スポーツには超メジャーなモノからマイナーなものまで多種多様ですが、本当にメジャーかどうかを調べる方法の一つが『競技人口』を見ることにあります。
そこで、今回は世界的に競技人口がどうなっているのかをチェックし、どうしてそのスポーツがその順位にいるのかを考えて行きましょう。
そもそも、この競技人口という考え方が正しいのかどうかも考察していきたいと思います。
そもそも競技人口という数字は信じられる?
そもそも競技人口という言葉が信じられるかどうかという疑問があると思いますが、これははっきり言って『あまり信用できない』という答えになってしまうでしょう。
というのも、競技人口の定義というのがそもそも曖昧すぎるので、あくまでも推定や推測の情報に過ぎないのです。
例えば、月に1回しかその競技をしない人でも競技人口とカウントしたり、逆に1週間に5回以上そのスポーツをしないとカウントしないというケースもあるでしょう。
どうしてこのような状態になっているのかというと、競技人口という言葉に明確な定義がないからです。
そのため、競技人口という言葉そのものが信用できないという指摘が出てきてしまいます。
それでも推測で紹介されているそれらのデータは、目安としてはある程度活用できますので、一つの基準として活用してもらいたいと考えています。
世界的に競技人口が多いスポーツは何か?その理由は?
それでは具体的に競技人口が多いとされているスポーツを順番に見ていきましょう。
ただし、入手した競技人口情報にはかなりバラつきがあるので、他のサイトとは順位が異なるケースもあるでしょう。
あくまでも推定人数として考えて、目安として情報を扱ってもらいたいです。
推定競技人口1位 バレーボール
圧倒的な競技人口を誇っているのはバレーボールです。
こちらは日本バレーボール協会がまとめたデータによると、競技人口がなんと5億人いるとされております。
サッカーやバスケットボールと比べると、瞬間的な動きは多くてもずっと動き続けるスポーツではないため、中年やシニア世代でもプレーし続けられるというメリットがあるのでしょう。
やはり運動強度が高すぎるスポーツは、中年やシニアになると一気に辛くなるので、競技人口が減ってしまうのだと思われます。
個人的な意見ですが、使う道具が少なくボールを扱う場合でも、そのボールが大きめで紛失することが少ないスポーツは、競技人口が圧倒的に多くなると思います。
推定競技人口2位 バスケットボール
圧倒的な競技人口を誇っているのはバスケットボールです。
アメリカのNBAが史上最強のバスケットボールリーグであり、日本でも見ている人が多いでしょう。
特に2020年のシーズンは八村塁選手が、ワシントン・ウィザーズよりドラフト1位指名を受けたので大盛り上がりとなり、日本でのバスケット人気がにわかに上昇しつつあります。
一説には4億人以上の競技人口がいるとされているバスケットボールは、女性にも人気のスポーツなので広まりやすいと言われているのです。
推定競技人口3位 卓球
卓球は人口約14億人の中国で非常に盛んなスポーツなので、それだけで競技人口を圧倒的に引き上げていると言われております。
推定競技人口は3億人以上とされていますが、細かい数字は不明です。
日本でもそれなりに人気のあるスポーツの一つと言えるでしょう。
推定競技人口4位 クリケット
日本だと非常にマイナーなスポーツになってしまうクリケットです。
人口約13億人のインドでは圧倒的な人気を誇るスポーツなので、そこで競技人口をかなり稼いでいるようです(インドだけで1億人二条の競技人口がいると言われている)。
イギリスの植民地だった国でかなり盛んなので、競技人口も多くなっているという情報もあります。
推定競技人口は3億人ですが、別の記事では1億人程度という情報あったため一応4位とさせていただきます。
推定競技人口5位 サッカー
日本でも圧倒的な人気を誇る球技の一つサッカーは、推定競技人口約2億6000万人です。
サッカーワールドカップは非常に注目度が高く、人によってはサッカーの試合の中身で戦争が起きるという指摘すらあります。
実際に国家間同士で仲が悪い国どおしが、代表戦で衝突するとかなり激しい試合になることもあります。
あまりにも自国のサッカーを愛するあまり、その愛を侮辱するような行為をすると嫌がられるケースもあります。(2014年のブラジル開催のFIFAワールドカップでブラジルがドイツに1-7で負けたが、その数字を、ブラジル人を挑発するために使うととっても大変なことになる)
推定競技人口をランキングとして扱っているサイトによっては1位にすることもあります。
野球について
野球は世界レベルで見ると、競技人口がかなり少ないスポーツになります。
アメリカや日本やキューバやドミニカでは盛んですが、欧州圏やアフリカでは全く人気がないスポーツなのです。
推定競技人口は3,000万人と言われておりますが、テニスやゴルフやラグビーと比べると競技人口は少ないというデータもありました。
別の情報の方が競技人口を推測できる?
競技人口情報はあくまでも推定かつ推測のものだから、信用できないという声はとても多いです。
そんな人達でもある程度納得させることができるデータもあります。
それが『オリンピックに参加している国の数』になります。
要するに、オリンピックにもあるサッカーやバスケットでどれだけの国が参加を表明しているのかを調べるというモノです。
2020年の東京オリンピックは新型コロナウイルスの影響で2021年8月に延期になりましたが、参加した国の数はすでに出ているので、そこからどれだけ世界レベルでその競技が広まっているのかを知ることはできます。
ひとまずわかりやすい球技でそれらの情報をまとめてみましょう。
球技で東京オリンピックに参加した国や地域から見る考察
球技に限定した場合、東京オリンピックに参加する国や地域で最も多いのはバレーボールです。
その数なんと222ヶ国です。
次点が220ヶ国の卓球で、バスケットボールは214ヶ国となります。
サッカーは211ヶ国、ハンドボールが204ヶ国、テニスが203ヶ国、バトミントンが182ヶ国です。
そこから一気に参加数が減って、ホッケーが128ヶ国、ソフトボールが127ヶ国、野球が124ヶ国、ラグビーが115ヶ国となります。
このように競技人口を見るとやっぱりバレーボールと卓球とバスケットボールとサッカーが強いです。
ハンドボールやテニスやバトミントンも、かなり人気のあるスポーツと言えるでしょう。
ここで上位にきているスポーツは世界レベルで人気のあるスポーツと言えますので、なかなか廃れることはないと思います。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は世界のスポーツ競技人口を、より具体的にピックアップしてご紹介して参りました。
かなり興味深い情報が満載だったと思います。
やはり世界的に見ると、サッカーやバスケットボールやバレーボールはかなり人気のスポーツで、そこでのスター選手は世界レベルで有名な人物となり得るのでしょう。
八村塁選手がこれからスターダムを駆け上がれば、世界レベルで知名度の高い選手になると思いますので、これからも応援いたしましょう。
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