アニメは日本を代表する文化ですが、2007年に放送され東京アニメアワードテレビ部門優秀賞などを受賞し、多くの方に愛された作品に『天元突破グレンラガン』というものがあります。
アニメ好きな方なら名前は聞いたことがあるこの作品は、なかなかに気合の入った作品でロボものが好きな方は強く推してくる作品でもあるのです。
日本ではある程度の地位を築いた作品ですが、海外での人気はいったいどのようになっているのでしょうか。
海外人気はどうなっている?
それでは具体的にこの『天元突破グレンラガン』の評価を見ていきましょう。
主に使うサイトは日本のアニメが大好きな米国人が創設した『MyAnimeList(myanimelist)』というサイトです。
ちなみに、海外のサイトでは『GURREN LAGANN』と検索するとヒットしますよ。
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アニメの評価について
参考資料
こちらの数字について簡単に解説すると、『Score』がユーザーの平均レビュー点数です。
『Ranked』がその平均レビュー点数から見えてくる点数による総合順位で、『Members』がその作品を応援しているフォロアーの数になり、そのフォロアーの数から総合順位『Popularity』となります。
平均レビュー点数は8.63点となかなか高く、総合ランキングでは73位と好位置についています。
フォロアー数は約150万人でこれも総合ランキングでは64位と好位置です。
両方とも100位以内に入っているので十分に好意的に受け入れられた作品と言えるでしょう。
他にも『Anime News Network(https://www.animenewsnetwork.com/)』という北米最大規模のアニメ紹介サイトでも同じように評価が見られるのですが、こちらでは10段階評価を同じくつけることができて平均が8.612点でした。
参考資料
これはこちらのサイト的にも十分に高評価なので、やはり受け入れられた作品なのでしょう。
あとは『Rtten Tomatos(https://www.rottentomatoes.com/)』というアメリカ合衆国の映画評論サイトがあるのですが、こちらはアニメの評価もしていますので覗いてみましょう。
その結果はこちらにあるように、評論家からは軒並み好評でユーザーからは88%好評をいただいている作品となっているようです。
参考資料
いろんなサイトを覗いてみましたが軒並み好評なので、海外でも人気の作品と言えるでしょう。
なぜここまで大人気なの?気になるツイートもチェック
それでは具体的にここまで『天元突破グレンラガン』が人気の作品となっている理由を見ていきましょう。
なかなかに秀逸なストーリー展開と派手でスピード感のあるアクションやストーリーあたりが好まれていると思いますが、他の方々の意見や指摘も見てみたいので気になるツイートも取り上げつつ考察していきます。
海外のロボ好きにも刺さった
<blockquote class=”twitter-tweet”><p lang=”ja” dir=”ltr”><a href=”https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw”>#トランスフォーマー</a><br><br>TF2010第26話『原始の呼び声』<br><br>言わずと知れた逆作画崩壊回。作画監督は菅沼栄治氏(ふしぎの海のナディアやグレンラガン)、プレダキングのカットは松尾慎氏(Zガンダムやエウレカセブン)が原画を担当。海外ファンからも高い評価を得ている。 <a href=”https://t.co/6wReCEW0di”>pic.twitter.com/6wReCEW0di</a></p>— 青空 (@ao_zooora) <a href=”https://twitter.com/ao_zooora/status/1272164849842130947?ref_src=twsrc%5Etfw”>June 14, 2020</a></blockquote> <script async src=”https://platform.twitter.com/widgets.js” charset=”utf-8″></script>
この『天元突破グレンラガン』が放送されたのが2007年ですが、このころは実はアメリカで『トランスフォーマー』の実写映画が超絶大ヒットを果たしておりロボものへの需要が世界レベルで一気に高まった時期と言われています。
ロボットは初代の『ターミネーター』のシュワちゃんのように敵役というイメージが欧米人、正確にはキリスト教圏では根付いており結構嫌われていたのです。
どうやらフランケンシュタインがロボットというイメージの人が多かったようで、味方というイメージが付きにくいといわれていました。
ガンダムなどのロボットもの作品としては結構きつい考え方なのですが、こういった考え方を払しょくした作品がこの『トランスフォーマー』だったのです。
ここから一気にロボ好きの外国人が増えたので、この流れに乗ってグレンラガンが好きになったという人が一定数はいると思います。
最近海外でソシャゲ化して根強い人気を発揮しているから
<blockquote class=”twitter-tweet”><p lang=”ja” dir=”ltr”>グレンラガンの海外版ソシャゲ<br>アニメのシーンそのまま使い回してるからついたくさんスクショしちゃった<br>操作可能なキャラが全部顔面なの漢のロマンすぎんか<br>シモンが好きだ <a href=”https://t.co/8KTIIQ974s”>pic.twitter.com/8KTIIQ974s</a></p>— あさP (@asgs_p) <a href=”https://twitter.com/asgs_p/status/1596202388255576064?ref_src=twsrc%5Etfw”>November 25, 2022</a></blockquote> <script async src=”https://platform.twitter.com/widgets.js” charset=”utf-8″></script>
こちらのツイートで海外版ソシャゲのグレンラガンを紹介しています。
この海外版のソシャゲについて気になる方はこちらの記事『アニメ『天元突破グレンラガン』初のスマホゲーム、台湾、香港、マカオ地域向けに2022年10月26日より配信開始!|KLab株式会社のプレスリリース(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000655.000006348.html)』をご覧ください。
2022年10月から台湾・香港・マカオ向けにグレンラガンのソシャゲがリリースされたという内容です。
アニメ本編が終わって10年以上経過しているのに、こういったソシャゲが作られているというのは根強いファンがすでにいっぱいいるという証でもあるでしょう。
やっぱりゲーム化するコンテンツは人気がないと難しいですよ。
ストーリーがいい
<blockquote class=”twitter-tweet”><p lang=”ja” dir=”ltr”>グレンラガン、もちろんストーリーも最高なんだけど<br>勢いと演出でここまで面白くなるんだなって思った</p>— ガビねる (@gabineru_tomori) <a href=”https://twitter.com/gabineru_tomori/status/1511345504910987268?ref_src=twsrc%5Etfw”>April 5, 2022</a></blockquote> <script async src=”https://platform.twitter.com/widgets.js” charset=”utf-8″></script>
熱いストーリーが好きという人もとっても多い『グレンラガン』ですが、この熱は海外の方々にも伝わっている人が多いようです。
実際に海外の評価や意見を見てみると『アクションと熱血の精神は最も重要なグレンラガンのポイント』とか『テーマとストーリーに強い道徳心のある見るべき作品』とか『誰にでも訴えかけるアニメ』とか『これまでにないロボットアニメ』などストーリー展開についてはべた褒めの人が多い印象を受けました。
あんまりネタバレになりすぎると興味を持ってこれから見ようと思った方にとってはよろしくないので、詳細は控えますが『最終回が素晴らしい』という声も非常に多いので、海外の方も満足できるような最後まで満足してみられる作品に仕上がっていると言えます。
熱さは今だからこそ珍しい?
<blockquote class=”twitter-tweet”><p lang=”ja” dir=”ltr”>配信お疲れ様でした<br>グレンラガンのストーリーが堪らないんよね<br>熱いところで熱く、そしてやったらかっこいいと思う事をやってくれるこの感じがたまらないんよね<br>来週はテッペリン攻略戦だけど本当に楽しみ!<br>明日の配信は仕事でアーカイブだけど楽しみに待ってるね<br> <a href=”https://twitter.com/hashtag/%E7%94%9F%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw”>#生スバル</a></p>— 🚑ヨシオ🚑・🎣・らぶちゅっちゅ3号・アヒージョ (@7Mairu) <a href=”https://twitter.com/7Mairu/status/1532740851016663040?ref_src=twsrc%5Etfw”>June 3, 2022</a></blockquote> <script async src=”https://platform.twitter.com/widgets.js” charset=”utf-8″></script>
日本人にとって昭和のスポ根アニメのような気合や根性を軸とした作品は正直見慣れた感じがとっても強いのですが、この『グレンラガン』はそういった古臭い熱さも存分に感じられる作品に仕上がっています。
こういった作品というのは実は欧米、とくにヨーロッパでは珍しいという意見もあったのです。
特に、フランスのような国では何よりも熱ではなく理性でことを運ぶことを是としてきた風潮があるとのことで、熱を中心に動く存在というのは異質であり珍しいとすら言われています。
そういった気合や根性を軸にしたヒーローがフランスでは希少なのです。
今ではなかなか見ることができないストーリーと主人公に好感を抱き、大ファンとなった方々も海外にはおそらくたくさんいるのではないでしょうか。
まとめ
今回は『天元突破グレンラガン』の海外人気についていろいろと調べてみました。
様々なサイトをのぞいてみましたが、絶対的な存在とまでは言えませんが総じて高評価となっている作品だということはわかりました。
その理由を探ってみるとロボ物に人気が出始めた時期とうまく重なったことや、海外では逆に珍しいタイプの主人公だったことが挙げられます。
たしかに、昨今の主人公タイプであれだけ根性で動くタイプは少ないと個人的にも思いました。
これからは気になった作品の主人公がどういったタイプなのかも気にしてチェックしていきましょう。
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