おみくじを引く本来の意味とは?日本におみくじが誕生したのはいつ?おみくじの運勢の順位を教えて!
日本人にとって非常に馴染みのあるおみくじですが、以外とおみくじについての情報はわかっていない部分が多いのです。
そこで、今回はおみくじを引くという行為の本来の意味や、運勢の順番、正しい結び方などの情報をまとめて参ります。
おみくじで有名な神社はどこに該当するのかも調べて見ましょう。
縁起のいいおみくじの順番とは?おみくじの意味とは?
縁起の良いおみくじの順番は「大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶」か「大吉>中吉>小吉>吉>末吉>凶」です。
このように吉の位置が地方や地域によって違うので、この部分の違いを引っ越しなどで見つけると「あれ?」と思ってしまうでしょう。
この吉の違いを知っている人はそこまで多くないので、色んな地域の人達が集まっているときにおみくじ談義をするとこの部分で地域ごとの違いに直面するでしょう。
また、東京の赤坂にある日枝神社のようにおみくじの種類を増やして12種類にしているところは、さらに細かく段階分けされています。
それは「大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶」となります。
このケースだと、吉が小吉の下に来ているのです。
これがなかなか厄介で、神社によっておみくじの内容が違うのです。
そしてこのおみくじの本来の意味は「自分の願いが叶うかどうかを神様に伺い立てる」という行為なのです。
つまり、大吉が出た場合は「もう少しで叶う」という意味になります。
ただし、「凶」が出た場合は「願いが叶わない」ではなく「今が底で今後機運が上昇した後に叶う」となります。
このような意味があったので、戦国時代は戦の日取りや戦い方を決めるときに使うこともあったのです。
おみくじの運勢の順番とは?
これはどうやら地方や神社によって考え方が違うのでかなり厄介です。
先ほど記載したように、基本的な順番は「大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶」なのですが、東京の赤坂にある日枝神社では「大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶」となっております。
他にも調べて見ましたが、「大吉>中吉>小吉>吉>末吉>凶」という考え方もあったので、これは地方や地域や各神社によって違うと考えた方が良いでしょう。
このように神社で「吉」の順番が異なっているのでちょっと面倒なのです。
個人的にも覚えるのは不可能と思ってしまったのが、京都でもものすごく有名な伏見稲荷大社のおみくじで、吉凶の種類はなんと17種と多すぎます。
一応並べると、
大大吉>大吉>向大吉>末大吉>吉凶末分末大吉>吉>中吉>小吉>後吉>末吉>吉凶不分末吉>吉凶相交末吉>吉凶相半>吉凶相央>小凶後吉>凶後吉>凶後大吉、となります。
はっきり言って読むことすらできない物が並んでいるので、これを初めて見た人は困惑するでしょう。
おみくじは二回引いてもいいの?
おみくじは最初に記載したように「自分の願いが叶うかどうかを神様に伺い立てる」という行為になるので、違う願いがある人はその願いの分だけ引くのはありといわれております。
いわゆる、一つ一つに吉凶を付随させていつかなうのかを確認するというものです。
ただし、「自分の1年の運勢を占って凶が出たから嫌だったのでもう一度引く」といった行為はNGとなります。
OKなのは違う願いだけです。
ただし、一部の人達からは「日を改めればOK」という意見も出ていたので、どうしても嫌な結果が出たら日をまたぐようにしましょう。
大吉は持って帰ってもご利益はあるの?
おみくじは引いたら境内の木の枝などに結ぶという人も多いですが、持ち帰る人もかなりいます。
これは意見が分かれているのですが、「健康運や金運などの今後の生活の指針になることが記載されているので、持ち帰った方が望ましい」という神主の意見も出ているので、個人的には持ち帰った方が良いと思います。
運勢が悪いと読むこともほとんどせずに結ぶ人も多いのですが「今後の行動の戒め」としてかなり役立つものになるので、やっぱり持ち帰った方が良いです。
2018年のアンケート結果では、持ち帰るよりも木に結ぶ人の方が多かったのですが、これからは意識して持ち帰ってみてはいかがでしょうか。
人によっては「大吉だから持ち帰る」とか「凶だから持ち帰らない」というケースもあるのですが、運勢によって判断するのではなく基本的には持って帰るというスタンスにしてみてください。
おみくじはどこに結べばいいの?正しい結び方はあるの?
おみくじは悪い結果だと結ぶという考え方の人が多いですが、実は良い結果でも「良い結果になりますように」と神様に願いながら結ぶので、結ぶという行為は良い結果でも悪い結果でも構わないのです。
そして、この結ぶ場所というのは「神様を怒らせない場所」で「神社に迷惑をかけない場所」が正解となります。
なので、神社側が推奨している場所に結ぶようにしましょう。
特に「木」に結ぶケースもありますが、結んでいい「木」と結んではいけない「木」が必ず別れていますので、その部分をしっかりと確認してから動いてください。
また、結び方ですが4つ折りか8つ折りにして利き手と逆の手で結ぶのが基本となります。
利き手と逆の手で結ぶと運気が上昇するとのことなので練習しましょう。
ただし、結ぶときに悪戦苦闘して破れてしまうと縁起が悪くなるので注意してください。
おみくじで有名な神社はあるの?
おみくじで有名な神社はかなり多いですが、ランキングサイトなどで載せられているものを見ると、関東と関西にかなり集中しています。
関東でおみくじで有名な神社として紹介されることが多いのは、東京にある明治神宮・神田明神。湯島天神・乃木神社・増上寺・赤坂氷川神社などがおみくじで有名ですし、神奈川県にある鶴岡八幡宮や川崎大師も有名です。
関西だと京都にある伏見稲荷大社や北野天満宮や八坂神社も有名ですし、大阪にある住吉大社や成田山大阪別院も有名でしょう。
兵庫県の生田神社や多井畑厄除八幡宮も有名です。
このようにスポットは色々とありますので、これらの有名な場所から自分好みの神社を見つけましょう。
たとえば、京都の北野天満宮は「恋みくじ」が有名でカップルや友達と一緒に行くと非常に盛り上がるスポットとなっております。
伏見稲荷大社はおみくじの吉凶の種類は17種類と他では体験できないことになっていますので、それだけでも間違いなく盛り上がるスポットとなります。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はおみくじの運勢や意味について詳しく記載しました。
おみくじの吉凶の順番を見て驚いたという人も多いのではないでしょうか。
地域や神社によって吉の位置が違うというのはなかなか面白いです。
しかし、自分がいつも通っている神社の吉の吉凶がどのレベルになっているのかを把握していないという人もいると思いますので、今一度確認してみることも重要でしょう。
普通だと思っていたら実は良い方だった、良い方だと思っていたら実は普通だったというオチが潜んでいる可能性があります。
コメント