日本を代表する漫画やアニメは大量にありますが、その中で超長編で今でも連載が続いている大人気作品と言ったらやはりワンピース『ONE PIECE』でしょう。
しかし、このワンピースの海外人気に関してはいろいろと情報が錯綜しており、あるという人もないという人もたくさんいるのです。
今回は2023年4月現在で本当はどういった評価をされているのかを見ていきたいと思います。
海外人気ってどれだけあるの?
SNSでアップされている動画や意見などいろいろとありますが、ここでは筆者が一貫して参考にしているサイトを頼りにしていきましょう。
それは日本のアニメが大好きな米国人が創設した『MyAnimeList(myanimelist)』というサイトです。
このサイトではそのアニメをどれだけの人たちが追いかけているのか、見た人たちの評価はどうなっているのかが簡単にチェックすることができます。
たとえ評価が低く出たとしてもフォロアー数が多ければ大人気作品と言えるので、大切なのはフォロアー数でしょう。
漫画もアニメも映画もいろいろとやっているので、まずはアニメから見ていきましょう。
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アニメのワンピース人気について
アニメのワンピースの2023年3月現在の『MyAnimeList(myanimelist)』の評価は以下の通りです。
参考資料
スコアというのがいわゆる平均レビュー点数のことで、これが10点満点で8.69点となっています。
これは作品全体で56位となっており十分に高めでしょう。
21という数字はあらゆる作品全体の総合順位を表しており21位ということで、その人数はフォロアー数から見ています。
このフォロアー数が2,119,400との事なので十分にこちらも高いと言えます。
これだけ見たら正直ものすごく善戦している数字ですし、正直筆者も驚いています。
ワンピース人気はアジア圏が中心で、英語圏の方にはそこまで強くないと思っていたのでこれは十分な数字でしょう。
漫画のワンピース人気について
漫画についても同じサイトで見ることができます。
そのスコアは以下の通りです。
参考資料
これも見方はさっきと一緒です。
平均レビュー点数が9.21点ととっても高く、ランキングで4位でした。
フォロアー数も55万人オーバーととっても多く全体で3位と好成績です。
漫画の方も圧倒的に人気があることがわかっています。
映画のワンピース人気について
ワンピースは映画も非常に多いです。
これは1998年に公開された劇場版第1作目から数えると15作品もあります。
これらすべてが海外向けに放送されておらず、全部を追いかけるのはちょっと難しいです。
映画に関しては英語圏で最もポピュラーなオンラインデータベースであり、映画以外にも俳優や芸能人やビデオゲームに関する情報も詰まっている『Internet Movie Database(https://www.imdb.com/)』からざっくりとみていきましょう。
こちらの人気の映画ベスト250を見た限りはその中に入っていません。
検索しても映画が特にヒットしなかったのでここではちょっと見えてこないです。
次にチェックするのが最大手の映画・TVドラマなどの情報を追いかけている海外サイトの『Rotten Tomatoes(https://www.rottentomatoes.com/)』です。
こちらでワンピースについて検索するとこのような結果(「ONE PIECE」の検索結果)になります。
ここで出てくる94%といった数字は批評家による評価をもとにした『Tomatomater』と呼ばれるもので、これが高いと批評家的に満足された作品と言えます。
ファンによる評価は先ほどのページからタイトルをクリックすることで見られる『AUDIENCE SCORE』で表示されており、これも高ければ高いほど満足されていると言えるでしょう。
2022年公開された『ONE PIECE FILM RED』は批評家評価が94%でファンの評価が95%とすさまじい数字になっており、圧倒的に好評作品であることが見えてきます。
海外興行収益もかなり良かったという情報もありましたが、これを見ると人気があることが再発見されますね。
なぜここまで大人気なの?気になるツイートもチェック!
次はどうしてここまで大人気になったのか、理由を深掘りしていきましょう。
継続が力になったから
NEW YORK ANIME FANS ARE UP 🔥 @ToeiAnimation ONE PIECE X TIMES SQUARE!!! The energy was CRAZY pic.twitter.com/42GrTGU4ga
— Toastymarshmellow (@Toastmarshmell1) October 9, 2022
ワンピースは海外人気が無いと言われていましたが、そんなことはないと一蹴できる動画が上記のものです。
これは北米でワンピース映画が公開されるタイミングで行ったイベントの様子です。
場所はなんとニューヨークのタイムズスクエアで、日本人でも見たことがある超有名な場所でのイベントとなっています。
このイベントの背景を調べてみると北米でのファン感謝祭的な意味と、認知拡大の意味があるとのことです。
こういった前例のない規模の広告をすることで認知度も上がりさらなる海外人気を呼ぶでしょう。
このイベントの背景が気になるという方はこちらの記事『NY・タイムズスクエア広告ジャックの舞台裏 | ブレーンデジタル版(https://mag.sendenkaigi.com/brain/202304/power-creativity-jp-manga-market/025986.php)』を呼んでみることをオススメします。
日本では圧倒的な人気があるのでここまで大規模な宣伝をする必要性は薄いかもしれませんが、海外ではまだまだと感じている部分がありファンを新たに作るための努力を欠かさず行っているのです。
超長期連載だから
海外から見る人気漫画ランキング
Top 10 Most Popular Manga
(Anime News Network)1. Death Note
2. Naruto
3. Bleach
4. Fullmetal Alchemist
5. Fruits Basket
6. Berserk
7. Love Hina
8. One Piece
9. Rurouni Kenshin
10. Chobits#人気漫画 #英語— バズリンガル英会話 (@buzzlingual) January 28, 2021
海外人気が出る理由はいろいろとあるでしょうが、やはり有名どころの週刊少年ジャンプで25年以上連載し続けたという事実も間違いなくプラスに作用しているでしょう。
これだけ長く漫画連載をしていることで、海外の方々からの認知度も確実にアップしますし、映画もたくさん提供していることで長く愛されて刺激も提供してくれる作品となりました。
鬼滅の刃のようにきっちりと完結させて終わらせることでさらなる注目度を高めるというやり方もありますが、継続し続けることはやはり力になりますよ。
ものすごく好きなキャラクターがいる
ちょっと信じられない話を聞いちゃったんですけど、海外の方で今やってるONE PIECEの人気投票の「不正投票」が行われている様です…。
どんなやり方か分からないけど、そんな方法で自分の推しがランクインしても全然嬉しくないよね…。
ちゃんとした結果が見たいなぁ。— いつき (@luffy030852) February 17, 2021
やっぱり作品人気は好きなキャラクターがいるかどうかというのが圧倒的に大きいです。
ドラゴンボールならベジータや孫悟空やブロリーといったキャラクターが海外でも圧倒的に人気ですし、推しキャラがいる作品はずっと推し続けている顧客をゲットできた状態になります。
こちらのツイートを見てみると人気投票で不正が行われているとのことですが、そんなことをしてまで上位にしたいキャラクターがいるということの証でもあるでしょう。
もちろん不正はNGですが、ここまで推したいキャラがいるという事実が大切なのです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はワンピース『ONE PIECE』の海外人気についてチェックしてみました。
2022年に公開された映画が圧倒的に好評で興行収益も調子が良いという話を聞いていましたが、それに伴ったタイムズスクエアでの宣伝は知らなかったのでめちゃくちゃ驚きました。
あのようなイベントが海外でも開催されていたのなら、新たな顧客をゲットできるのも納得でしょう。
盛り上がり方もすごかったので、こういったイベントを世界レベルで行い販路拡大を継続してもらいたいところです。
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