですが、どうやらこの『陰陽師』は安倍晴明といった主役のキャラクターは日本人の名前となっています。

しかし服装や建物が平安風とは言いにくいですし、式神や呪といった陰陽師における知識も解釈の違いがかなり異なっているので、アレンジがすさまじい作品となっています。

なので、こちらの作品を見る場合には、日本の平安時代を多少再現しつつ安倍晴明といった名前を用いている中国風のファンタジー映画ととらえたほうが良いと思います。

日本の陰陽道に詳しい方が見ると突っ込みどころが多数あると思いますので、そういう映像作品としてとらえるしか無いでしょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は中国で非常に流行っている陰陽師についての情報を集めました。

中国では輸入が非常に厳しく、一部のモノしか入ってこない国となっているのですが、陰陽師は問題なく規制を突破した作品となっていたのです。

映画もかなり予算がかけられており、すごい迫力のある作品に仕上がっています。

気になるという方はネット上に紹介動画がありますので、そちらを観ていただくとだいたいどのような作品なのか見えてくると思います。

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