愛犬はどんなものでもカワイイのですが、購入にあたってはやはり前評判とか周りの人達からもたらされる情報というのがやっぱりとっても気になります。
そこで今回はアメリカでとても人気があるけど、どう猛な犬として有名なピットブルについてお話しします。
どのような習性や特徴があるのか、なつかないという情報もあるが本当に大丈夫なのか、ペットにするならどういった部分に気をつけなければいけないのかも見ていきましょう。
ピットブルが開発された経緯
ピットブルは19世紀頃に戦うための犬、つまり闘犬として開発された犬種です。
誕生したのはイギリスで、その地域の愛犬家達がブルドッグとテリアの交配によって誕生したのが始まりと言われております。
ただし、戦うといっても犬同士がバトルするのではなく、牛とのバトルを想定して作られた犬種となっているので、自分よりも大きな存在に対して太刀打ちできるように意識して作られた犬種でもあるのでしょう。
名前の由来を見ても牛を閉じ込めて戦わせるための囲いである『PIT』と雄の牛を意味する『BULL』を組み合わせたものなので、名前からもなんとなく牛と戦うために作られたことが見えてきます。
ちなみにF1などで良く聞くピットインという言葉があると思いますが、そのピットと意味は同じなのでそちらをイメージするとわかりやすいでしょう。
また、ピットブルにはアメリカン・ピット・ブルテリア以外にもアメリカン・スタッフォードシャー・テリアやスタッフォードシャー・ブル・テリア、そしてアメリカン・ブリーの4犬種がおり、これらをまとめてピットブルと呼称しているのです。
他の情報として、ピットブルという犬種は実は、東京都千代田区神田須田町にある日本の畜犬団体『ジャパンケネルクラブ』に登録されていません。
つまり、ジャパンケネルクラブの視点では雑種扱いになるのです。
ただし、アメリカにある『ユナイテッドケネルクラブ』や『アメリカン・ドッグ・ブリーダーズ・アソシエイション』ではアメリカン・ピット・ブル・テリアで登録されています。
習性や特徴は?飼い主になつく?なぜどう猛なのか?
次はピットブルについての様々な情報をまとめていきましょう。
ここである程度知りたい情報をギュッと詰めて紹介するので、一気に見ていってもらいたいです。
習性や特徴
こういった特徴及ぶ習性や性格があります。
ポイントとなってくるのが忠誠心が高いけど一度興奮すると大変なことになるという部分でしょう。
こういった部分から凶暴とかどう猛というイメージがついているのです。
闘犬としての血が騒いで暴れ出すと止められなくなってしまうことが多いので、しっかりとしつけができる人や犬の訓練をすることが得意な人じゃないと大変な事になってしまうかもしれません。
飼い主になついてくれるの?
飼い主に対しては忠誠心がとっても高い犬なので、きちんと飼育すればなつきます。
愛情深い犬とか忠誠心が高い犬という声も多く聞こえてくるので、それだけきちんと接していればご主人様に対して忠実に行動する愛犬となってくれるでしょう。
ただし、暴走すると大変な事になってしまうので、ある程度広めの飼育スペースを確保してストレス発散ができる場所があった方がいいという意見も多数あります。
なぜ凶暴なのか?
なぜあそこまで凶暴なのかはシンプルで闘犬としての遺伝子を受け継いでいるからです。
なので、一度闘犬としての側面が顔を出すと戦うための犬になってしまうので現代人にとってはもてあましてしまう状態になるでしょう。
しかも、興奮していなければ飼い主に対して忠実な犬なのに、急に豹変して襲いかかってくるような状態になってしまう犬なので、それだけ扱いにくい存在になっています。
実際にいきなり豹変して悲惨な事故や起こしまくっているのも事実なので、飼うにはかなり難易度が高い犬となっているのでしょう。
また、運動能力が高く攻撃性も高いという性質を持ち合わせているので、一度暴れ出してしまったら止めるのがとてつもなく困難というのも問題視されています。
日本でもペットにできるの?
そもそもの疑問として、こういった闘犬としての歴史があるピットブルを日本でペットにできるのかという疑問があります。
つまり、住んでいる場所によっては行政から『特定犬種』のカテゴリーに入れられており、飼うに当たって何らかの制約や条件が設けられるという事なのです。
たとえば『○○がいるので注意といった標識を用意する』とか『必ず檻の中で飼う』などの条件が設けられるということです。
実際に海外でもピットブルにまつわる事故は大量に発生しているので、特定犬種にカテゴリーされてしまうのも当然でしょう。
日本では規制されていませんが、海外では完全に規制している所もあれば、州ごとに規制しているところもあり、なかなか大変な犬種なのです。
ペットにするのならどうしたらいいの?
ピットブルをペットとして飼うにはとにかくしつけが大切です。
成犬になるに当たっての行動は幼いうちにどれだけ教育したのかによって変わってきますので、飼い主のことが徹底的な上位者であるというイメージを明確に持たせる必要があります。
明確な主従関係を築くことが第一なのです。
それでもピットブルはいきなり豹変してしまう事がありますので、放し飼いにだけは絶対にしてはいけません。
日本は犬を放し飼いにするという文化や風潮があるのですが、そういった流れに迎合してしまうのはとてつもなく危険な犬種となっているので、無理だと判断したら飼うのは諦めた方がいいでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はどう猛な犬『ピットブル』とはどんな習性があるのかを紹介しました。
きちんと飼育したピットブルは愛犬となってくれるようですが、いきなり豹変してしまうのでどうしようもないという意見が多かったです。
しかも、攻撃性が高く運動性も高いので暴走してしまったら止める事はとてつもなく困難でしょう。
暴走してしまったときの危険性があまりにも大きすぎるので、個人的にもお勧めしにくい犬種となっています。
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