ネットで流行ったネットミーム集㉓元ネタがプロ野球のネットミームは?

今回はネットで流行ったネットミーム集まとめ記事の一つとして、ここでは昔流行ったやつで今もしばしば見かけるやつを紹介していきます。

今回は野球ネタを中心に、比較的新しいネタで今も使われていることが多いものをいろいろと紹介してきましょう。

このシリーズPART㉓になりますので、NO89~92となります。

野球に全く興味が無いという方でも、インターネットミーム化しているのが多いので聞いたことがあるとか見たことがあるというネタが多いと思います。

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ネットミームその89:戦う顔

元ネタ:中日ドラゴンズ
広がり始めた年:2022年

元ネタは2022年シーズンの野球で、中日ドラゴンズでのとある事件になります。

元中日の京田選手はこの年開幕から超絶不調で、2022年5月4日の対DeNA戦では16打数連続無安打を記録してさらに珍しいエラーも炸裂してしまいました。

その結果といえるのか、京田は直後の打席で代打を送られ途中交代となり、更に試合中に二軍へ強制送還を命じられるという事態になります。

その行動における試合後の監督インタビューで二軍送りになった理由が、『もう戦う顔をしていないんで外した』だったために、このワードが一気に有名になってしまいました。

この『戦う顔』というワードが使いやすすぎたのか、ちょっとでも贔屓されていると思われる選手が登場するたびにSNS上では『あいつは戦う顔をしているから』とネタにされました。

また干された選手が出ると、『あいつは戦う顔をしていないから』と他球団のファンでも乱用するようになって、しまいには野球とは別の競技は全く関係ない人達にも使われるインターネットミームになってしまったのです。

正直筆者も使いやすすぎるので、ネット上で遊んでいるときについついこの言葉が出てしまうことがあります。

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ネットミームその90:予祝

元ネタ:阪神タイガース
広がり始めた年:2022年

元ネタは2022年の阪神タイガースで、発言した人およびその行動をとったのは阪神の矢野燿大元監督です。

予祝というワードを辞書で調べるとこうなっています。

豊作や多産を祈って,一年間の農作業や秋の豊作を模擬実演する呪術行事。農耕儀礼の一つとして〈予祝行事〉が行われることが多い。あらかじめ期待する結果を模擬的に表現すると,そのとおりの結果が得られるという俗信にもとづいて行われる。

参考資料

コトバンク 予祝(読み)よしゅく

要するに、『優勝したいという考えがあるのなら自分が考える日本シリーズ優勝の瞬間を実演してしまえば優勝できるやろ!』という理論です。

その考えに基づいてキャンプ中の2022年2月19日に予祝胴上げが行われて、めちゃくちゃ話題となったのです。

さらに2022年シーズンの阪神はセ・リーグワースト記録となる開幕9連敗というとんでもないスタートダッシュの失敗も発生、この予祝胴上げとセットでめっっっちゃくちゃネットでネタにされました。

現代日本人でもなかなか使わないはずだった『予祝』というワードが一気にメジャーな単語になってしまったきっかけであり、ある意味でインターネットミームの一つになってしまった単語なのです。

ネットミームその91:氣

元ネタ:中日ドラゴンズ
広がり始めた年:2022年

元ネタは2022年シーズンの中日ドラゴンズです。

この『』は『気』の旧漢字で、立浪監督が現役時代からサインに添えてきた、最も自身を表す一文字です。

『氣』は序盤の快進撃では良い意味で使われていたのですが、負けが混み始めるとこのワードが悪い意味で使われるようになってまたネット上で広まってしまいました。

具体的には、『氣にしろよ立浪』とか『氣っしょいベースボール』といった使い方をされていたのですが、最終的には立浪監督そのものを『氣』と表現する人が登場するようになり、こういった使われ方からも広まってしまったのです。

その結果、旧字体の感じであるはずなのにネット上で当たり前のように見かける漢字の一つとなり、今ではネット上のどこでも見かける漢字の一つです。

元々は『氣志團』が使っていたために、そこまで馴染みが無いワードではないのですがこの中日ドラゴンズが原因で爆発的に広まったと言えるでしょう。

ネットミームその92:BIG BOSS

元ネタ:日本ハムファイターズ
広がり始めた年:2021年

元ネタは日本ハムファイターズに2021年監督となった新庄剛志監督です。

就任会見で『監督と呼ばないでください。BIG BOSSでお願いします』と発言したことで、2021年オフシーズンはものすごく盛り上がりました。

元々この『BIG BOSS』は『メタルギアソリッド』というゲームでも登場するワードでもあるので、かなり馴染みがあったのですが、非常に有名な選手であり監督としても知名度が爆発的に高い新庄剛志監督が用いたとなれば広まる速度は桁違いです。

今でもこのワードを用いる人はかなりいるのですが、偉大なる上司や仰ぎたくなる先輩などに用いるといった使い方をしていましたね。

ただし、この単語だけでは海外のSNSが引っかかることも多いので、検索する時は注意してください。

まとめ

今回はネットミーム集ということで、近年の野球でインターネットミームになったり流行したワードをいろいろと紹介してきました。

○『戦う顔』は本当に使い勝手が良くて今でも使っている人が多く、野球とは関係ないところでも使っている人がいるぐらい広まっている
○『予祝』はインターネットミームというよりも、当たり前のように使われるようになった言葉になった
○『氣』や『BIG BOSS』ももはやネット上で浸透しているワードの一つとなっている

野球ネタはやっぱり非常に広まりやすく、一部のワードはもはや野球以外でも使われるレベルとなっています。

特に『戦う顔』に関しては頻繁に見られる単語となっているので、気になる方は元ネタを調べてみると面白いですよ。

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