2022年のゲーム市場が停滞しそうって本当?2022年4月現在の予測とは!

2020年からの新型コロナウイルス感染症騒動からずーっと暗い話ばかりで、そのままの形で年を過ごしてしまっている世の中ですが、そんな中でも色んな意味で盛り上がっておりあまり関係ない界隈と言われていたのがゲーム業界です。

そこで今回は、2022年のゲーム市場が停滞しそうなのかという噂が本当なのかどうかを色々な情報から個人的な推論も交えて紹介します。

いったい2022年のこの界隈はどうなってしまうのでしょうか。

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2022年は市場が縮小するのは本当?

これは個人的な見解も混じってのお話になりますが、今まで増幅し続けたゲーム市場が2022年に関しては一気に縮小する可能性が高いと思います。

大きな理由として、『中国のゲーム規制による弊害が大きすぎること』と『ロシアのウクライナ侵攻による悪影響』の2点が上げられます。

個人的に新型コロナウイルス感染症騒動があってもなんとか動いていた市場だったのに、この市場に悪い意味でとどめを刺すような状況が発生してしまったのです。

2022年は色々とキツイ年になりそうだと感じてしまっている次第です。

それでは1つ1つを詳しく掘り下げてみましょう。

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中国のゲーム規制が非常に厳しくなる

というのも、これは中国のゲームに関する厳格規制が、2021年に急激に厳しくなりその影響が2022年になっても残り続けているからです。

中国のゲーム市場はものすごい勢いで右肩上がりで上昇し続け、2014年頃は約1,000億元程度だったのが、2019年には約2,800億元にまで膨れあがりました。

日本円にすると約4.7兆円です。

ここまで増幅し続けてeスポーツの流行も合わせて、ここからも増え続けると思っていた矢先に、2017年から実施していたゲーム規制の1つである18歳未満の未成年のプレー時間以外に製作にまつわる規制も大幅に強化されました。

規制に関してはこちらの『中国が“ゲーム規制”強化で倒産が相次ぐ 勤めていた会社が突然消滅(2022年1月21日)』という動画を観てください。

いわゆる『日本物の甲冑を登場させてはいけない』といった『○○は使用禁止』といった規制が増えたのです。

その結果、新規ライセンスの獲得がとても難しくなり、2021年8月からずっと凍結された状態になりました。

要するに、国からの許可がずっとおりないから、いつまで経ってもソフトが出せない状態になってしまったのです。

その結果中国ゲーム関連企業の約1万4,000社が登記を抹消しているという情報が出ています。

この凍結がいつまで経っても溶けないのなら、中国ゲーム市場は一気に停滞し続けることになるので、市場そのものがしぼんでいくでしょう。

これが2022年におけるゲーム市場が縮小すると考える1つ目の大きな理由です。

 ロシアのウクライナ侵攻の悪影響

次にあらゆる面においてとてつもなく悪影響を及ぼしているロシアのウクライナ侵攻ですが、この影響はゲーム業界にもすさまじいほどの悪影響をもたらしています。

考えられるだけでも以下のような悪影響が出るでしょう。

・半導体製造に必要なガスのネオンなどはウクライナで生産されているが、これが止ってしまいました。
・半導体製造に大きな悪影響が出るためゲーム用のパソコンやゲーム機そもそもの製造にも影響が出るため市場が停滞する
・ロシアのゲームクリエイターがソフト開発ができない状況に追い込まれてしまったので悪影響が出る
・アメリカが経済制裁として『Visa』や『Mastercard』などのクレジットカード会社の事業を停止し、ネット決済仲介会社PayPalもサービスの停止をされてしまったことで、ロシア国内でのオンラインでのソフト購入がほぼ出来ない状態になってしまうので市場が縮小する
・ウクライナやベラルーシと隣接しているポーランドも臨戦態勢となり、移民問題なども発生していることでポーランド国内も緊張状態になりソフト開発などに悪影響が出る可能性がある
・リアルの戦争が勃発してしまったことで、戦争を題材としたゲームそのものが不謹慎であるといった流れが出来る可能性があり、戦争を題材としたFPSなどのゲームが2022年は出ない可能性がある

もっと色々と考えることが出来ますが、その中でも現実的にありそうなモノやすでに悪影響が出てしまっているモノだけを抜粋しています。

一部の格付け会社は、ロシアのウクライナ侵攻によるネオンガス不足が発生したとしても、大手の半導体会社はある程度備蓄しているから問題ないという声明を出しています。

しかし、長期化してしまったのならそのかぎりではないと思いますので、やっぱり不安なことは間違いないでしょう。

日本のゲーム市場もよろしくないの?

これはちょっと難しいですが、市場規模はそこまで拡大し難く停滞する危険性もあると考えています。

いくつか理由があるので1つ1つを見ていきましょう。

半導体不足が続くことで悪影響が出る?

まず、2022年も半導体不足が継続して続くことで、新ハード浸透も遅れることが予想されているのでこれはマイナスのお話と言えるでしょう。

日本でイマイチPS5が盛り上がらない最大の理由にもなっており、ロシアのウクライナ侵攻の悪影響によりさらに停滞してしまう恐れもあります。

任天堂は好調なので好影響が出る?

任天堂が続けて好調であり大人気ソフトのナンバリングタイトルである『Splatoon 3』が、年内発売予定なのはプラス材料だと思います。

それ以外にもサプライズで任天堂スイッチの新型や新機種などを発表する可能性があり、大きくプラスをもたらしてくれるかもしれません。

一部ソフトは好調だが予想より不調なソフトも

2022年2月25日に発売された『ELDEN RING』がとても好調で、3月16日の段階で世界累計販売が1,200万本を突破したという報告があり、これもとても明るいニュースとなっています。

しかし2022年も半導体不足が継続して続くことで、新ハード浸透が遅れているのに、プラスしてプレイステーション5向けのエルデンリング以外の他のコンテンツが好調ではないのはマイナス材料です。

中国ゲーム市場停滞の悪影響が出る可能性あり

あとは、中国のゲーム市場が厳格規制によって停滞気味になっているので、中国のゲーム会社の下請けとして働いていたゲーム業界の人達が仕事がなくなってしまい辛い思いをする可能性があるというのもマイナス材料になると思います。

超最悪なシナリオもある

最悪のケースのお話をするとロシアが北方領土問題で日本ともめて、突然日本に向けて侵攻を開始するというシナリオになってしまった時は、ゲーム開発どころではないという風潮が絶対に発生するので、その時は市場が完全にストップしてしまうでしょう。

最悪のシナリオは個人的にも絶対に起こってほしくないお話になりますが、それがなかったとしても、市場としては任天堂が何らかのサプライズを市内限り盛り上がることはないと考えています。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は2022年におけるゲーム市場がどうなっていくのかを考察してきました。

2022年は中国の厳しすぎるゲーム規制とロシアのウクライナ侵攻の悪影響が強く出ると考えており、中国がけん引してきた市場が一気に停滞すると思います。

日本にも侵攻するという最悪なシナリオになってしまうと、日本もゲームどころではないという風潮が絶対にできあがると思いますので、そうなると2022年度は最悪の時代となってしまいます。

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